爆弾のレビュー・感想・評価
全217件中、1~20件目を表示
もう一回取調べお願いします。
「爆弾」
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いきなり取り調べが始まっている導入部が素晴らしい。
「ドラゴン・タトゥーの女」なオープニングクレジットも微笑ましく、また謎のヒントになっているところもいい。
主な登場人物も特にフォーカスが当たるわけでもなく、淡々と主要人物が画面に登場するさりげなさもいい。誰もかれもが、特殊なわけでもなく、誰もかれもが、同じ側面を持っている。主人公然しない山本裕貴、毅然とした渡部篤郎の崩れ方。山本と渡部の関係も語られないがそれはいいだろう。
だが、その描写故、主要人物のだれもが、「なぜ」それを「するのか」、「できるのか」といったクエスチョンが緊迫感の持続を遮っているのが痛しかゆし。
記録係の手打ち入力。爆発の有無をネットニュースの速報で確認する。そんな警察署に駆け込むネットに踊らされた市民。なかなか引っかかる。
目指すべきてんこ盛りなエンターテイメントになっているが、個人的には回想シーンは全く必要ない。さらに爆破シーンは意外性がないため、展開の緩急になっていない。グロい描写が安っぽく、カメラが外に出れば出るほど逆に映画的な面白さが損なわれている。
お客さんを呼び込むエンタメ映画のための派手なシーンは必要、かと言うと、今年の邦画の充実ぶりを見ると、必ずしもその結論だけではないように思う。
思い切って、全く取調室から外に出ず、会話劇、密室劇に徹するほどの意気込みと練りこみを求めれば、よりインパクトを与える作品になったと思う。
「ジョーカー」で「ジョン・ドウ」な佐藤は、「容疑者X」。「レクター博士」のようなバックボーンの構築も可能。ここでは佐藤と山本の対決は、言葉遊び、「記憶力」の対決。そこに「間宮」な要素はないが(いや、無いわけでもないか)、萩原聖人にこの役をやってほしかったなあ。
もう全部吹き飛ばしてしまえ!
最高に面白かった。下手すると犯人?スズキに共感してしまう。そのスズキの指をへし折った年配刑事(名前なんだっけ)の気持ちも判る。如何に妙な性癖があったとはいえ、それを変態呼ばわりして取り囲むマスコミ、安易に動画を拡散、そして「俺シラネ」といって逃げを決め込む。警察の聞き込みにカメラを向けて嫌味をつける。世の中、良い奴なんて居やしない。アニメにしたら、さぞかし黒インクが足りなくなるだろうという、最初っから最後まで薄暗い映画のイメージ。とことん視聴者にストレスをかけ、むしろ犯人に共感してしまう。スズキから「あなたもそう思ったんじゃないですか」という問いかけは、まさに視聴者へのメッセージ。
でも、ちゃんと釘を刺すのはいいですね。「お前は悪だ」と言い切る年配刑事のセリフのお陰で踏みとどまった気分。露骨に爆弾で傷つく警察官を含めた被害者達の姿に、「悪いことをするとこういうことになるんだ」と目を覚まさせてくれる。そのへんが、この映画の良識だったと思う。面白さ半分、やっぱり見終えて鬱屈した気分にもなったけど、「高い焼き肉おごれ」というメッセージで少し上向き気分になれます。あのメガネの切れ者、類家くんもポーク(なんだっけ)が喰いたいというセリフ。そういえば「じゃりン子チエ」でも言ってました。「まずはお腹いっぱい食べること。お腹が減っていると、ついつい変なことを考えてしまう」ということなのでしょう。国民に飢えさせる国では駄目なんでしょうね。日本の豊かさもまた、治安維持の否決かもしれません。
あと、雑感というかなんというか。こういう事件、一人の犯人が知恵をふるって警察全てを翻弄するなど、本当に有り得るものかどうか。こういうフィクションって本当にファンタジーだと思う。ファンタジーというと語弊が悪ければ、現実味の無い夢物語。懲りに凝った計画犯罪って、なんの経験も無しにプランを組んで実行して、それがどこまで上手くいくものか。ようするに「手練れ」でなければ、「未経験」では駄目だと思う。常習犯で無ければ、成功率なんてかなり低いのでは無いか。
加えて、警察署の取調室で、強面の刑事の取り調べを受けて、どこまで踊りきることが出来るものか。あのスズキも若くないし、どんな経験を積んできたかは知らないけど、出世争いで殴り合ってきた警察相手に面と向かってからかうなんて、どれほど海千山千の経験を詰めば出来るものなのか。映画を見ていて、「そんな人間がいきなり登場するなんて有り得ないよな」という気分に終始囚われてしまいました。でも、だからこそ、「邪悪な怪物」ぶりが面白いんですけどね。
その怪物ぶりを演じきった佐藤二朗さんでしたか。凄まじい名演でした。役者陣が実に魅力的な凄い人達、類家くんが出演者の筆頭に上がってるけど、まさに怪物スズキこそ、この映画の主役だったのではないかと思います。
