「自分が悪いのかもという気持ちを全員が持てれば⋯」俺ではない炎上 うぼしさんの映画レビュー(感想・評価)
自分が悪いのかもという気持ちを全員が持てれば⋯
私はSNSをやってなくて、良くも悪くも世間の出来事に無関心なほうなので、ネットで他人を叩いたり正義を振りかざして日頃のストレスを発散してる人達のことはよくわからないんですが、そういう人達にはかなり耳の痛い内容になってるんじゃないでしょうか。
お話としては、予告から想像してたノリやストーリーとは違いましたね。
想像では普通のおじさんが周りの勘違いで犯人扱いされてネットに晒されるも必死で抵抗する、ドタバタコメディかと思ってたんですが、意外にシリアスというか、でも、それにしては何かリアリティが無くてどっち路線に持っていきたいのかよく分からないまま、ラストのオチまで来てしまった感じです。
ミステリー好きの人なんかには受けるオチや展開なのかもしれないが、別にそんなのを観たかったわけじゃなかったので、現実離れしすぎた展開と犯人の動機になんやねんそれ!という思いと、何かちょっとたまに説教臭いとこあったけど言いたいことは分かるし面白かったで!という、麺とスープは美味しいのにチャーシューだけ不味いラーメンみたいな後味でございました。
気軽にネットに悪口やらを書き込んでる層が観たほうがいい映画だと思いますが、そういう人達に限って俺のことじゃない。私は悪くないと思ってそうな気がします。
今度は阿部寛主演で、世界中のSNSやWEBサイトが全て、阿部寛のホームページになってしまう映画を観てみたいです。
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