プロフェッショナルのレビュー・感想・評価
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プロフェッショナルかな?
元暗殺屋が自分の気に入っている子供のために人を殺して報復が始まり、それに立ち向かう。自分には主人公が勝手なやつに思えて仕方ない。悪者なら殺していいと殺しを軽く見てますね。格闘シーンもプロフェッショナル?とは思えませんでした。
クリントテイストの秀作
映画好きには見逃せない一本!
リ−アムニ−ソンのファンなので鑑賞しに
行ったのですが、脚本、撮影描写、俳優
等非常に丁寧且つオ−ソドックスながら無駄がない為、間延びがない。
先が読めると言えばそうかもしれませんが
主人公のリ−アムは超人的に悪人をやっつける訳でもなくエンディングも大袈裟な会話もなく、それでも「ジワッ」心が暖かくなる。。
こんな映画は久しぶりだな〜
チェックしたら監督のロバ−ト.ロレンツ
はクリント.イ−ストウッドの「マディソン郡の橋」で助監督を務めて以来、ずっと彼の下で映画を学び、私のお気に入りの一本でもある「ミリオンダラーベイビー」の製作総指揮をやっていたとは知らなかった。
クリントテイストの映画だよ!
「いい映画観た」
と思ったのは私だけではないはず。
Naki
50年前のアイルランドの片田舎のお話
リーアムニーソン好きが前情報を入れずに鑑賞。
知っている情報はリーアムニーソンが殺人を生業にしていることくらい。
1970年代のお話なので登場する車はどれもレガシーな香りが漂う。
ケリーコンドンが敵役ですが、ストーリーの最初に人情的な一面を見せるもののその振りが何なのか分からなくなるほどのお馬鹿なブラコン。
ジャックグリーソンは初めて見ましたが味のある演技でよい役者さんですね。
アイルランドの牧歌的な片田舎で進むストーリーで楽しめました。
本編で流れた原題が全然違いそうなので調べたところ「In the Land of Saints and Sinners」で日本語訳は「聖人と罪人の地で」とのこと。
原題の日本語訳は難しいがまだこちらの方が意味が分かります。
プロフェッショナルはタイトルとして失敗しているかな。
兄貴の冒険
今度のニーソンは一味違う
70年代の北アイルランドを舞台に、引退を決意した殺し屋が、ベルファストで爆弾テロ事件を起こして田舎町に逃げてきたIRAのテロリスト達と死闘を繰り広げるハードアクション。
北アイルランドの静謐な空気が、作品に品格と重厚感と余韻を与えていていつものリーアム・ニーソン作品とは一味違う。
殺し屋稼業から足を洗おうとしている主人公と、後を託そうとしている若い殺し屋との関係性も魅力的だ。
監督のロバート・ロレンツがイーストウッド組の番頭みたいな立場で、「グラン・トリノ」以降の作品に関わっていると知り納得。
原題は「in the Land of Saints and Sinners」(聖人と罪人の地で)、これがどうして「プロフェッショナル」なんてB級アクション臭漂う邦題になるのか理解に苦しむ。
作中で主人公が友人の警官にドストエフスキー「罪と罰」を勧めるのも、タイトル回収っぽくていい。
70年代アイルランドの政治的背景を見事に反映させた一作
原題は"In the Land of Saints and Sinners"「聖人と罪人の地で」。
日本側の広告・宣伝の影響もあるのだろうか、「プロフェッショナル」というタイトルでつけられているが、原題を理解した上で鑑賞するのがおすすめであろう。その事もあり、4.5という配点をつけた。
本作は、70年代アイルランドで起こった爆破テロをベースにした場面が描かれており、アイルランドの歴史的・政治的背景を見事に反映させている。また70年代当時のアメリカの状況も「音楽」の観点からも再現されている点も素晴らしい。
キャスト陣もアイルランド出身の俳優を起用しており、当時のアイルランド史を忠実に再現しようとしたロバート・ロレンツ監督の「本気度」が見て取れる。長年クリント・イーストウッドと共に映画業界を牽引した事もあるのだろうか、本作は現代版西部劇の様相も伺える。
近年において、日本ではこのような映画が映画館でほとんど公開されていないまま、動画配信サービスやレンタルビデオ店などの形で提供される事が主流になっている。ところが、本作が日本の映画館で公開されている事をはじめ、映画を通じて過去の「歴史」を体感できる。そのような観点から、映画館で本作を鑑賞することをおすすめする。原題の意味を理解した上で鑑賞するとなお良しだろう。
いつものリーアムニーソン的映画ではなかったです、が・・・
プロフェッショナル?
