「内容にあった席数を想定しているホールの扱い」事故物件ゾク 恐い間取り うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)
内容にあった席数を想定しているホールの扱い
何百人が連日詰めかける内容で無いことは承知して鑑賞。
夏場に肝試し代わりで観るのが最高の条件の作品であり、恐らく自宅のモニターで観たところで「ふ~ん」で済んでしまう作品と思って見に来た。
主演のsnowman渡辺翔太はよく知らないけど、ホラー映画なのに若い女の子のお客さんがチラホラ…こりゃsnowman人気あるなぁ。
逆に高齢者も結構いたが途中トイレに出る人も多かったから高齢者✕ホラー作品の組み合わせについてお客さんの生の声が聞いてみたい。
渡辺翔太の主人公は出しゃばり過ぎず、演技的にも綺麗にホラー作品に同化していた。
女性に接する場面のみ、本職の“慣れ”なのか別人のようにクサイセリフを言えており、劇中の他のシーンの演技とのギャップがあった。さすがに巷の女子達がホラー作品を観に来る訳だ。
ただ鑑賞した同館のホラー作品上映時の音響は圧倒的に大きいので、雷一発で客席がビクッとなるほどだった。高齢者も多いので音が凄すぎては逆にアカンのではないかと思った。
オムニバス形式で5軒?の事故物件を紹介するが、そりゃねーだろ?と思う家がある。
1軒目はかなり酷い。もはや心理的瑕疵なんてレベルじゃねぇよ。爪食い込んだまま置いとくなよ。畳と壁紙くらい交換しろよ。
2軒目は宿泊施設、ドンドコドンとやかましい。
3軒目の猫ババはまぁ怖くない。ウィジャボードまで出してきたのに指離してしまったらあかんやろ?
あの落ち方て死なんとは頑丈なやっちゃで。
4軒目、女子の家に間借りさせてもらうとか…ファンが怒りそうだから配慮したのか、過剰な関係にはならないのが不思議。
5軒目、途中で大体想像つく。
作品全体でゾッとするシーンは突き抜けるSEと光、映像が噛み合っている。ただ後々怖いか?と言われればどうだろう。
芸人がそこかしこに出演しているが過剰に笑わせようとしてないのでその点は気にならない。
ただ観終わって帰宅し物音が気になる程度には面白かった(笑)
この作品の後、観た「近畿地方の…」はともかくとして、「カラダ探し2」「ザモンキー」は方向性はコメディありだから仕方ないとしても、全くゾッとしなかった。そう言う意味で相対的にこの作品の評価が上がった
