「絶望的な貧困の果てに小さく輝く母の愛」ナイトフラワー シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望的な貧困の果てに小さく輝く母の愛
貧困のあまり薬物売買に手を染めるシングルマザーと、行き場を無くしつつある女子格闘家との絆を描く社会派ドラマの力作です。とにかく驚くのがストーリーのどうしようもない暗さで、これでもかとばかりに主人公に降りかかる災厄のスパイラルとそのリアルさに息が詰まりそうでした。さらに驚くのが、そのどん底主人公像をクールビューティーのイメージの北川景子がガッチリと受け止め演じ切っていることです。彼女の子供達への無償の愛は同時に無知であり無謀であることから、次々と悲劇的な事件が起きてしまいます。そんな中で、母に捨てられ家族のぬくもりを知らない格闘家との擬似家族は、心温まると言うよりやるせなくなります。ラストは賛否両論だと思いますが、どうしても映像通りには受け取れず、胃に重いものを抱え込んだ気分でした。役者では、北川景子のなりふり構わぬ母親像が作品の核心となっています。相棒役の森田望智は、はじめプロの格闘家が演じているかと思いました。
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かばこさんのコメント
2025年12月7日
>母に捨てられ家族のぬくもりを知らない格闘家との擬似家族は、心温まると言うよりやるせなくなります。ラストは賛否両論だと思いますが、どうしても映像通りには受け取れず、胃に重いものを抱え込んだ気分でした。
同感です。
しょせんこの世では幸せになれない人たちなんだろうか、と重いものが残りました。
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