劇場公開日 2025年11月28日

ナイトフラワーのレビュー・感想・評価

全262件中、221~240件目を表示

5.096点/☆4.6

2025年11月29日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞後も胸の奥がじんわりと熱いままで、しばらく席を立てなかった。
終盤になる頃には、自分でも驚くくらい必死に祈っていた。

「もうこれ以上、この家族から何も奪わないで。どうか悲しい結末にはしないで。せめて希望だけは」そんな願いが、喉の奥で何度も繰り返されていた。

物語の筋だけ見れば、想像通りの展開と言っていい。
そりゃあ闇の世界に足を踏み入れれば、無事で済むはずがない。忠告だって受けている。
それでも踏み入れなければならないほど追い込まれていて、救いのない環境の中で、子どもたちに未来を見せたいと願う母親の気持ちが痛いほど伝わる。

行政に頼ろうとする場面も丁寧に描かれていて、
彼女なりにできる限りのことはしているのに、それでもどうにもならない心理描写が胸に迫る。
だからこそ、一時の気の迷いのように見えた行動が、どうしようもない毎日から抜け出す僅かな可能性に賭けた必死の選択だったのだと痛いほど分かる。

これまで働き詰めで子どもの相手もまともにできず奔放に育ってしまった息子。
一方で、劣悪な環境でも母の背中を見て育ち、わがままひとつ言わない娘は、空腹でも我慢して給食のおかわりで食いつないでいた。

地域の児童学習センターの無料バイオリン教室だと母に嘘をつき、
その時間を奪われたくない一心で、母が働く間に駅前で演奏し、投げ銭を集めようとする健気な姿に胸が締めつけられる。

ストイックに格闘家を目指しトレーニングを続ける一方、
足りない生活費のために夜の仕事を淡々とこなす多摩恵。
不器用ながらも目標に向けてひとつずつ積み上げ、ボロボロになりながらリングに立つ。
頼る人もなく、それでも生きていくために現実を受け止めるしかない。
他のバイトもしていたのだろうが、その不器用さゆえ長続きしなかったのだと想像できる。

そんな夏希と多摩恵が出会い、闇の世界に足を踏み入れていく。
一歩間違えば取り返しがつかない。子どもたちにまで危険が及ぶ可能性すらある。
それでも覚悟せざるを得ないほど現実は厳しく、手元には数百円しかない。

やがて危ない手段で得た僅かなお金が、これまでしてあげられなかったことを叶え、
苦しみから一瞬だけ解放してくれる。
その束の間の幸せが、かえって余計に苦しい。やっと掴んだささやかな日常が、いつ崩れ去ってもおかしくないから。

次第に友情が愛情へと変わっていく過程も細やかに演出され、夏希の娘に向けられる無垢な愛や、母性のような感情の芽生えも丁寧に描かれる。
友達から家族へと変化していく関係性。
自分には救ってくれるような強い母親はいなかったからこそ、見捨てず逞しく生きようとする夏希に寄り添ううち、同情だった感情が愛へ変わっていくのが痛いほど伝わる。

田中麗奈が画面に現れるたび、
「何が起きるのか」「どうなってしまうのか」ホラーのような恐ろしさが漂う。
娘に愛情を注いできたのは夏希だけではない。
不器用でも言うことを聞かない娘を必死に育て、自分なりに戦ってきたのは彼女も同じだ。
だからこそ、突然娘を奪われた絶望が狂気に変わってしまうのも自然に見えてしまう。

復讐を決意し、売人の夏希ではなくその娘に銃口を向けた瞬間の恐ろしさ。見ていられなかった。
そんなことは起きてはいけない。してはいけない。
たとえ娘を奪われた現実があっても、そんな復讐だけは絶対にダメだ。私はスクリーンに向かって心の中で叫んでいた。

三つの質問、アパートに響いた銃声。答えが明かされないままモヤモヤは残る。
けれど、夜にしか咲かないはずの花が昼間に咲き、四人が抱き合う光景、これは誰かの夢なのか、それとも起こるはずのない奇跡なのか。
含みを残した終わり方に、どうか幸せであってほしいと願いながらエンドロールを眺めていた。

珍しくはないストーリーで、見たことのある展開だとしても、新たなエッセンスが絶妙に絡み合い、深い感動を生んでいる。

なぜ北川景子なのか、なぜ森田望智なのか、なぜ渋谷龍太にオファーしたのか。

キャスティング、ひとつひとつのシーン、セリフに頼らず物語を紡ぎ、グラデーションのように感情移入させる演出。

分からない部分は想像に委ねつつ、伝えるべきメッセージはしっかり描ききる。
『ミッドナイトスワン』でも見せた、弱者の現実と、社会に見捨てられた者たちが救いを求める姿、もがきながらも抜け出そうとする美しさを描くのが巧い。