あらすじを知ったら、やっぱり「いつもの……」と思うかもしれません。でもそうではないのです!
リーアム・ニーソンが主演を務め、1970年代の北アイルランド紛争を背景に、伝説の殺し屋が爆弾テロリストの壊滅に挑む姿を活写したハードボイルドアクション。
●ストーリー
1970年代、北アイルランド。長年にわたり殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィー(リーアム・ニーソン)は引退を決め、海辺の町グレン・コルム・キルで正体を隠しながら静かに暮らしていた。
そんなある日、首都ベルファストで凄惨な爆破テロ事件を起こしたデラン・マッキャン(ケリー・コンドン)をリーダーとするアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが町に逃げ込んできます。
彼らのひとりが地元の少女を虐待していると知ったことでフィンバーの怒りに火がつき、彼は少女を助けるために制裁を下すことを決意します。テロリストとの殺るか殺られるかの壮絶な戦いが幕を開けることに。後戻りできない状況に追い込まれたフィンバーはテロリストたちを完全制圧するべく、最後の命懸けの戦いに身を投じていくのです。
●解説
映画タイトルとリーアム・ニーソン主演というだけで、「いつものアクション映画だろう」と見るのを避けていました(^^ゞ
でも時間が空いたので見てみたら、喰わず嫌いをいたく反省することになったのです。
皆さんも、あらすじを知ったら、やっぱり「いつもの……」と思うかもしれません。でもそうではないのです。ただ『96時間』と比べると派手なカーチェイスもないし、敵役となるグループも、これまでの作品と比べるとショボいかもしれません。
でも本作をよく見ると、正統派の西部劇のスタイルを踏襲し、オーソドックスなアクション演出に徹し、俳優たちの演技は渋く手堅いという、どこかで味わったことのある名作の空気を感じることでしょう。
実は、本作の監督は何本もイーストウッド作品のプロデュースを手掛け、彼が主演した「人生の特等席」を監督したロバート・ロレンツ。撮影もイーストウッド作品の名手、トム・スターンなのです。つまり、本作はクリント・イーストウッド監督作のようなティストを色濃く持った作品なのです。
一連のイーストウッド作品では、「許されざる者」(1992年)をイメージしやすいけれど、海岸沿いを走る車を捉えた空中撮影や音楽とレコードへのこだわりは、彼が71年に初監督した「恐怖のメロディ」を思い出させます。
西部劇風の音楽も、彼がよく主演していたマカロニ・ウエスタン風です。総じて、巨匠として評価される前のイーストウッド映画を模したかのように見えるのは、要は愛すべきジャンル映画なんだといえることでしょう。
とにかく引退したはずなのに、腐れ縁で取り次ぎ役のロバート・マキュー(コルム・ミーニー)からの仕事を引き受けてしまうフィンバーでしたが、ひとり殺す度に、罪の意識に打たれてしまう姿は、哀愁が漂い、こんな苦悶するスナイパーを演じるのは、さすが年季のいったニーソンならではと感じました。
●『プロフェッショナル』&『アマチュア』同ジャンルの作品がなぜか同日に公開。
奇しくも同日公開となった作品に、映画「アマチュア」あります。闘い方には全く無縁のアマの復讐者とプロの殺し屋を描く洋画のエンタメ作が、なぜか同日に公開されわけです
「アマチュア」の復讐者は殺しに徹しきれない男です。とはいえ、頭脳戦では卓抜な手腕を見せます。世界各地を股にかける彼はヒーロー的風格をもっていました。
「プロフェッショナル」の殺し屋は引退を考え、庭いじりに備えていました。強じんな精神の持ち主でありますが、ヒーローには縁遠いと存在といえそうです。
前者は頭脳戦が腕力を超えていく展開に引き込まれるが、カタルシスはそれほどではありません。後者は殺し屋が、ある復讐者から追撃される際の対峙の仕方が見せ場となります。彼もまた、ある不幸を背負ってきたのです。その深い傷痕が、しだいにせり上がってきます。アマとプロ。その意味合いの複雑さ、深さを、2作品から知ることになるでしょう。
傑作!
