「これではない映像」俺ではない炎上 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
これではない映像
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役名のないキャストにすら“犯人”っぽい役者がいないから、恐らくとは思ったが…
尺にも予算にもロケ地にも一切関わらない部分で、逆効果にしかならない改変をする謎。
塩見が転職してないため警察の無能さが際立つ。
更に愛想良く振る舞う様子まで入れるから「本気で言ってるんですか」に違和感が出てた。
スナックの息子は顔見てないのに通報してるし。
“座標”にも早々に自分で気付いてしまってるため、調べない意味が分からない。
物置の死体の血が乾いてないのも不自然。
娘がアカウント作った理由も、ネット禁止されてなかったら筋が通らない。
細かく言えば、冒頭の会社からの電話が野井にかかってくるのもおかしいのだが。
オープニングクレジットをツイート風に出すのはいいけど、劇中のそれと混在させるセンスの無さ。
ネギを強調したり半端に笑いを入れるのもノイズ。
上映前にロキソニンEXテープのCMも狙いすぎ。
最初にくちゃくちゃにした手紙がスナックで見た時は綺麗だったり、細部も甘い。
BGM、特に奥さんが泰介の印象を語るところや犯人と揉み合うところは最悪なチープさ。
クライマックスの爆発はギャグかと思ったわ。
犯人を変えた(というか纏めた)り、展望台を削ったりなど大枠の構成自体は悪くない。
しかしモノローグまで入れておいて泰介の心情描写があの程度では物足りない。
あと、他はまだしもサクラは絶対に芦田愛菜じゃないと思う。
原作は傑作ではないが普通に面白かったのに、ホント朝倉秋成と阿部寛は映画に恵まれない…
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