俺ではない炎上のレビュー・感想・評価
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これがホントの…
自分のものとされるアカウントで女子大生の〇体の画像がアップされ…世間から敵視される中で本当の犯人を探し出そうとする男の物語。
極端ではあるかもだけど、これは他人事ではない内容ですね。
犯人じゃないなら逃げるなよ…なんて思いつつも、自分も同じような状況になったら…なんて思ったし、自身の思う自分像と現実のギャップや責任転嫁…色々と考えさせられる場面も多かった。
ただ…ツイート画面の演出とか、そもそもSNSに関する警鐘や皆の手のひら返しといったテーマは現代的といえばそうだけど、何と言うかこれが10年前の作品ならハッとさせられたかもだけど、正直ちょっと”今更感”も否めなかったかも。
あとは、メインキャラの役者さん達は良いのに、刑事のお二人や交番警察のお二人、チョイ役の大学生達とかのお芝居が流石にわざとらしすぎたような…。短かったけど、ランチミーティング(?)の場面とかちょっと寒気が…。逆にスナックママだったり、奥さんに関してはそれも相まって際立って光ってましたね。
そんな所が気になりつつも、ミステリー作品としてはとにかく秀逸‼
真犯人に関しては、どうせコイツでしょ?と言った感じで、当初の予想通りと言えばそうだったのですが、何と言うか1週2週3週周って…え、やっぱりコイツだったの?みたいな印象で、しっかり掌で転がされた感があってお見事でした‼
また、度重なるミスリードが、序盤はわざとらしく感じたもののそれに関してもしっかりと…。確かに、この構成・設定にしては彼らの年齢ちょっとアレかな?という所がひっかかってはいましたが、ここまでは見抜けなかったですね‼
あとは、SNSに関しては確かに悪い面も多いかなと思いつつ…昨今のアレやコレやの問題ってSNSがなければ誰にも知らされることが無かった、的なことも多いですからね。ましてやオールドメディアなど…。
と、先ほどは今更感なテーマなどと言いながら、ちゃっかりSNSについてしっかり考えさせられたし、長い感想になってしまいましたが、ネタバレ厳禁のビックリ作品として、おススメの作品です‼
最後の伏線回収
エゴサの前に座標でしょうが
大手住宅メーカーの営業部長が、身に覚えのない自身のSNSアカウントに女子大生の遺体画像が載せられたことで炎上する話。
ある日呑気な大学生のSNSに、血まみれJDの画像が載せられたアカウントのリツイートがあり、それを軽い気持ちでリツイートして拡散したことで巻き起こっていくストーリー。
特定班の暗躍で、件のアカウントの主が特定されて、アカウントの存在すら知らなかった主人公が戸惑う中、殺人犯と決めつけられて会社でも町中でも居場所を無くしとなって行くけれど…すぐに通報すれば良いのになんで逃げた?
しかも冷静になって振り返ったのに、なんでまた自分でなんとかしようとしてんの?
そこに小学生の娘のエピソードが差し込まれたり、主人公の居場所を探すサクラのエピソード差し込まれたりと展開して行くけれど、主人公の年齢にして娘は小学生ですか…とか思っていたらなるほどね。
SNSの怖さとか、それを使ってるヤツらの功罪とか、そんなものをみせたい作品というのはわかるけれど、警察は何してるの?状態だし、そもそもあーすれば良いのにこうすれば良いのにという方向へは一切進まないかなりのご都合主義の連続だしでイマイチ素直には受け入れられなかったかな。
ネタバレなしで観てほしい
最後までテンポが良く楽しめました。個人的には芦田愛菜さんと長尾謙杜さんの演技がとてもよかったです。
SNSをする人は身近な問題として、しない人も今までSNSと縁遠かった主人公がどうやって巻き込まれて人生を狂わされるのか、どちらの立場でも楽しめると思う。晒す側晒される側どちらでも明日は我が身かもしれない。
匿名だからこそ普段は言えないような強い言葉をも使ってしまう人間の弱さ、正義という大義名分で人を盗撮したり晒して追い詰めてもいいと考えてしまう人間の怖さ、同調圧力、
自分も今一度SNSとの向き合い方やリテラシーを高めないとと考えさせられました。
俺ではない炎上見てきた。ちりばめられてるトリック面白かった。キャラ...