そういえば、類家くんの名乗りの連呼。あれがなければ、見ていて名前が認識できませんでしたね。役割がハッキリしていれば登場人物に名付ける必要はないと思っていますが。
佐藤二朗ショー
なかなかの怪作というか、佐藤二朗ワンマンショーみたいな映画だったのだが、いかんせん私は佐藤二朗の芸風が苦手なので、彼のどアップの連続とクセつよ演技の炸裂ぶりにちょっと辟易してしまった。佐藤二朗ファンの方本当にごめんなさい。
原作未読なので映画の情報のみでの評価になるが、話の土台の部分がちょっとわかりづらかった。原作を読んでおけばよかったかもとちょっと後悔。
そもそも山脇と梶、石川辰馬は何故環状線の爆破を計画したのか。長谷部の心の闇が何に由来するものなのか。タゴサクに行動を依頼した明日香の動機。明日香が息子の辰馬を殺した理由も今ひとつ腑に落ちず。明日香から頼まれただけであそこまでするタゴサクのモチベーション。
全く描写がないとは言わないが、山盛りのネタに対して人物造形の作り込みが乏しすぎる気がした。さらっと流されたこの辺りのことが引っ掛かり、テンポよく進んでいく物語に乗りきれなかった。
取調室でのタゴサクと捜査一課の面々とのやり取りの緊迫感はよかった。前述のように私は佐藤二朗の芸風が苦手なのでタゴサクのトークにも嫌悪感を抱いたのだが、そもそもタゴサクは観客に嫌悪感を抱かせたら正解と言っていいようなキャラなので、私の受けた印象は佐藤二朗の狙い通りということなのかもしれない。
佐藤二朗 vs 染谷将太、渡部篤郎、山田裕貴の畳み掛けるような台詞の応酬は、爆発シーンと並んで見応えがあった。彼らの間で行き交う言葉を追いつつ、タゴサクの言葉遊びの謎解きにも気を回すため自ずと集中して展開を追うことになる。この辺はゲーム的な要素があって面白かった。
ただ、タゴサクの弾丸トークに垣間見える彼の主張、「人の命が平等だとか欺瞞じゃね? 心の奥では皆そう思ってんだろ?」といったような(違っていたらすみません)メッセージには、正直あまり新鮮味がなく、タゴサクをそれほど怖く感じなかった。あれだけ意味深な言葉を立て続けに吐いて、たまに突然大声も出すのだから、見るからにヤバい奴、という意味での怖さはそれなりにあったが。
個々の人間にとって他人の命が平等でないのは当たり前であり、ただ社会秩序のために「命は平等」という単純化した理想を標榜しているに過ぎない。社会秩序が失われれば個々人が危険に晒されるから当然のことだ。だから社会秩序を守る立場の警察の人間が、命は等しく大切だという体裁を取るのも当然だし、類家のように本心では誰かを殺したいと思ったことのある刑事がいるのもこれまた当たり前。そこを今更つついて喜んでいるタゴサクが、ちょっと子供っぽく見えてしまった。
相手の心に踏み込むサイコキャラを出してくるなら、普通に話しているだけでいつの間にか取り込まれそうになる怖さ、あれ?この人そんなに間違ったこと言ってなくね?となりそうになってゾッとする怖さを感じたかったが、タゴサクにはそれはなかった。あくまで私の主観、好みの問題だろうけど……
終盤もちょっと不完全燃焼というか……爆発物を仕込んだのが辰馬たちとは分かったけどもう死んでるし、そもそも明日香は娘を守るために犯罪を計画した辰馬を殺したのかと思ってたら自分が警察署に爆弾抱えて来てるし(不発だったけど)、発見しきれない爆弾残ったまま終わるしで消化不良感が強かった。
山田裕貴のインタビューによると「ベートーヴェン捏造」と撮影時期がかぶっていたようで、彼と染谷将太(上記作品にセイヤー役で出演)の演じ分けを味わうというメタ的な楽しみはあった。
非常に相性が良かった
映像化するにあたってクライムサスペンスの金字塔セブンやハンニバル、ボーン・コレクターなどをかなり意識して演出の手本にしているように感じられたし、この物語の構造的にそれが見事にいい効果を出しており
非常に面白かった
ただ日本人ってこんなに入場規制で混乱するかな?や警察という組織が私利私欲で動きすぎてないか?無名の刑事が事件現場で素振りしてた事こんなにメディアが大々的に取り上げるだろうか?多少違和感を感じる部分はあったがそれ以上に取調室での会話劇は非常に見応えがあって映画観に行けて良かった
終わりの言葉も映画館に来た観客に対しての当事者意識なく安全圏にいると思うなよみたいな警告のようで良い味出してた
続編も匂わせている感じもあったのであるならば観てみたい
中々尖った作りに痺れる “佐藤二朗”日本アカデミー賞助演男優賞ノミネート間違い無し
物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男・・・。
「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスでも、「セブン」のケビンスペイシーでも無い、佐藤二朗であって佐藤二朗で無い“スズキタゴサク”は必見!
