事故物件ゾク 恐い間取りのレビュー・感想・評価
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恐怖体験より不思議な体験を
ホラー初心者にはうってつけ。
中田監督なのでホラー描写もそれなりに力が入ってます。
怖がる側のリアクションが叫ぶだけなので今一つ怖さが伝わらない欠点を含んでますが、Jホラーの空気感だけはしっかりと味わえます。
劇場内は渡辺翔太くんの人形らしきものを手にした女子が多かったので、ホラーに全振りしないのは彼女たちへの配慮だったのかもしれませんね。
傍を芸人で固めながらも要所には滝藤賢一さんや加藤諒さん、正名僕蔵さんといった名傍役を据えていた点は好感が持てます。
芸人の多用により恐怖はさらに薄まっており、「恐怖そのもの」よりも「不思議な体験」を強調させる中身になっておりました。
この手の作品に慣れている人にはすぐに先が分かってしまいますが、伏線の張り方もうまく、これまた初心者には楽しめるポイントになっていたと思います。
ホラーよりメルヘン
巧妙な仕掛けにゾクゾク!
■作品情報
事故物件に住み続けるお笑い芸人・松原タニシが自身の体験をもとに執筆したノンフィクション書籍「事故物件怪談 恐い間取り」を実写映画化したホラー「事故物件 恐い間取り」のシリーズ第2弾。監督は中田秀夫。主演はSnow Manの渡辺翔太。共演は畑芽育、吉田鋼太郎、山田真歩、シソンヌじろうら。
■あらすじ
タレントを夢見て福岡から上京した桑田ヤヒロは、「事故物件住みますタレント」として活動を始める。テレビ番組やSNSのネタ欲しさに、必ず取り憑かれる部屋やいわくつきの古旅館、降霊するシェアハウスといった事故物件を転々としながら、それぞれの物件に隠された謎に迫る。そんなタレント活動を続ける中、優しい性格で人一倍取り憑かれやすい体質のヤヒロは、仕事を通じて知り合った売れない俳優・春原花鈴の過去に隠された、ある真実を知ることになる。
■感想
ホラー映画は普段あまり観ないのですが、本作の予告編に惹かれ、そして少しだけホラーへの耐性がついてきたこともあり、思い切って鑑賞してきました。結果として、恐怖とともにおもしろさを味わうことができました。
一軒ごとの事故物件の深掘りは控えめながら、不穏な気配がじわじわと広がり、不安感を煽る演出がなかなかよいです。そこに現れる霊がしっかりと視覚化され、確かな恐怖を味わわせてくれます。短いエピソードがテンポよく繋がり、最後まで緊張感が途切れることなく引き込まれていきます。
特に感心したのは、序盤から丁寧に張り巡らされた伏線が、終盤で見事に回収されていく構成の巧みさです。途中で「これはもしや?」と感じる匂わせはあったものの、ヒロイン・花鈴の背景には予測できない展開があり、これが物語を締めくくる大きなカギとなっています。
ただ、いくつかの疑問点は残ります。例えば、終盤の展開が最初から仕組まれていたとすれば、物語の冒頭で描かれた伏線は生霊によるものだったのか、そしてそれが福岡までスカウトに行ったということなのか、といった点は腑に落ちません。また、花鈴がいつの間にヤヒロに惹かれていたのか、その心の動きももう少し丁寧に描いてほしかったな、と感じます。そしてこの件も、原作者である芸人・松原タニシさんの実体験に基づいているのかも気になるところです。
とはいえ、細かいところに目をつぶれば、純粋にホラーとしてのおもしろさと、物語の構造の妙を楽しむことができます。鑑賞中に劇場のエアコンが効きすぎていたことも相まって、文字どおり背筋がゾクゾクする体験でした。
今回は舞台挨拶中継があり、渡辺翔太さん、畑芽育さん、吉田鋼太郎さん、松原タニシさん、中田秀夫監督が登壇されました。上映前ということで大した話は聞けず残念でしたが、主演の渡辺さんがSnowManのメンバーであることがわかり、観客の女性率の圧倒的な高さに納得しました。
ホラー初心者です!怖いけど面白かった!
幽霊に導かれて…
楽しかった
まあまあ怖かった。
酷すぎるかも
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