こんなにも心がグラグラ揺さぶられたのは、スクリーン越しに伝わってくる役者たちの訴える熱量、それを支える監督の手腕と音楽の力だろう。

リングに向かう多摩恵。
入場曲は「ラ・フォリア」(狂気・常軌を逸したの意)小春のバイオリンの曲。
もがきながら戦う気持ちが、いや、家族四人の想いが重なっていく。
血だらけになっても、顔がぐしゃぐしゃになっても、そこから目を離してはいけない。

この作品は、一生忘れられないものをくれた。

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映画感想ドリーチャンネル

3.5日本人に迫る貧困が怖くなってくる映画

2025年11月29日
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泣ける

怖い

幸せ

そして自分を見てくれている「家族」がいることの温かさ。

子供たちは宝物だね。

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Ninetendo

5.0苦しいけど、何度も観たくなる映画

2025年11月29日
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泣ける

悲しい

正直、見終わってからは気分が重すぎて、なかなか映画の内容を思い返すのもつらかったです。
二度、三度観て、細かな監督の拘りや、このシーンのこれってこういう意味なのかな…?と考察出来るのは楽しかったです…が、楽しいけど、やはり、本当につらい。
全員が愛のために生きていて、自分の愛を貫いているから、上手くいかない。愛とは誰かの犠牲の上で成り立っているということを、まざまざと思い知らされました。
女優陣の演技も本当に素晴らしいですが、池田海役の佐久間さんの瞳で訴える演技も、素晴らしかったです。
多摩恵のことが本当に大切なんだな…というのが伝わってきました。
多摩恵、もっとちゃんと海くんの目を見て…!とやきもきしてしまいました。
内田監督が書かれた同名の小説もあるので、そちらも読むと更に理解が深まると感じました。
登場人物の細かい心情の答え合わせにもなりました。
内田監督の考える愛、宗教観、母親像…映画の中に散りばめられたパーツを更に拾っていきたいと感じたので、明日も観に行きます…。
一緒に苦しんで、考えてくれる方が増えて欲しいです、是非、映画館の大画面と良い音響で観てください…!

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きく

5.0罪と愛、儚い楽園

2025年11月29日
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怖い

難しい

北川景子さんはじめ演者の方(子どもたちも)の演技に引き込まれました。すごく良かった。

佐藤のTシャツに描かれるルーベンスの絵画のテーマは《赦し》

罪と天秤にかけて釣り合うだけの愛があり、あの場で赦されたとして、彼女たちの楽園はナイトフラワーのように一時的な儚い美しいものなのだろう。

だからこそ最後の美しいすぎる風景が単なるハッピーエンドとして映らない。

正しいとか、間違いとかそんなの全て差し置いても守りたい大切がある。

すごく考えさせられる映画でした。

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のんすん

3.5浅い

2025年11月29日
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ストーリーは面白いと思うが、ささらないなぁー
もっとこう何かが足りない

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Oyster Boy

3.5永島家族は本当にどん底で生活に困窮はしてるが、必ずしも不幸せだとは...

2025年11月29日
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永島家族は本当にどん底で生活に困窮はしてるが、必ずしも不幸せだとは思わない。日々の生活に幸せの部分が確かにある。対極に田中麗奈演じる家族は裕福ではあるが、幸せそうには見えない。確かにお金は重要だ。ただそれだけでは測れないところがこの映像には映し出されている。永島は一時のお金のためにドラッグの売人をやってしまう、ただこれは破滅への道でもある。しかし、最後のシーン見る限り永島はこの道を断つことの出来る人だと思う。

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ニッシー

5.0愛とは

2025年11月29日
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興奮

ドキドキ

感情ぐちゃぐちゃになったよねって
佐久間大介くんが舞台挨拶で言ってたけど、

ずっと愛とは何か

を考えさせられる作品。

考えすぎて頭痛い(>_<)

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オクタン

5.0幸せの幻影でしか花は咲いてくれない

2025年11月29日
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社会的な弱者が窮地から抜け出すことは容易ではなく、
違法なことに手を出してやっと得られる束の間の日常の幸福。
しかし現実は甘くなく、危険な橋を渡って、
他人の不幸に寄与した報いは受けなければならない。
運命の辛さに胸が苦しくなった。