2025年後半の一作をあげるとしたらこの「爆弾」をあげたい。
原作未読、映画脚本と原作は別物と思ってるが、久々に原作を読みたいと思わせる中身の濃い“本”。そして、何よりつかみどころがない様で恐ろしさの欠片も見せない佐藤二朗の怪演に圧倒された。
原作は当然“スズキタゴサク”=“佐藤二朗”という訳では無かったであろう、そんな事を思うとあまりにも運命的な出会い、この出会いを見ない手は無い。
そして、話しが良くできてる。
『このミステリーがすごい! 2023年版』堂々1位はだてじゃ無い。
映画「天国と地獄」の身代金シーンも社会的な影響は大きかったが、この作品を見て模倣するやからが出るのでは無いかと、リアルに一抹の不安を思わせる顛末に引き込まれた。
一つ残念と言えば、佐藤二朗の怪演に食われて主演山田裕貴の存在が薄くなってしまった。羊たちの沈黙で言えばジョディ・フォスター演じるクラリス・スターリングなのだが、結末がぼやけたのはこの辺りの詰めが甘かったからかもしれない。
渡部篤郎演じる捜査一課交渉人を打ち破った“スズキタゴサク”、続いて対峙する真打“類家”に繋がる伏線にもう一捻りあったら、一級のミステリー映画になった。
とは言え、冒頭からの展開、伏線の張り方共に中々尖った作りは面白かった。
よかったです
爆弾魔と思われるスズキタゴサクと交渉役の刑事のやりとり・心理戦が面白いです。
主演は刑事の山田裕貴さんということですが、明らかにスズキ役の佐藤二朗の方が主役で、その怪演を観に行くようなもんですね。演技はどちらも素晴らしかったです。
いわゆるジョーカーものとでも言えばいいんでしょうが、そういう作品が好きな方にはお勧めしたい作品です。
問題はスズキタゴサクの背景がよくわからない点で、動機などがわかりづらく、なぜあのような行為をして、警察をあざ笑うような態度をとったのだろうと疑問が残ります。
端的に言えば、世間から見捨てられて誰一人頼る人もなく、さんざん失望をしてきた男、自分なんかどうでもいいと悲観していたスズキタゴサクが、最後にたった一人の信頼した人に裏切られ、そしてこの世界を呪い、絶望したということなのかもしれません。
または頭がよくて周りがバカばかりに見える、ひどくつまらない世界を生きてきたスズキがゲームとしてこの世界を壊して楽しんでやろうと考えたのかもしれません。
もちろん、そうした考えを一般化するために、あえて動機が不明瞭なのかもしれませんし、むしろ背景を描かないことで、そういったサイコな部分を楽しむ作品なのかもしれません。
「命は平等ではない」というスズキタゴサクの言葉からわかる通り、浮浪者など社会的価値の低い者よりもこどもや権力者などの方がよほど価値が高く、綺麗事を並べても現実には皆それを受け入れている。
法律は必ずしも正しいとは限らず、悪者を守ることもある。警察はその法律によって縛られる駒でしかない。または人間はルールから外れることを許されないということでしょうか。
誰しも失望することがあるし、追い詰められれば犯罪も起こします。誰の心にも悪はあるし、破壊的な心や快楽的、狂気的な部分もあるでしょう。ほとんどの人が一線を越えないのは愛されて育ったという要因があるからかもしれません。保身のためかもしれませんし、または法律やルールに縛られているからかもしれません。教育的な部分もあるでしょう。
歯車が狂えば誰しもが転落してしまう可能性もあるのかもしれません。
「なぜ悪いことをしちゃあいけないの?」
映画を通して様々なことに想いを巡らせられるのも楽しいです。
原作はベストセラーになったそうですね。私は全く知りませんでした。続きもあるようですし、続編があるのかなーと楽しみでもあります。
快作…いや怪作…?