まず声がいい。
なんでこのタイトルにしたんだ。
朝アマチュア観て、レイトでプロフェッショナル観たんだけど、50のオバチャンには圧倒的にプロフェッショナルの方が刺さるwラスト切なくて泣いたし。とても良いノワールですね。邦題やポスターの雰囲気と内容が違いすぎるw
原題は「In the Land of Saints and Sinners」聖人と罪人の地でみたいなしっとりしたタイトルだよ。同じ日にアマチュアとベテランとプロフェッショナルが公開になったのは面白いけど、邦題め。
リーアム・ニーソンが大暴れして無双するアクション映画なのかな?と思いながら観たら、全然違った。50年前のアイルランドで、そろそろ隠居して庭いじりでもしようかなんて殺し屋の、田舎の村での人情物語だったよぉ⋯もう、50にもなると、こういうので泣いちゃうんやて。
風景も良いし、劇伴も良いし⋯建物とか部屋の装飾とか、アイルランドのパブで笑顔で過ごし、陽気に踊る人達。イイ⋯。なんだこれ、めっちゃイイやん⋯。
パブで話した内容と本の意味が繋がって、伝えたい言葉になってる。おじの友情ぉ!
メインキャラクターそれぞれ丁寧に描いてて良かったな、分別ある大人も多くて良い。そしてIRAとか関係なくあのロリクズは死んでヨシ過ぎた。もっと長く長く苦しんで欲しかったぐらい許せん。
ともかく、猫ちゃんと幸せになって欲しい。
みんな善悪が中途半端で入り込めなかった
2025年劇場鑑賞119本目。
エンドロール後映像無し。
リーアム・ニーソンが殺し屋という事であーまた悪党が迂闊にリーアムに手を出して痛い目見るやつか、と思ったのですが今回は違いました。
テロリストが子供を巻き込んで爆発させてしまう所から始まったので、てっきりその家族の元殺し屋が復讐するののかと思っていたのですが、リーアム全然元じゃなくて現役バリバリだし、特殊工作員的な強さ持ってるわけでもないんですよね。
このリーアム演じる主人公は、村では人当たりのいい人物として描かれており、それは溶け込むための演技ではなく、仕事をしていない時は心から村の人達を大事にしているのですが、そんな人が人殺したらダメでしょう。ターゲットも今殺さないと被害者が増えるという悪人でもなく、テロリストも一応子供が巻き込まれるのに多少の躊躇をしたり、弟には愛情があったり、リーアム側の殺し屋の仕事仲間もどこかいいところがあって、善人でも悪人でもない中途半端な人たちばっかりなんです。村の人達は善人として描かれますが戦いにはただ巻き込まれるだけなんですよね。
善の心を持つ者が悪人を許さないみたいな感じだと感情移入できたのですが、誰にも感情移入できず入り込めなかったです。
ジャック・ヒギンズ作品のような味わい
最近はシロートが殺し屋になる映画が多かったけど、こちらは正真正銘のプロの暗殺者のお話しで、ドンパチだけでなくドラマ的にもいい感じでした。爆弾テロ犯のIRAテロリスト達が逃げ込んだ先のアイルランドの田舎で、引退間際の初老の殺し屋と対決するストーリーです。まず何よりもカメラが素晴らしく、アイルランドの田舎の美しい風景に引き込まれます。殺し屋と言う裏稼業をしながら主人公が、この美しい田園で友人の警察署長や村人達との交流する穏やかな生活が丁寧に描かれています。また、聖人と罪人の狭間に立つ矛盾を抱えた主人公や、彼の正体を薄薄知りながら見逃す警察署長、凶暴でいながら弟を盲愛する女テロリストなど、登場人物の描き方も魅力的です。クライマックスの銃撃戦からしんみりとした幕切れと、昔読んだジャック・ビギンズの冒険小説のような味わいでした。監督のロバート・ローレンツの演出は、目新しい物はないけど手堅くまとめた感じで、西部劇調なのはクリント・イーストウッドのスタッフだからかな?役者では、リーアム・ニーソンが、アイルランド人だけに役柄にガッチリとはまっていて、ショットガンを抱えて佇む姿が絵になります。女テロリスト役のケリー・コンドンも、迫力ある演技でした。
想像とは違いましたがなかなか良かったです
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