「「よそさん」のまどかの図々しさにイライラしっぱなし」ぶぶ漬けどうどす ふくすけさんの映画レビュー(感想・評価)
「よそさん」のまどかの図々しさにイライラしっぱなし
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京都嫌いは人嫌い ではなかった。
京都人はイケズだ!
を徹底的に揶揄して笑わせてくれる映画を期待して観に行った。
違った。
終始、深川麻衣演じる、まどかの図々しさと勘違いの連続にイライラさせられた。
むしろ京都人は「よそさん」を持て余しながら、梓姉さんなどは何かと京都の作法を指南してくれている。
京都は変わらないのが良いのだ。
というのはまさに「よそさん」の勝手。
まどかは夫を漫画の作画担当に寝取られても、もはやそれもネタ。
京都を守る使命感に囚われて、どんどん視野が狭くなって行く。
扇屋の主人(松尾貴史)が「京都はずっとよそさんに、壊されてきたんや」の言葉はこの映画のテーマではないか。
京都はこうあって欲しい、「ぶぶ漬けとうどす」をも含めて。
京都は「よそさん」に壊されつつある。
室井滋演じる環義母さんはまどかに本音をぶつけるが、それさえもまどかにとっては「ぶぶ漬け」だ。
ちっとも通じやしない。
ネットの言説が京都を飲み込んでいく。
今、必要なのは京都的な裏を読む力ではないのか?
もはや絶望的だが…
まさかこんな感想になるとは思わなかった。
いっぺん周って京都を深く愛する京都的な映画だ。
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