「登場人物の自己肯定感の低↓さ↓が気になるが よくできた青♠️春❤️群♦️像♣️劇」か「」く「」し「」ご「」と「 Freddie3vさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5登場人物の自己肯定感の低↓さ↓が気になるが よくできた青♠️春❤️群♦️像♣️劇

2025年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

清鈴(せいりん)高校という名の高校に通う 仲良し5人組 ミッキー(演: 出口夏希)、京(演: 奥平大兼)、パラ(演: 菊池日菜子)、ヅカ(演: 佐野晶哉)、エル(演: 早瀬憩)の青春群像劇で、物語はミッキーと京の恋愛模様を軸として進みます。この5人にはそれぞれ特殊能力があるのですが、まあ感受性の強い一般の高校生なら多少なりとも持ってそうな能力ではあります。割と鈍感なほうの私でも高校生時代にはクラスメイトの誰が誰に恋心を抱いているかぐらいは勘づいていましたから(それが社会人になるとからっきし駄目になって身近な同僚同士が社内結婚してびっくり、てなことになります)。今思えば、それだけ高校生時代は人のことをよく観察していて人付き合いも丁寧だったんでしょうね(でも、クラスメイトがシャンプーをかえても間違いなく気付けなかったとは思います)。

この物語のいいところは、登場人物それぞれが互いに相手を思いやる気持ちがあって、大事なところで利他的な行動をとることです。けっこう、皆、いいヤツなんですよね。気になったのは、登場人物が自我がうまく確立できていないというか、自己肯定感が低いということです。で、自己肯定感が低いとこの年頃では虚勢を張るという方向に進むと思うのですが、ヅカとパラはそのことに自覚的でこの年齢にふさわしいだけの精神年齢に達していると感じました。ミッキーはと言うと、虚勢を張ってることに無自覚でただただ幼く見えてしまったのですが、まあ人に親切で元気な小学生みたいでそれが魅力なのでしょうか。京は虚勢も張らず、自己肯定感が低いことを隠しもしません。繊細で優しくてとてもいいヤツなんですけど、ただのウジウジしてる優柔不断なヤツにも見えます。エルは不登校を乗り越えたせいかどうかはわかりませんけど、5人のなかではいちばん自我が確立していて大人になっている感じがしました。ちなみに、自分が清鈴高校の男子高校生なら、いちばんお近付きになりたいのはエルです。

ということで、幼いふたりの恋愛模様を見守る 多少は大人になってる周囲の3人とも感じたのですが、どうなんでしょうかね。私の目からは物語の中心にいる二人のキャラがそれほど魅力的だとは感じませんでした。奥平大兼と出口夏希がやってるから、恋愛モノとして成立しているような感じ。一昔前の青春モノだったら、この5人なら、ヅカとパラを中心に展開してゆくのでは、とも感じました。あと、青春モノの大きなテーマのひとつに主人公の成長というのがあると思うのですが、ここではなんか二人の成長度合いが小さかったような気もします。これからの恋愛を通して二人はもっともっと成長してゆくのだ、ということなのでしょうか。

何はともあれ、ちょっと令和っぽさを感じる青春映画、楽しませていただきました。

Freddie3v
uzさんのコメント
2025年6月6日

シャンプーを変えたまではよいですが、銘柄まで当てると気持ち悪いですね。笑
ヅカかパラを主役にして、「実は恋愛ものではありませんでした」という展開の方が映画的には面白そう。

uz
おつろくさんのコメント
2025年6月6日

共感ありがとうございます!

特殊能力のあるキャラを5人に絞ったのは良い演出でしたね。その他のモブキャラにも能力を付与したら、訳が分からなくなりますからね。原作をまだ読んでいないので、読んで比べてみたいです。

おつろく
トミーさんのコメント
2025年6月6日

共感ありがとうございます。
数々のスタンド能力は同窓会の頃には消えて、本人も気づかない体のものでは?と思いました。
ミッキーは結構イタイですよね。

トミー
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