「高校時代のあの「空気」を思い出す。ちょっと胸が痛くなるような、切ないような気持ち。」か「」く「」し「」ご「」と「 mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
高校時代のあの「空気」を思い出す。ちょっと胸が痛くなるような、切ないような気持ち。
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とても良く出来た映画でびっくり!
想像していたのと違っていた。(日本映画によくある甘〜い「ボーイミーツガール」的な映画ではなかった!)
高校時代のあの「空気」を思い出す。ちょっと胸が痛くなるような、切ないような気持ち。
舞台は、新潟市らしい高校。
実際に新潟市内で撮影している(新潟商業高校、新潟第一高校、関屋浜、上古町商店街で)。
男女5人の群像劇。奥平大兼や出口夏樹、早瀬憩、菊池日菜子、佐野晶哉がそれぞれ繊細な演技を見せる。ちょっとした演技合戦でもある。彼らの演技が、この変わったあり得ない話にリアリティーを持たせている。
それぞれが「人知れず」特技を持っている。それは、超能力なんだけど、結局それが色々と悪さをしたり、功を奏したりして、あの年頃の切なさや真剣さを演出する。
見ながら、自分自身の高校時代を思い出す。あの頃は、自意識過剰で頭でっかちで、自分の考えていることを疑いもしなかった。映画の「超能力」も、あの頃の自分勝手な「勘違い」にも思える。で、大人になるにつれ、その「超能力」は消滅してしまう。
なんかツンとくるあの頃の切なさが、蘇ってきた。
監督(脚本も)の中川駿、覚えておこう。センスを感じる作りだった。過去作も観てみようと思う。
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