「北欧の美しい景色をバックに人それぞれの正義が描かれるハードボイルドアクションの秀作」プロフェッショナル Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
北欧の美しい景色をバックに人それぞれの正義が描かれるハードボイルドアクションの秀作
重厚な映像美と落ち着いた演出、そして主演のリーアム・ニーソンさんのシブい佇まいが上手くマッチしていて、更にストーリーも冒頭のド迫力の爆破テロシーンから目が離せない展開でグイグイ引き込まれるとても見応えのある作品でした
大好きな『ベルファスト』(2021)や『イニシェリン島の精霊』(2022)と同じアイルランドが舞台、映し出される風景がすごく雄大で綺麗、それだけでも観て良かったと思える作品です
リーアムさん演じる主人公は自身との葛藤を続けながら人をあやめる“始末屋”となっていたが、引退を決意した所で不本意な闘いに巻き込まれていくという展開
やるせない複雑な心境に加え爆発しそうな感情を押し殺し冷静に努めようと振る舞うリーアムさんがメチャクチャかっこよかったです
と、いろいろ魅力的な本作ですが、そんな中でも一番印象的だったのは過激派グループのリーダー格を演じたケリー・コンドンさん
すごく美人で『イニシェリン島の精霊』(2022)でも出番が少ないのにまあまあの存在感を残していたのが記憶に新しいですが、本作では打って変わって常に落ち着かなげにイライラしていて、感情むき出しで直ぐにヒート・アップする怖い怖〜い姐さんを演じていて強烈に印象的でした
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