「一人称視点でえがかれる黒人差別問題」ニッケル・ボーイズ ハングさんの映画レビュー(感想・評価)
一人称視点でえがかれる黒人差別問題
テーマは重々しくも、ストーリーはシンプル。
そして、撮影手法で圧倒され感情を揺さぶってくる。
視聴者を飽きさせない。
どんどん作品に取り込まれていく。
また、一人称視点で撮影することで
視聴者に悲惨な現実を体験させようという意図を感じる。
主人公2人の演技が素晴らしく、特にエルウッド役の方の目がもの悲しげに訴えかけてくる。
映画にぶん殴られるような感覚で、観終わった後はすごい作品を観てしまったなと放心状態。あまり味わったことのない鑑賞後感。
これはアカデミー賞にノミネートされるわ。
映画館で観たかったなと思わされる作品。
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