なんと言うか、後味が悪いと言うか消化不良と言うか、スッキリしない映画でした。
しかし、面白くなかったかと言うと決してそんなことはなく、とても観応えがあったしめちゃくちゃ面白かったです。
なんだかよくわからんがすげえものを観たなという感じです(語彙力皆無)。
期待通り主役を喰う勢いの佐藤二朗さんの演技は圧巻でしたし、主演の山田裕貴さんは勿論、渡部篤郎さんや染谷将太さんをはじめとする脇を固める方々の演技も見事。
きっと誰もが、大なり小なりスズキタゴサクのように、もうどうでも良い、全て壊してしまえと、そんな思いを抱いたことはあるのではないだろうか。
しかしだからと言って、実際に実行に移す人間はそうそういないはずだ。
しかし、実際に実行に移す人間とそうでない人間、この両者を分ける要因は、ほんの些細なことなのかもしれない。
一歩間違えれば、我々もスズキタゴサクのようになってしまう可能性があるのだ。
最後の爆弾は、意外と身近な所に隠されているのかもしれない。
そう考えると、ほんの少しだけ背筋が寒くなった。
正義(動機)の否定、平等な暴力と憎しみ
佐藤二朗の怪演とまわりの役者陣の見事な相乗効果による緊張感あふれたサスペンスエンタメ作品。2時間があっという間だった。
だが、よく見ると単純な犯罪劇や知能戦でない仕掛けにモヤモヤした人も多いだろう。特にスズキタゴサクの動機や意図がよく分からないからだ。ただこれは作品の欠陥ではなく、意図的に映画のなかで位置付けられてる。それが一筋縄ではいかない。
序盤はスズキが単に酔っ払いの馬鹿を装った知的な爆弾魔のように見える。それがどうやら警察に対する復讐のようにも感じられる。スズキの子供じみた挑発に対する優秀な警察官と知的な心理戦。ヒントを読み解いて爆弾のありかを探り事件を解決に導く正義の警察。
しかしこれが単純な正義の警察と悪の復讐鬼スズキとの対決ではなかった。彼はすべてを握っているようだが、飽くまで自分は記憶を消されて催眠術で動かされており、第三者や被害者のような態度を貫く。これは警察をはぐらかしているように見えるが、実はそうではない。この態度には意味がある。
スズキタゴサクという佐藤二朗の演技がコミカルでもあるので、何が本気かどうかよくわからなくなってくるのは、警察だけでなく観客も同様だ。どうやらすでにスズキの術中にハマってしまったらしい。
尋問中にスズキは正義である警察に疑問を投げつける。命は平等ではないではないか?それに警察は、平等は法で約束されると答えるが、最終的にスズキの術中で彼に憎しみをぶつけることになり、犯罪者の命は低く見られていることを暴露してしまう。
スズキが主張する平等さは、無差別な暴力、つまり爆弾のことだ。映画のなかで単に市民が傷つくだけで、彼らは無名のまま死ぬ。スズキは犯行声明の動画で爆弾魔としての目的を読み上げるが、全く共感できないし、他人事のようである。だって催眠術で言わされてるから。ただ一つ明らかなのは、爆弾は突然何処でも起こり、それは誰であろうと関係なく巻き込まれる。それは無差別なので平等なのだ。
また、スズキは尋問した警察官に指を折られ、別の警官から脅され、また警官の倖田から殺されそうになるほど憎まれる。スズキはよく蔑まれてはいるが、憎しみはそういうマウンティングとは違い、スズキ個人でしか意味のない個人的感情だ。ここは命の平等と同じく、スズキのような人物は愛されることはないかもしれないが、憎しみは簡単に抱くことが出来る。それは愛に比べて差別がない、平等な感情だ。だから彼は警官を誰一人個人的に恨んでもないのに、憎しみを自分に一方的に向かわせることに成功するのだ。
モヤモヤの正体はここにある。スズキタゴサクは、個人では何も信念も復讐心もない。ただ警察が言う正義は自分のような人間は含まれていないことを彼らの前で曝け出すだけだ。アンタたちの言う平等なんてない。爆弾のような暴力と憎しみだけが平等だ。人は爆弾がなくても死ぬ。ホントはアンタたちもそう思ってるはずだ。だから爆発しても問題ない。自分を殺したいほど憎いくせに、アンタたちの正義では自分を守るしかない。
