「夏の肝試し(もう死語かな?)」事故物件ゾク 恐い間取り ihatakaeightさんの映画レビュー(感想・評価)
夏の肝試し(もう死語かな?)
事故物件住みます芸人松原タニシ原作「恐い間取り」を映画化。事故物件にまつわる怪異心霊現象を中心にオムニバス形式にストーリは展開される。
まず面白いと感じたのは、松原タニシ氏は事故物件現場で動画撮影を行い、その他事故物件へも取材をし、芸人なので多少盛っているとはいえノンフィクションを書籍化し、そしてその原作を基に中田秀夫監督が映画化(フィクション)させたスキームだ。ここが怪談というエンタメジャンルの良い所だと思う。
不穏な空気…ちょい怪異…がっつり怪異…絶叫…逃げろ―!がちゃんと楽しめて、不穏&絶叫の演出が中田秀夫監督の手腕が発揮されており、随所で鳥肌が立った。
主人公演じる渡辺翔太もイイ。優しい人は幽霊も頼ってくるという雰囲気も出ている。声も渋い。ゲスト出演も意外な方々がでている。
日本ホラーは、幽霊の呪いで二時間近く展開するのは劇場映画として微妙かなっと思ってましたが、わりと楽しめたというのが正直な感想。夏の肝試し(もう死語かな?)的に観に行けます。
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