北川さんの母としての辛さ、怒り、優しさ、逞しさ、懸命さ
様々な力強い表情にすごく引き付けられた。
森田さんは格闘シーンの迫力はもちろん
立ち居振る舞いも含めて父親的な存在感があり
型に囚われない幸せな家族の形を示しているようで
物語に奥行きを与えている。

映像は、時折出てくる背景を含む構図が
登場人物の関係性や心象を強調していて印象的だが、
なによりラストの決定的なシーンを描かない構成による余韻がすばらしい。
花の咲いている希望に満ちた幸せな状態の裏返しの結論の予感が悲しみを倍増させる。

全編にわたって負の感情に揺さぶられたが、
角野さんのエンディングテーマは、
暖かい木漏れ日を想像させる感じで救われた。

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HK

4.5愛がいっぱい

2025年11月29日
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悲しい

難しい

危険な仕事をしてしまうけど、それでも守りたい生活と子供の夢。孤独な格闘家の家族への愛…サトウにも海にも家族への想いが見えて、胸が苦しくなりました。
ラストの解釈やレビュー観てるとミッドナイトスワンと重ねて観たくなったり、苦しいけど何回か観たくなります。

そしてなんといっても北川景子と森田望智の演技が凄かった!渋谷さんも佐久間さんもいつもと違う印象でよかったです!

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にこにこのり

5.0キャストの演技が心を揺さぶる作品

2025年11月29日
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それぞれの愛、正義と悪、凄まじいものを見させていただきました。
物語と役者さんがとにかく良い。

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satomi

4.0一筋縄で行くはずがない

2025年11月28日
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泣ける

森田望智さんの演技が圧巻でした。舞台挨拶でぽやっとした印象を持っていたので、映画でかなりガサツでめちゃ強な女性を演じられていて俳優としての凄さをかなり感じました。格闘シーンはどれをとってもその道の人ですよね?というくらい本格的で、終盤の試合シーンはかなり魅入ってしまいました。
最後は幸せな感じで終わっていたのでちょっと意外でしたが、とはいえなにかしらを含んだ最後ではあったので、あとワンシーン追加されていたらきっと報いがありそう…
売人の仕事に繋げた意外は善人であった佐久間くん演じる海が、最後ボコボコにやられていた理由がよくわかりませんでした。見方が浅いのか、小説を読めばわかるのだろうか…

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ぽてぽっぽ

3.5汚れ役でも北川さんは美しい

2025年11月28日
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泣ける

悲しい

怖い

佐久間くん出演映画ということで、初日舞台挨拶のライブビューイング付上映回を見ました。
「謎解きはディナーのあとで」の超お嬢様役がピッタリだったイメージのままの北川さん、子供との生活のためなら何でもやる底辺の弱くて強い母親役でしたが、どんなにボロボロに装っても、綺麗でした。
生活と子供のためとはいえ、親であることの葛藤もチラつかせつつ、クスリの売人に落ちて行く女性を体当たりで演じてらして、そこは凄いですね。
その結果、月下美人が、ひと夜だけ咲いて萎むような、儚い夢を見た、ということだったのかな。
落ちていっても月下美人の気品に対抗できる女優さんはなかなかいないので、やはり北川景子あっての作品かもしれません。
2人の子供のうち上の子が、あの生活で自分の楽器も持てない状態だったのに、なぜバイオリンが上手なのか、そこは理解が追いつきませんでした。
内容が普段の生活とかけ離れたテーマで、後半はかなり恐いシーンが多いので、評価は辛目です。

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くーちゃん

4.0期待した程では無いですが...

2025年11月28日
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悲しい

幸せ

色々考えさせられます。亭主が借金作って逃げても連帯保証人になってなければ借金返す必要無いし、なっていても弁護士入れて返せる範囲での支払いで交渉出来るはず。子供2人なんて今の日本の少子化を考えたら税金使って守るべき対象。この映画ハッピーエンドじゃマズイだろうと思いながらハッピーエンドでホッとしている自分。5つ星付けなかったのは北川景子の演技がイマイチと感じたから。

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hikojikosaka

4.0母性について

2025年11月28日
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格闘技の試合の場面で泣いたの初めてです。
全体としては
母性が大きなテーマになってて
北川景子さん演じる夏希の行動も
田中麗奈さん演じる星崎みゆきを突き動かすものも母性。
海、多摩恵、サトウは母性にずっと飢えてきた人間。
さてさてエンディングの考察はいかに。
ぶーやんのTシャツと劇中に出てくる絵画が
監督の頭の中のエンディングのヒント