結局、スズキタゴサクとは、この映画に出てくるすべての登場人物の「媒介」でしかない。イシカワ家の家族たちの恨みつらみ、シェアハウスの若者たちの暗い欲望、野方署にいる刑事たち、類家でさえも、心の底にいだいている悪意や苛立ちをそのまま反映するかのような態度と行動を取っているだけだ。スズキに対する推理はそのまま自分に返ってきて空振りするだけ。
こんな意地悪な映画の登場人物はなかなかいない。彼は悪か?と警察に問うが、清宮が悪と答えても類家は答えない。それが自分に返ってくることを知っているからだ。勝負は引き分けかもしれないが、警察は完全に敗北している。そして爆弾は残されたままだ。
人といふ人の心に1人づつ囚人がいて呻く悲しさ
どうしても、原作を読まないと知ることがない事実や人物設定があるようで。なので、感想は原作と矛盾するかもしれない。それはそれとして。
とにかく最後まで丁々発止の心理戦だった。単なる器物破損の罪で連行されたと思ってたしょぼくれた男スズキタゴサクの言い出す、奇妙な「予言」。彼と対峙しながら心理戦に敗れ去っていく取調べのプロ、巧妙に利用される刑事と警察官。そして「舞台」が野方署でなければいけなかった訳。映画では描き切れない人物描写や事件背景は、たぶんに尺的な問題からなのだろうけど、そのおかげでコイツ(スズキタゴサクはもちろん、伊勢も清宮も)の過去には何があったんだ?という迷宮に、こっちもハマっていく。
スズキタゴサクは、10円ハゲがあったことでいままで散々にイジメを受けていたのだろう。たぶん、直前にきれいに坊主頭に散髪する前は長髪にしていてハゲを隠していたかもしれない。そのコンプレックスから逃れるべく、文学に耽ったのだろう。クイズにして出すヒントにもそうして得たであろう知識がふんだんにあった。だからけしてスズキタゴサクは卑屈で低能なホームレスではない。じゃなければ、仕組まれた爆弾の時間と場所を正確に覚えている知能もないはずだ。そしてそれを抜群のタイミングで晒す話術と度胸も持ち合わせていないはずだ。単独犯なのか石川明日香と共犯なのか、初め石川明日香の関与に気づいたときは「容疑者スズキタゴサクの献身」かと思ったがむしろ石川明日香は利用された側なのか、それは終盤に怒涛の展開を見せてきて、残りの爆弾の存在やスズキタゴサクの正体やら謎を野放しにしたままのラスト。消化不良感。それこそ、この映画の巧妙さである。劇中の警察内部の連中が弄ばれたように、こちらも、慌てふためく世の中をせせら笑うスズキタゴサクの術中ってことだ。
予告篇を観た時から・・・。
原作読んでる方には笑われそうな事かきます。(未読です)
予告篇から「負の魅力」を撒き散らす佐藤二朗に惚れ惚れしながら
「ああ、きっと最後は山田裕貴に精神的に完膚無きまでに叩きのめされてへろへろな佐藤二朗を観なきゃあかんのかなあ。やだなあ」
「かといって山田裕貴が完敗でへろへろというわけにもいかんよなあ」
と不安と覚悟で観にいったのですが・・・。
「キングコング対ゴジラ」(日本のね)とか「座頭市と用心棒」のような
「両雄並び立たせなきゃいけない」映画の系譜にすっぽりはまった落とし方をしてくれて
大変気持ちよく劇場を出ました。
また佐藤二朗が
「本当は俺にシンパシー感じてるんだろう」
という意味の事を山田裕貴や染谷翔太に問いかけるのですが
二人とも「感じるけど実行しねえよ」的な回答です。
当然です。
「やらない後悔よりやった後悔」などど説教たれてる方は是日この作品を観て猛省していただきたいです。
面白いです
佐藤次郎が怖かったです
環状線の自販機で飲み物買うのはやめます
勝手に行動するのは良くないと思いました
思ったより爆発しててびっくりです
政治家は爆発して欲しかったです
フェミニストも爆発して欲しかったです
どっかーん!〇〇〇〇です
どっかーん!夏川結衣です
2025年映画館鑑賞108作品目
11月10日(月)イオンシネマ石巻
