「自分の正義で突っ走るなというメッセージ?」俺ではない炎上 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の正義で突っ走るなというメッセージ?
SNSで殺人事件の犯人と間違えられた会社員の逃亡劇?
身に覚えのないの罪で
写真や個人情報をさらされることになり
さらに自宅で死体を発見したことによってパニックになって逃走をしてしまう
実は主人公は古いタイプの人間なので
身に覚えのないとしても
行動が他人から煙たがられている
恨まれていないかというと実はそうでもない感じ
SNS炎上でスケールがでかい事件のように感じるが
あまり車を使っていないので殺人事件のスケールは小さいのでそのギャップがある
クライマックスはSNSはほとんど関係ない気がする
「私人逮捕系配信者」とか現代の風潮とマッチしている人物がでてきたりする
あと、一般人なのにSNSで犯人と疑われているからといって
写真撮影をしてSNSに投稿する人が多すぎる
主人公には娘がいるが小さいころ(2013年ごろ)の場面が挟まれており
現代と錯覚させる場面がある
そこにも主人公がでてくるところがあるが
10年くらいの時間が経っているのに
まったく歳を取っていないように見えるので
阿部寛さんがやっていると悪くないが無理があるように感じる
真犯人は取引先の若手社員で
被害者が出会い系で美人局をやっていたらしく制裁が動機
主人公は過去に娘に体罰をしたことによって、次いでに制裁という感じらしい
過去編で主人公の家のパソコンを使ったことからSNS工作はできたらしい
でも、SNSは自動入力、カギとパスワードはわかっているといっても
わざわざ家に忍び込んでやったのかと思ってしまう
娘が被害者の女子大生とのつながりはよくわからないまま終わった
友人らしいが、出会い系のことは知っていたのかわからない
本作のメッセージは
「自分の正義感で突っ走るな」「過ちを認める」
という感じに思えたが現代人には難しそう
