「" 普通 " のハードル」ナイトフラワー MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
" 普通 " のハードル
居るんだよ、こういう。
趣味や娯楽で映画館で映画を観て呑気にレビューを書くなんてのが物凄く難しい人達が。普通の暮らしってのがすごーく遠い人達が。映画ではなく現実に。
こういう人達に目を向けるのが内田英治監督なんだとは思うが、いやぁキツかった。
予告編の時点でこの感想は予想出来たし、クスリの売人がハッピーエンドのヒューマンドラマなんて、あるわけ無いと分かっちゃいたけどねぇ。
なんか悪ノリが過ぎたホラー映画みたいに、ストーリー的には無くてもいいだろうにキツいシーンが続いて、観ていてひたすらしんどい。
そのせいか脚本も所々不自然で、何故そうなると思わずにはいれなかった。
たまたま手に入たクスリを道行く人に売り付けるとか出会ったばかりの赤の他人を売人のパートナーにするのはリスクが過ぎるだろとか元とはいえチャンピオンと試合するのにセコンドが無策過ぎるとか普通の主婦に拳銃売り付けといて『変な事考えてませんよね』って何だそのセリフ(声出して笑った)
とか。
そもそも死んだ旦那の借金なんてそこまで金が無いなら自己破産して相続放棄すればいいだろとか(身も蓋)。
脚本も内田英治監督なんだが、その脚本のチェックは誰だったんだ?
主演の北川景子さんは綺麗過ぎてどうにも役に馴染まない。ってかこの人に合う役なんてちょっと思い付かない。モデルとか女性社長くらいだろうか?
神戸出身の筈なのに関西弁も妙に不自然だった。単に演技力の問題か?
もう一人の主人公、森田望智さんは凄かった。内田英治監督とは「全裸監督」繋がりだとは思うが、ホントに格闘家に見えた。
6Kgも増量したというのをどこかの記事で見たが、その上であのキレのある動き。
相当な努力家なのだろう。尊敬します。
演技も素晴らしかったです。
あと子役二人も良かったなあ。演技の上手い子供なんて、個人的にはどうしても好きにはなれないが。
内田英治監督は役者に対する演出力が物凄く高い監督なのだと改めて思わされた。
かように褒めるところも見どころもしっかり有る映画なのだが、兎に角ひたすらしんどい。
予告編の時点でキツいのは分かっていたし、観る気も無かったのだが、この映画の関係者の関係者くらいの関係が有ったりするので、映画好きとして知られている身としては観ないわけに行くまいと勝手に思い込んで鑑賞。(知り合いがワンカットだけモブで出てた。その程度)
これから観に行く方には精神状態が健全な時の鑑賞を強くお薦めします。
間違っても落ち込んでる時に観ちゃダメです。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。

