劇場公開日 2025年4月11日

「今度のニーソンは一味違う」プロフェッショナル ku-pa-さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今度のニーソンは一味違う

2025年4月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

70年代の北アイルランドを舞台に、引退を決意した殺し屋が、ベルファストで爆弾テロ事件を起こして田舎町に逃げてきたIRAのテロリスト達と死闘を繰り広げるハードアクション。

北アイルランドの静謐な空気が、作品に品格と重厚感と余韻を与えていていつものリーアム・ニーソン作品とは一味違う。

殺し屋稼業から足を洗おうとしている主人公と、後を託そうとしている若い殺し屋との関係性も魅力的だ。

監督のロバート・ロレンツがイーストウッド組の番頭みたいな立場で、「グラン・トリノ」以降の作品に関わっていると知り納得。

原題は「in the Land of Saints and Sinners」(聖人と罪人の地で)、これがどうして「プロフェッショナル」なんてB級アクション臭漂う邦題になるのか理解に苦しむ。

作中で主人公が友人の警官にドストエフスキー「罪と罰」を勧めるのも、タイトル回収っぽくていい。

ku-pa-
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