TOKYOタクシーのレビュー・感想・評価
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主演より蒼井優が大活躍なのを見て、ちょっと笑った
これは、懐かしい雰囲気の映画ですねw
山田洋次ですものね。
とてもほのぼのとした気持ちにはなるのだけど、物語そのものは特に面白くもなんともない。
オーソドックスな展開すぎて、最後まで何も仕掛けがないことにビックリするくらい。
でも、昭和の映画を知っている世代なら、懐かしい気持ちにはなるので、そのノスタルジーを楽しむ映画…と思えば良いのかもしれません。
それにしても、倍賞千恵子と木村拓哉の無駄遣いですね。
別に彼らである必要がないと思ってしまった。
そもそも、いちばん頑張っているのは蒼井優ですからね。
ティーンの女の子として踊るところから始まって、
キスシーンして、働く母子家庭ママをして、
DVシーンをして、ベッドシーンをして、
殺人未遂をして、裁判をして…
主演の2人より高いギャラを払ってあげなきゃ可哀想な活躍ぶり。
「映画館で見て損した」とまでは言わないけど、
「年末の2時間特番とかで十分だったのでは?」と思ってしまったのも事実かな。
あと、友情出演であろう芸人とその元.奥様については、
私はドッチラケてしまいました。
蛇足ですよ。序盤で気持ちが醒めてしまった。
柴又から葉山へ人生の旅
一人の高齢女性が戦火の中でつないでくれた父親の手を離さざる得なかったその孤独
その後在日朝鮮人の彼氏、そして一人息子 とても非道い方法で女性と息子を守るしかなかった戦後復興期の男性への復讐の歴史
TAXI運転手は彼女を天国に導く、彼女の中での悔恨の中の愛する息子だと、私は全編を観て確信した
人生の最期は、どう取り繕うがその人の人生の縮図なんですね〜
パリ・タクシーは私の中でも名作として思いがあるが、比べちゃいけません
名匠山田洋次監督はいかにも戦後日本がジェンダーで置いてきぼりにしたものを鮮やかに提示していた。さくらはスミレとなり、きっぱりとさようならしましたね…
私もほどなくかもしれませんが「生きろ」と誰かの声が聞こえるので、頑張りますよ
『パリタクシー』2023日本公開
じんわりと温かい
タイパではわからない、映画の醍醐味を満喫
思いのほか笑いが少なめ
山田洋次監督作品、寅を半分ぐらい観ていて、その他も何だかんだと観てます(コンプリートはしてません)から、よく考えるとわたし史上、最もたくさんの作品を観ている監督かもしれません。
その中では小粒な作品でした。監督が撮りたいと言ったのか、松竹が撮って欲しいと言ったのか分かりませんが(普通に考えれば前者でしょう)、老いをテーマにしていると思いますが、余り深くは突っ込まないで、時代をずらして暴力を指摘したかったのかもしれませんが、それならちょっと表現が無理くりのような気がしました。
山田監督の作品は、テーマが重かろうが必ず笑いが散りばめられていると思ってましたが、今作は少ないなぁと思いました。
まぁ期待が大きい分いろいろと考えてしまいましたが、楽しく観られる作品であることは間違いないと思います。
主演は、これまでの作品を考えれば吉永小百合さんでもいいのかと思いましたが、そこは倍賞さんで描いたことに何か意味があるような気もしました。
泣きました。
山田洋次さんの作品は、初めて観ました。木村さんは、かっこいいし、倍賞千恵子さんは、きれいだった。亡くなるのが、早すぎないか?などと、思いました。女性は宇佐美浩二が見た幻だったのではないかと思いました。すみません。私の妄想です。すみません。すでに施設に入ってて前からからだの具合が悪くて外出など禁止だから、高野すみれの思いだけが、木村さんのタクシーに乗り込んだのではないかなどと思いました。妄想です。すみません。泣きました。迫田さんが演じた小川さんも、何だかかわいそうに思いました。
もう一歩踏み込みが欲しい作品だった
