「高校生らしい心を表に」80年後のあなたへ 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)
高校生らしい心を表に
私が高校生だったのはン十年前。こんなに心の内にある真面目で一途な思いを皆が表に出せていたかと考えると疑問もある。恥ずかしすぎる。この映画はその心の中にしまいがちな気持ちを表に引き出して作られている。
ワルがない。でもたまにはこの子供から大人になる時代だけが持つ真っ直ぐで純粋な言葉を耳にするのもいい。
名古屋。義理の祖母の家は大きかった。祖母の家は焼けなかった。そして終戦と同時に米軍将校の住居になった。空襲はパイプラインも避けた。上陸後、自分達が困らないようにするためだったと聞いている。それが戦争をした相手だった。
80年前の17、18歳が思っても口にすることは許されなかった言葉。今の高校生はそれができる。
80年後もどうかそうでありますように。
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