プロフェッショナルのレビュー・感想・評価
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原題「In the Land of Saints and Sinners」のままの方が良いかと
同日公開の「アマチュア」とどちらにしようかなと少し悩み、まずはプロの仕事を観ようと、本日は「プロフェッショナル」に行きました。
アイルランドの豊かで壮大な風景を舞台に、穏やかで優しき魅力ある村の人々、行き交う1970年代のデザインカーと、物語よりそっちが目に行ってしまう中、ストーリーはマーフィー(リーアム・ニーソン)の静かで強くて優しき男っぷりが高倉 健氏に重なり、「北海道のとある僻地で刺客をやっている男が、引退したけど、町に逃げ込んできた日本赤軍のグループに巻き込まれ、居酒屋で銃撃戦してやっつけた。」と昔の邦画に置き換えできてしまう内容で、現代の「プロフェッショナル」というタイトルからイメージする尖ったアクションや仕掛けは少なく、町中でのいざこざ止まりでスケール感が広がらなかった印象です。
「In the Land of Saints and Sinners」(聖者と罪人の地にて(小生の勝手訳))という原題の方が納得して観られたと思います。ラストに教会が出てきますが、プロテスタント系かカトリック系かわかる方なら物語の深み、感じ方が変わるのかもしれません。(私はわからずです)
けっこうよかった
殺し屋が引退しようとすると大抵の場合組織から追われる身となる。しかしこの映画では組織自体が小さいというか個人で請け負っているみたいな感じで、引退がすんなり認められる。元々奥さんがいてこじんまりとした自宅もあって、質素な暮らしぶりで殺し屋にしては荒んでいない。
テロリストの女が、冒頭で子どもを救おうとする。心優しい女なのかと思ったらとんでもなく凶暴だ。彼らは彼らなりに事情があるのだろうけど、隣のおばちゃんを殴るなどひどい。
殺し屋の若者が気のいい男だったのにあっさり殺されて悲しい。
なんと今日はアマチュアと云う映画とプロフェッショナルと云う映画が同時に封切なので2つとも鑑賞しました。
プロフェッショナルはリーアム・ニーソン主演。1970年代、北アイルランドが舞台。
長年殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィーは引退を決め、海辺の町で正体を隠しながら静かに暮らしていた。
そんなある日、首都ベルファストで爆破テロ事件を起こしたIRAの過激派グループが町に逃げ込んでくるが首謀者の弟が地元の少女を虐待していると知り殺害する。
それを知ったテロリストの首謀者がフィンバーに報復を企てるが返り討ちにする。
しかし、リーアム・ニーソンも72歳になって、きれがないのが気になりました。
ちょっと切なさがある
リーアム・ニーソン版『許されざる者』
北アイルランドの田舎町で暮らし、引退を考えていた暗殺者フィンバーが、思わぬきっかけで過激テロをベルファストで仕掛け逃亡してきたIRAグループと対峙する事となり…
武力でイギリスから独立を勝ち取ろうとする過激派IRAのテロ行為。その犠牲となった者の復讐譚はジャッキー・チェン主演の『ザ・フォーリナー/復讐者』があるが、本作はそのIRAテロが激しかった1970年代のお話。
すっかりアクション俳優として認知されたリーアム・ニーソンだが、かといって本作は『96時間』シリーズのような激しいカット割りアクションはない。敵対するテロリスト達も1人を除いて超極悪というわけでもなく、舞台が牧歌的な町という事もあって展開は終始地味だし、ド派手な見せ場もない。『ジョン・ウィック』のような洗練されたコレオグラフィが見もののアクションとは対極に位置する。
ただ、個人的には実に味わい深くコクがある。70代に入ったリーアムの円熟味に加えて、脇を固めるコルム・ミーニーやキリアン・ハインズ達が渋さに拍車をかけている。フィンバーに憧れる若き殺し屋の存在も含め、どことなく『許されざる者』を彷彿とさせ、フィンバーが亡き妻への哀愁を抱えているという点もウィリアム・マニーとダブる。というかリーアムが妻を亡くした男を演じるのはこれで何度目だろうか。
アイリッシュ製ウイスキーを片手にじっくりと観たくなる一作。もっともハイボールにしないと飲めないんだけど。
ロリー・ギャラガー ♪Live in Europe を片手に
Condemned as ‘un-American’ upon release, ○○○○’s
1954 classic remains one of the most forward-thinking
films of its era.
今では、名作と呼ばれ、西部劇を一変させたとされる映画も時代によっては、「最低な映画」と言う烙印を押されていたこともある。
まあ、それはさておき。
最近のニーソンの映画は、個人的には期待するばかりで、つまらないものがほとんどで、この映画もあまり大してはないだろうと思ってあきらめ半分で鑑賞... この監督って、クリント・イーストウッドのもと映画製作に関わり、射撃の名手『マークスマン』を撮った人だったとは知らなかった。
だからなのか? イングランドではありえないノスタルジックで派手さのないアイリッシュ・フィルムとなっている。それとニーソンの事をアメリカ人の監督は、ある意味、尊敬のまなざしと共に考えているってとこ。それは共時性から分かれば幸いです... 愛する人を亡くした男の方!