最初の30分以外は見る価値なし
シンプルに素敵な映画
個人タクシーの運転手、
色々生活の費用面で悩みが尽きない中
良き妻、娘と平凡ながらも
良き家庭を築いている最中のある日、
小綺麗な老婦人をお客さんとして
乗せた事で、ご婦人から発せられる
波乱万丈、衝撃的なこれまでの
人生の様々なお話を聞く。
そこにふれて人生観や
人生そのものが変わっていく
ストーリー。
主演のお二人は、我々世代から
するとジブリの「ハウルの動く城」
を連想してしまうけれど、
観始めて直ぐにそのイメージは
この作品の世界観に埋もれて
無くなりました。
スッと入り込めました。
今回の配役、木村拓哉さんにしては、
一見派手さの無いタクシードライバー役
だなと思いきや、
意外にしっくりハマってました。
倍賞さんは、ひたすら
本当に美しかったです。
この映画は、大人同士でじっくりゆっくり
静かに鑑賞したい映画ですね。
倍賞千恵子さんは きれいだった。
倍賞さんの足跡を振り返るような
60代前半の私にとって倍賞さんは、中学生の頃みた「男はつらいよ」以来ずっと親しみを感じる俳優さんだ もう少し上の年代の方は吉永小百合さんに強い思いを感じるのだろうが、私にとっては兄の寅さんの面倒をみ、そして一人息子満男を育て上げ、作品の中の役柄の話であるのに、私たちの世代をも見守ってくれてきたそのような俳優像を倍賞さんに感じる
山田監督以外でも松竹映画「離婚しない女」では、実の姉妹である倍賞美津子さんと一人の男性(ショーケン)を取り合う激しい女性を演じたこともあったが、50年以上観るものを暖かい気持ちにさせてきた母親のような存在でもあった
「パリタクシー」のストーリーは、壮絶な人生をおくってきた主人公の足跡を一緒に辿ることで、タクシー運転手も、映画を観るものにも人生の尊さ、また儚さを、決して重くならない展開で感じさせてくれた
「TOKYOタクシー」は私たちが生きてきた時代、そして見慣れた今の東京横浜の風景と共に展開することで、私の心の中で50年生きてきた倍賞さんの人生を巡る旅であるかのような思いを持った 3年前の「PLAN75]も、架空のことであるとわかっていても、倍賞さんの人生が映し出されているような思いをもった
でも悲しいだけではない、たった一日一緒になったタクシー運転手の気持ちをすっと変えたこと、創作されたものであっても作品が他人の人生に影響を与えられるという可能性は、倍賞さんのこれまでの作品の積み上げてきたものだと思いたい
(11月23日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)
風土が合わず、残念。渥美清はパリでは寅さんとして共感されない。
オリジナルのフランス版『パリタクシー』では、米兵との恋と妊娠だったが、邦画としては(山田洋次的に相当だと思うが)北朝鮮へ帰国運動で帰ってしまった在日朝鮮人の子供を妊娠、というアレンジ。その後の男への殺人未遂は、行為としては同等だが、ラテン系エモーションによる納得感が、日本人の心根では<そこまでしないだろう>という違和感が先に立つ。またタクシードライバーの切羽詰まり方も、フランス(ヨーロッパ)の回復不能な格差の底辺と、明日食うには困らないレベルの日本人社会の切実感が、映画のオチとなる大逆転への主人公の感動が共感するには、物足らない。さまざまな人生ドラマの粗筋だけを日本に置き換えても、和魂洋才の名作にはなり切れなかったと断言する。
木村拓哉さんに物言える倍賞千恵子さん
倍賞さん×キムタク=今年一心に染み入る名作!
年末に今年一心に染み入る名作を観ました!
老人ホームに引っ越しする老女と、彼女を乗せる無愛想なタクシー運転手の話で、見納めにと東京の思い出の地をタクシーで巡る、ある意味バディ行の映画です。
原作の仏映画「パリタクシー」にストーリーの大枠はのっとっていながら、なんといっても役柄とほぼ同じ年齢の倍賞千恵子さんと、木村拓哉さんの掛け合いが凄く良い!
