「いい映画だっただけに辛い部分も」ハッピー☆エンド ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
いい映画だっただけに辛い部分も
2025年劇場鑑賞157本目。
エンドロール後映像無し。
がん末期患者の在宅緩和ケアをする医師と、ケアされる本人と家族のドキュメンタリー。抗がん剤で苦しみながら長く何も出来ないなら、医療麻薬で痛みを緩和してやりたいことした方がいいのでは?という考えのもと治療していきます。
そうすると亡くなる直前まで元気でいられる、ということなのですが、しばらくは余命一ヶ月の人がもう五年生きているみたいな話や、死をジョークにして身近なものにする話が続くのですが、いよいよ死が近づいていきます。それでもまだ意識がはっきりしていて、顔色もよく、そんなに風貌が変わっていないんです。
自分の両親とも大腸がんで病院で亡くなっているのですが、2人とも亡くなる直前は痩せて風貌が変わってしまっていたのが見舞いに行くたび辛くて、それを思い出すと今更こんな映画見せられてももう遅いんだよなと少しつらくなりました。若い家族が健在の方は逆に絶対見ておいてほしいです。
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