現地の人は、その飲み物を種類は変われど... 例えば
赤道に近いアジアの国では一年中暑いために"のどごし生"の炭酸飲料なのに氷を入れて飲み(おこちゃまと同じように極東のエイプ達は味が劣るとして飲めない)、あるところでは、今見るとイメージがだいぶ違う、コクのあるオレンジ色の中にゆっくりと泡立ちマッタリとしたアルコール炭酸飲料...etc. そしてアイルランドと言えば、下等動物の国では100年後に現れた大人の飲み物が、タバーンにあるカウンターに小道具として象徴的に何気なく置かれている。そして、その左ハンドル好きでつむじが左巻きの尻尾を無くしたこいつらには決して似合わない右ハンドルのフォード。何と言っても脇をを固めているのがSci-Fi ドラマ『新スター・トレック』に出演したコルム・ミーニーをはじめアイルランド出身の俳優陣であることが挙げられる。(※スタッフも全てアイルランドの方達)
でもって、事件が発生するきっかけとなった場所が、彼が演劇を始めた北アイルランドの首都ベルファストであること。
彼は以前、敵対する元 "IRA" メンバーの役を務めたことがあるけれど皮肉にも本作では真逆の立場を担っている。
『マークスマン』でも描いているように弱い立場の子供を助ける地味でアイリッシュ魂を感じるローンウルフ映画となっている。
アイルランドには行ったことがないけど緑を基調とした風景と映像やタバーンの雰囲気などと相まって、思っていた以上にリズミカルなアイリッシュ音楽を満喫できたのも特徴と言えるけど敵役が女性ではねぇ~...
決して女性差別ではありませんけど... 何か?
ただ権利上、よその国では映画館ではなくて、デジタル・プラットフォームで配信が開始されている。失礼、興ざめでないことを祈ります。
リーアム・ニーソンが主演を務め、1970年代の北アイルランド紛争を...
リーアム・ニーソンが主演を務め、1970年代の北アイルランド紛争を背景に、伝説の殺し屋が爆弾テロリストの壊滅に挑む姿を活写したハードボイルドアクション。
1970年代、北アイルランド。長年にわたり殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィーは引退を決め、海辺の町グレン・コルム・キルで正体を隠しながら静かに暮らしていた。そんなある日、首都ベルファストで爆破テロ事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが町に逃げ込んでくる。彼らのひとりが地元の少女を虐待していると知ったフィンバーは少女を助けるために制裁を下し、テロリストたちと対立することに。後戻りできない状況に追い込まれたフィンバーはテロリストたちを完全制圧するべく、命懸けの戦いに身を投じていく。
共演は「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジャック・グリーソン、「ベルファスト」のキアラン・ハインズ。「マークスマン」でもニーソンと組んだロバート・ロレンツ監督がメガホンをとった。
プロフェッショナル
2024/アイルランド
配給:AMGエンタテインメント
いつもの、ただの「舐めてた相手が実は殺人マシンでした映画」じゃなかった。日本の宣伝、邦題がミスリードすぎる。
ニーソン主演の他のB級アクション(「舐めてた相手が実は殺人マシンでした映画」)かと思ったら違っていた。
これは絶対、日本側の映画宣伝のミスです。
邦題も、ポスター・チラシのビジュアルとコピーも、絶対「いつもの観なくてもいいやつと同じ」と思わせています。
危うくパスするところでした。
1974年のアイルランド。引退を決意した老齢の暗殺者フィンバーが、少女を守るため、IRAの過激派集団と戦う。
最果ての地の荒涼たる自然。
暗い過去に決別し新たに静かな生活を送ろうとする老暗殺者の物語。
まるでイーストウッドの西部劇のようでした。
ニーソンはじめ、アイルランド出身者で固められた俳優陣がイイ。
敵役の女リーダーの非情さ、したたかさ(任務のためと言いながら、結局私情のために行動)を演じたケリー・コンドン。
男の友情を静かに演じたキアランハインズ。
儚い夢と危うさを持ったジャック・グリーン。
コルム・ミーニーの出演に驚いた。私にとっては「スター・トレックネクストジェネレーション」の転送主任オブライエンとして、とても親しみ深い。
そうでなくても「アマチュア」「ベテラン」「レジェンド」と同日公開の「プロフェッショナル」という非常によくできた冗談みたいな状況で、全作観るのは大変なところ、自分は「ベテラン」第2作の後に鑑賞。
明日「アマチュア」を観ます。
中国に魂を売ってしまった人が主演の「レジェンド」はパスします。
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