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shutokigo

4.5衝撃のラストと構成の妙

2025年11月28日
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泣ける

悲しい

怖い

■ 作品情報
監督・脚本は内田英治。主要キャストは、北川景子、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研など。

■ ストーリー
借金に追われ二人の子どもを育てるため、昼夜働き詰めで貧困にあえぐ永島夏希は、夜の街でドラッグの密売現場に遭遇し、子どもたちのため自ら売人となることを決意する。偶然に出会った格闘家・芳井多摩恵がボディーガードとなり、二人は裏社会に足を踏み入れ、危険な取引を重ねていく。しかし、ある女子大生の死をきっかけに、夏希と多摩恵の運命は思わぬ方向へ狂い始める。

■ 感想
予告編の緊迫感に惹かれ、公開初日に鑑賞してきました。予想以上に悲しく、切なく、そして苦しいドラマで、観終わった後も、その余韻と重い感情がずっと心に残っています。

主人公・夏希の置かれた困窮した状況は、映画の序盤から容赦なく描かれます。昼夜を問わずいくつもの仕事を掛け持ちし、理不尽なパワハラにも耐え、夜はスナックで無理をして売上を上げる。それでも子どもたちに満足な食事を与えることもできず、捨てられた弁当を持ち帰る姿は、まさに辛酸をなめ尽くしているようで、胸が苦しくなります。

そこまでして頑張るのは、すべて愛する我が子のため。子どもたちにはできる限り不憫な思いをさせまいとする母の姿は、観ていて胸を打たれます。しかし、どんなに努力しても生活は一向に楽にならず、つい子どもたちに強く当たってしまう。そして我に返り、涙ながらに抱きしめて謝る姿は、切なすぎます。北川景子さんの渾身の演技が、夏希の絶望と母性を余すことなく伝え、強く胸に迫ってきます。

そんな夏希と偶然出会う格闘家の多摩恵もまた、恵まれない生い立ちや孤独と戦っているように見えます。夏希に自分と通じる何かを感じ、そして夏希の子供たちから家族の温もりや安らぎを得て、自分の手でこの家族を守りたいと強く願ったのではないでしょうか。終盤の格闘シーンは、彼女のこれまでの人生や覚悟が凝縮されているような、見事なファイトでした。

多摩恵を演じた森田望智さんの演技には、本当に驚かされます。これまでの穏やかなイメージを大きく覆す新たな一面を目の当たりにし、とても新鮮です。同時に、ここまで深みのある役柄をこなせるポテンシャルの大きさを感じます。2027年度前期の朝ドラヒロインに決定されていると聞き、ますます楽しみになります。

この二人がやむにやまれぬ事情から麻薬売買に手を染めていく展開には、同情せずにはいられません。彼女たちの境遇を考えると、他に選択肢がなかったのではないかとさえ思えてしまいます。しかし、同時に、この先に待っているのは地獄だろうという予感が拭いきれません。多摩恵を家族として迎え入れ、ほんの一瞬ですが幸せそうな表情を見せる夏希たち。その温かい光景は、破滅へと突き進む道をより鮮明に描き出しているようで、かえって悲しみが募ります。

そして訪れる衝撃のラストシーン。決定的な描写こそないものの、残された様々な要素が、最悪の結果を迎えたことを強く示唆する、見事な構成です。娘と多摩恵が「ばったり会った」と一緒に帰ってきたこと、多摩恵が「みんなと会いたくなってさ」と言ったこと、そして何より、玄関に向かう息子に対して夏希が叫んだ「言ったらあかん!」という言葉が冒頭につながること。冒頭で夏希が声をからして歌う「深夜高速」は、彼女の心そのものです。そんな絶望の日に窓辺で花を咲かせるナイトフラワーがなんとも皮肉に感じられます。人によってはハッピーエンドと受け取るかもしれませんが、自分はこんふうに受け取りました。

上映後の舞台挨拶では撮影裏話が聞けたのが楽しかったです。特に、鑑賞後も疑問の残る部分について、監督が注目ポイントを挙げていたのが興味深かったです。観終わったばかりですが、なんだかもう一度観たくなってしまいます。