それなりに面白かった
スマホ一つで簡単に他人の人生を貶められる現代にぴったり
最後まで面白い!!
全体的にテンポが良い映画でしたが、特に最後の30分ぐらい?からが面白かったです。予想していなかった展開に驚きました。
個人的に芦田愛菜ちゃんの演技が、流石だなと感じました。予告にもあった愛菜ちゃんが叫ぶシーン、すごく説得力がありSNSを使う人全員に見て欲しいと思えるほど良いセリフ・場面でした。長尾謙杜くんの表情の魅せ方もとてもよかったです。
見終わった後、あれはどうしてだ?こういうこと?など、理解が追いついていない点もありましたが、一緒に見ていた母と考察し合うこともできてとても楽しかったです。
2回目には様々な気づきがあると思うので、また映画館に観に行きます!
⭐︎4.1 / 5.0
副題は自分は悪くない
今のネット社会が抱える問題を絶妙に皮肉ってエンタメ化した非常に意味のある作品でした😆
人間って基本は自分勝手な生き物なんだから、自分だけは悪くないって言う考えは生理的なものだと思っています😌
人間的に素晴らしい方は、小さい時にきちんと教育を受けているか、周りの人間が素晴らしい人しかいなくて、それを見て育っただけの事だと思っています🙂↕️
だから、自分も自分勝手な人間になり得るリスクを持っているのは分かっていて、そうはなりたくないので、XやツイッターなどSNSをやらない事で他人を誹謗中傷したくてもできないようにしています😑
ただ、どうしてもストレスは溜まるもので、ここだけは言いたいことは好きなように書かせてもらっておりまして、多少の暴言はご容赦くださいませ(^^ゞ
微妙に笑ってしまったがよく練られた心地よい騙し
退屈しないで観れた
今回はいい意味で裏切られました!
『SNSの大罪』と『自分は正しいと信じて疑わない人々』がメインテーマでしょうか?
前者は若年層から幅広く拡大しつつありますが、後者は高齢者にありがちですがこれまた幅広く浸透してますよね?!
少し昔の話ですが部下と客先同行した時、工場の正門ではなく裏門に連れて行かれ、寒い中たくさん歩くハメになりました。そのことに文句を言った際、彼は「僕は悪くありません、iPhoneのGPS案内が悪いんです!」って宣われ唖然としたこと懐かしく思い出しました。
その時は「今時の若いモンは!」なんて思いましたが年齢に関わらず(逆にいい歳した人の方が)「自分は悪くない」って言い張る輩はある程度、いやたくさんいるらしいことに気がつきました。
番宣で阿部寛さんが裸で壁から落下するとかメインではなさそうなエピソードを面白おかしく語られていたのでこんなにたくさんの伏線をばらまいて、丁寧に回収して行く様には感心させられました。
予告編でハマケンこと在日ファンク浜野謙太さんが阿部寛さんに「本気でそれ聞いてますか?」みたいなセリフがあって今回の阿部さんの役どころ、興味深く想像してましたが思った通りで安心するとともに自分のことがわかっていない大人が周りにもたくさんいること(自分自身大丈夫だろうか?)をしみじみ感じました。
阿部寛さんは安定の領域で安心して観られましたがインパルス板倉俊之さん、とてもいい味出してました。(インパルスはまだ存続してるんでしょうか?お騒がせ相方のせいでなかなか二人揃っての姿が見られない今日この頃ですが)
お笑いのセンスが昔から大好きな芸人さんなので『死に損なった男』でのコント監修でもいい仕事されてましたよね!
前述の浜野謙太さん、これまたミュージシャンにしておくのはもったいないくらいのいい雰囲気を持った役者さんです。『くれなずめ』で友人である主人公の訃報を聞いてスーパーの前で崩れ落ちるシーンは秀逸でした。
また芦田愛菜ちゃんの強烈な叫び声、初めて聞きましたが、予告編では誰に対して発しているのか興味津々でしたが、なるほどでした。子役からだんだん綺麗になって行くとともに演技も間違いなく進歩して行く過程を目の当たりにすると感動的ですらあります。
今回も予告編でのイメージと違った作品でしたがいい意味で裏切られた形でしたが、実のところ色々と問題提起して、ハッピーエンドであるところに嬉しくなった次第です。いい映画でした。
ネット社会へのアンチテーゼ
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