お二人とも「素」で演じてるように見せながら、徐々に心が通じ合う様がとても納得感があって、心が素晴らしく温まりました。原作の主人公二人も仏の名優でしたが、本作の倍賞×キムタクの方がグッと来ました。また、劇中の倍賞さんの歌がエモい!倍賞さんのチャーミングさ、木村さんの優しさが全編に渡って溢れている一作でした。
原作であった説明不足の点(倍賞さんのネイルサロンで成功した話や笹野さんのくだり)を丁寧に埋めている点も原作以上に良かったです。
監督の山田洋次さんは、代表作である「男はつらいよ」はちょっと相性が良くなかったんですが、本作はベストマッチ!
ヒットして、是非続編を出して頂きたい名作です!
まさか、こんなに泣かされるとは 人生で見てきた景色とオーバーラップ
原作のパリタクシーは見ていません。
それほど期待なく見ていました。山田洋二監督の作風だなぁと思いつつ、東京に住んでいたらすぐに「あそこだ」とわかる景色は楽しめました。
レインボーブリッジからの横浜の夕景が素晴らしい。自分自身はハンドルを握って見る景色。
葉山の高級老人ホーム 入所予定時間から大幅遅刻での到着。
施設スタッフのそっけない対応。(電話の時からその雰囲気はあったが。)
すみれはタクシーの料金を払おうと自動ドアにかけよるが開かない。
ここで突如、私の涙腺が崩壊しました。一挙に感情移入?(こんな人、この映画見た人にいますか?)
妻の母親(故人)が入所した施設を思い出した。老人ホームの玄関ドアは入所者の安全のために自動では開かないのです。(但し母の入所した施設(木下の介護)はみな人が暖かかった。)
数えきれないほどの回数、施設に通いました。私は”ドライバー”です。義母が入所する前はいろいろなところをクルマに乗せて行きました。
義母が危篤との連絡。帰らぬ人に。施設からの退去。葬儀。主がいなくなった部屋の片づけ。
この思い出が、私の脳内で映画の進行とシンクロして”上映”されてしまいました。
住む人がいなくなった実家の解体問題も抱えています。その家には、かつては人が集まった。
映画で流した涙はエンドロールが終わるまでになんとかごまかしているのですが、今回は涙の「第二波」が襲ってきました。こんな姿は人に見られたくない。クルマに逃げました。
それなりの長さを生きていると、楽しいことのほかにつらいことや悲しいことも見ている。
だから襲ってきた涙なのでしょうね。
キムタクファンには申し訳ありませんが私はキムタクはあまり好きではありません。
不覚にもキムタクに泣かされてしまいました。しかしながらタクシードライバー宇佐美浩二のキムタクは好きです。
タクシー運転手とこんなに会話した事ある?
パリタクシーが楽しかったので、この作品も楽しめそうと期待しながら着席。
木村拓哉演じる個人タクシー運転手の宇佐美浩二の娘がお金のかかる学校へ入学できそうになる。そりゃ問題になるわな。知り合いの運転手から依頼されて倍賞千恵子演じる高野すみれをタクシーで東京から神奈川へ連れて行く事になった。えっ!タクシーなのに行き先以外に寄り道しちゃうの?それ金と時間かかるじゃん。パリタクシーでは92歳の婆さんは若い頃芸能人だったので、すみれも元芸能人かと思っていたら全然違ってましたね。とにかく昔話を喋りまくるすみれ、若い頃のすみれを演じる蒼井優が旦那とのドタバタを繰り返す。感情をぶつけ合えるのは、よっぽど仲が良いんじゃないかと予想してたら違ってたね。9年も刑務所にいたんだ。それほどの暴力ではないと思ったけどね。あら運転手と一緒にご飯食べるなんて意外だわ。到着したのに無料だなんて有り得ないと思ったが、理由がよかった。ずっと楽しいと思ってたらまさかの展開でウルッ!パリタクシーより楽しかったです。
全216件中、81~100件目を表示
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