「5人の爽やかさが良かった!きっとスキの初まりは瞳の中が透明な青に満たされた時から!」か「」く「」し「」ご「」と「 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
5人の爽やかさが良かった!きっとスキの初まりは瞳の中が透明な青に満たされた時から!
原作:住野 よる氏の映画化作品
・君の膵臓をたべたい
・青くて痛くて脆い
そして 今作の
・か「」く「」し「」ご「」と「
今日はちょいと期待して「か「」く「」し「」ご「」と「」を観に行きました。
カギ括弧がね 一個ペアじゃないのね。気付いた?
右側端 ”」” コレがないのよね。
最初 このカギ括弧が右から左に少しずれて タイトル文字の ”かくしごと”を
隠すのね。 でも 欠けてて不完全・・・ 狙ってるのかな?
脚本・監督:中川駿
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・大塚京(京くん)役:奥平大兼さん
(人の頭上に!、?、句点、読点が見える、人の気持ちがわかる能力)
・三木直子(ミッキーさん)役:出口夏希さん
(心が+に動くか-に動くか、横バーとしてみる事のできる能力)
・黒田文(パラさん)役:菊池日菜子さん
(人の心拍数がわかる能力)
・高崎博文(ヅカくん)役:佐野晶哉さん
(人の頭上にトランプマ-ク(喜怒哀楽)が見える、人の気持ちがわかる能力)
・宮里望愛(エルさん)役:早瀬憩さん
(人の想い恋心が矢印で見える能力)
・朝倉先生役:ヒコロヒーさん
・主題歌:ちゃんみな「I hate this love song」
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(展開)
高校2年の青春ど真ん中の5人グル-プ(男2人、女3人)がメイン。
彼等の悩みながらも心の何処かに芽生える葛藤と闘いながら
言えない秘密を抱える日々。
人の感情が色んな形で見えてくる。感嘆符であったり、鼓動が数字であったり、
横バ-が回転したり、トランプマ-クの色だったり、矢印だったり。
とっても活発な女子ミッキ-。誰からも好かれクラスの人気者。
ミッキ-を中学から知ってるズカ。一見笑顔だが実は装ってるだけで冷静そのもの。彼の仲良し 京くん。スッゴク真面目で地味で自分に自信のない彼。
そして、予測不能の行動をとるパラ。回りのことを一番気にしているが自分の心は清んでないと思い込んでいる。
最後が、内気で控えめで大人しいエル。彼女だけが人の恋心の方向が見える。
どうも気になる人がいて。どう思ってるのか・・・気になって気になって。
自分が見えている能力と、他人が持ってる能力が少しずつ違う。
言えない秘密を抱えたまま、修学旅行に行く5人。
甘ったるい学校伝説があり、修学旅行で二人っきりの時に相手に鈴を買って渡すと生涯仲良く成れるそうな。
そんな事を真に受けて、鈴を渡す事に本気で悩む彼等。
果たして、5人のお互いの想いの行方は・・・
教室の視線と、演劇ショウと、修学旅行の鈴と、そして図書館での回し書き~
そして追いかけた告白の行方がはじまって行く~
ミッキーの思いは京くんへ届くのか。
パラの想いは。そしてエルの願う京くんとは。
ズカのみせる本当の優しさとは。
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まぁ、中々な心情流れを感じましたわ。
とっても初々しい5人は本当に素直なんだと思う。
”青くて痛くて脆い”の作品でも感じたんだけど、どう言う想いで相手が(他人が)いるのか。自分の思いが不完全で居る状態。なんとかしたい 今のこの感じを
コレを打破したい・・・思い。
住野 よる氏の作風の良さは これなんですよね。
・キミスイでも感じさせてくれる 気弱な彼に魅せるあの強引さの彼女像。
・アオモロで感じた 本当は自分の心の庭に囲っていた彼女が段々離れて行ってもう届かない存在と心に芽生えた憎悪。ソレを乗り越えて取り戻す素直さ。
・今作かくしごとの 今一歩前に出れない彼が最後追いかけて話し出す言葉と、それを受けた彼女の嬉しそうな顔に変わって行く表情。
・修学旅行で倒れたパラ。その部屋へ来たズカがパラへ
心の底に深く潜んでしまって要る彼女に、
自分らしく思いが言葉に出来るって事の強さを 素直に褒めた事(勇気付ける)事でパラ自身が 涙が溢れてくるところ。
この場面表情は 彼女(菊池日菜子さん)、凄く良かったと思う。
・ミッキ-の図書館で別れ去って行く所。
回し書きの中で、思わず 声にする感情 ”ごめん”ってどういう事なの?
あの時の出口夏希さんの涙は美しかったね。
恋愛事に十分慣れ親しんだ お姉様以上の女性は なんじゃこんな展開~って、
それだけかと肩を落とすかも知れません。
でも 振り返ってみて欲しいのですよ 自分を。
初めての 最初の最初。相手の人の気持ちって全く分からなかったでしょう。
あの頃、どうやって 言葉に態度にしていいかも 分からなかった。
そんな思いを 丁寧に表現(演出)している住野 氏らしい作品だと思いますね。
ラストに流れる、ちゃんみな「I hate this love song」が
余韻を盛り上げてゆく。
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