劇場公開日 2025年11月28日

「北川景子の"かーちゃん"に拍手」ナイトフラワー Bang!さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 北川景子の"かーちゃん"に拍手

2025年11月29日
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悲しい

北川景子が演じる母・夏希は、昼はパート、夜はスナック…そんな極限の生活の中でも、子どもを守ろうと踏ん張る“かーちゃん”そのものだった。🍳

ご飯を買うお金さえ心もとないのに、「子どもを飢えさせたくない」「夢だけは折りたくない」と願いながら踏み出す危険な一歩。その泥くささに、母性のリアルがぎゅっと詰まっていた。

だからだろうか。
夏希には、たまちゃんがいつの間にか家族のように寄り添い、サトウもどこかで“母親”を重ねてしまう――そんな“かーちゃんの気配”みたいなものがあった気がする。🌙

少女の事故死からクライマックスまで、息を呑む展開がずっと続く。
貧困、絶望、社会の冷たさも…怒涛の流れに押し流されて、その存在をすっかり忘れていたナイトフラワー。
ラスト、夏希と子どもたち、そして多摩恵が、旅行の準備をしているあの明るい場面。ようやくフーッと息を吐いたとき、窓ぎわにそっと咲いている…🌼

でも、花が落ちてしまったら――

これまでの闇が“なかったこと”になるわけじゃないよね。そこに、示唆がある気がしてしまう。

そう思うと、エンディングを眺めながら、また胸がじわっと苦しくなるんだよな…🌙💧

Bang!
かばこさんのコメント
2025年12月7日

かーちゃんの奮闘が実を結んで、一家が幸せになる結末であってほしかったです。
タマエと組んでナイトフラワーの様に、夜に咲いて一躍富を築くとかでも良かったんでは、と思いました。

かばこ
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