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おじゃる

5.0色々な愛の作品

2025年11月28日
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幸せ

ドキドキ

それぞれの愛の形。違いはあっても、間違っていても、それでも気持ちが温まる映画でした。
たくさんの人にそれを感じて欲しいです。

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saku39

4.0堕ちてゆく「北川景子」の感情表現溢れる演技を味わう映画です

2025年11月28日
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驚く

・2児を育てるシングルマザー永島夏希(北川景子)が生活困窮ななか、ドラッグ密売の現場にたまたま遭遇し、生活費捻出のため、ドラッグ密売に染まるという、「罪、堕落」の負のスパイラルにはまっていき、観ていて心苦しくなる映画でしたが、北川景子の演技を十分堪能する映画でした。映画ではほぼすっぴん状態だったようで、世間一般主婦という感じをよく演出していました。
・北川景子については2011年の映画「パラダイスキス」の主演の頃は、「演技下手」状態でしたが、今では国民的女優と呼ばれ、大河ドラマ「どうする家康」ではラスボス的存在の「淀殿」を演じて、演技上手の女優に変貌したとしみじみ思いました。
・また、永島夏希(北川景子)のボディガード役として登場する格闘家・芳井多摩恵(森田望智)との女性同士の篤い友情がひしひしと感じられました。また彼女の格闘シーンは真に迫ったものであり、挌闘訓練も相当積んだと思います。役作りのため7キロ増量したそうです。
・ドラッグ密売は当然のことながら違法行為であるため、負の部分も映画に登場します(ドラッグを売られた側は健康を害する事や、警察に追われる事など)。
・ドラッグを服用していた子供の母親役の「田中麗奈」が、探偵から得られた情報により、永島夏希(北川景子)の家近くまでやってきますが、最後に放った「銃声」が何だったのかは「謎」のままで終わります(「田中麗奈」は拳銃で自死したと解釈すべき?)。
・本作は内田英治監督の映画であり、「ミッドナイトスワン」では、「クラシックバレエ」が効果的に映画演出を高めましたが、本作では、北川の子役による「バイオリン演奏」が映画演出に貢献しています。
・本作「ナイトフラワー」や「愚か者の身分」のように、「社会の貧困化」が「犯罪の温床となっている」事をテーマとした映画が増えており、今の社会情勢を反映させていると思います。

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天空住人

3.5愛は道徳を騙らない

2025年11月28日
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プロモーションが面白そうだったので鑑賞したが、予告ありきで見るべきでは無かった。
というのも、思っている以上にこの作品はアート方面に作劇を振った印象を感じたから。
役者達の演技も素晴らしく、特に森田望智さんは格闘技のシーン含め、まさしく体当たり。男らしさ全開であの全裸監督に出てたのを忘れるレベルで多摩恵という人物になりきっていた。
各キャラクターの境遇が作中での行動に法則を作っていたのもまた面白い。
特に北川景子さんが演じる夏希と田中麗奈さんが演じるみゆきは役柄が完全に対比構造になっているのも面白く、主人公が予告の触れ込み通りの仕事をはじめてから、窮屈感が薄れて明るいシーンが多くなるのもまたある種の社会構造を感じた。みゆきの旦那である医師がその最たる象徴で、ひもじさがテーマでありながら、裕福な身分である彼女に金持ちという幸せを与えなかった。こいつが一番の火種かもしれない。
と、こんな感じで抜かりない作りにはなっていた。
総括として、この手の作品あるあるとはまた違った展開もあり、家族をテーマにしたちょっとした暖かさも秘めている一作。
平和を感じている時、それが誰かから常に与えられているのを忘れてはいけないな、と鑑賞後に思った。

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ぱいら

4.0どん底からの力強い母の姿を見せられるが、しっかりとした答えを出さず...

2025年11月28日
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鑑賞方法:映画館

難しい

どん底からの力強い母の姿を見せられるが、しっかりとした答えを出さず鑑賞後もすごく考えさせられる映画。北川景子メインのストーリーにほとんど絡まない田中麗奈の母性など映画の先が非常に気になります。おそらく原作購入すると思います。
丸の内ピカデリーの舞台挨拶付きで鑑賞したが、キャストがあまりにも映画のキャラと違い、別人に見える人達もいました。

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ショカタロウ

5.0人生の中で今日この映画を選びました…

2025年11月28日
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舞台挨拶の北川景子さんのなんと美しいこと…
監督からでた伏線も気になります。
ただこの映画は森田望智さんが全部持っていきました。ハリウッドからオファーが来る前に朝ドラから来ましたね。おめでとうございます。素人が見ても素晴らしい臨場感の格闘技でした。左のフック惚れ惚れします。

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michi
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