ハッパーマンデー1100円
監督は『ジャッジ!』『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』『恋は雨上がりのように』『キャラクター』の永井聡
脚本は『イキガミ』『晴れのち晴れ、ときどき晴れ』『神さまの言うとおり』『ラプラスの魔女』『赤羽骨子のボディガード』の八津弘幸と
『亜人』『サイレント・トーキョー』『ブレイブ 群青戦記』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の山浦雅大
粗筋
酒屋の前で暴力事件を引き起こした酔っ払いのホームレスが逮捕された
野方署の取調室で男は「スズキタゴサク」と名乗る
ダゴサクによると自分は霊感があるという
取り調べをしていた所轄の刑事の等々力は本気にはしていなかったがタゴサクの予言通り秋葉原で時限爆弾が爆発
死者は出なかったものの大惨事に
警視庁は野方署に捜査一課強行班捜査係の類家と清宮を派遣
清宮が等々力から取り調べを引き継いだ
タゴサクは清宮を相手に「9つの尻尾」という心理テストを始め類家はその質問の中から「次の爆発地点」を推理することに
爆破事件は東京都内のあちこちで続出
今度は死者も次次と
警察はタゴサクに共犯者がいると見て捜査を続けるが
佐藤二朗の過剰とも言える怪演
人生の落伍者が一世一代の一芝居を打っているわけだからこれはこれで良い
真犯人の身代わりになっているかといえばそんなことはない
事情は知っているが犯人ではないことを終始それを続けている
この映画はやはり映画館で大きなスクリーンで少し近めの席で観てほしい
なんだいこれ渡部篤郎の無数の皺!などいろいろと気づくことも多い
沼袋交番の名コンビ好き
後輩が先輩を慕っているんだか慕ってないんだかあのやりとりが良い
沼袋とか野方など地方の人にはいまいちピンとこない地名がよく出る
長谷部を演じているのが加藤雅也だと気づくのに時間がかかった
息子役の片岡千之助の祖父は十五代目片岡仁左衛門で自分としては世代的に片岡孝夫の方が馴染みがある
娯楽映画として十分に楽しめたが細かいことを言えば腑に落ちないことが多々多々あったことは間違いない
何よりもたかが手淫でここまでの大騒ぎになることがいくらなんでもありえない
久米田康治の『行け!南国アイスホッケー部』じゃあるまいし大袈裟な
帰宅途中の女子中学生に体液をかけたとならば話は別だが未公開でこっそりやっていたところを同僚に見られただけの話じゃないか
室内とはいえ場所が場所だけど
原作には続きがあるらしい
腑に落ちない点も続編があれば納得できるのかな
本編には関係ないが映画の宣伝を兼ねて『ネプリーグ』に出演した『爆弾』出演者チームの正名僕蔵の「爆乳」発言はありえない
時間ギリギリのヤケクソならともかく時間たっぷりで自信満々に答えてあと無言になるのが気持ち悪い
セクハラ上司とかそんな役しか来ないぞと
そもそもなんで正名僕蔵なのか
これも本編には関係ないがプレミア試写会?に出席した時のドレスアップした伊藤沙莉がとても綺麗でびっくりした
この映画の爆発シーンより
仕事も順調だし結婚もして幸せだと化粧のノリも良くなるのか
あることはあるんだろうけど化粧品のCMがもっとあっても良い気がする
顔は赤点笑顔は満点伊藤沙莉素晴らしい
ますます好きになっちゃった
配役
酔っ払い酒を買うにもお金がないので腹を立て自販機を破壊し怒った酒屋の店主を殴り逮捕されたホームレスの自称スズキタゴサクに佐藤二朗
警視庁捜査一課強行班捜査係のモジャモジャ眼鏡の類家に山田裕貴
取り調べで9つの質問に答え続けるも終了前にキレてしまいタゴサクの手の指を折ってしまう警視庁捜査一課強行班捜査係の清宮に渡部篤郎
直属の部下には厳しく類家に対しても好意的ではないが交番勤務の倖田にはなぜか優しい野方署の課長の鶴久に正名僕蔵
捜査一課の2人が来る前にタゴサクを取調室で取り調べし彼になぜか気に入られた野方署の刑事で長谷部の元相棒の等々力に染谷将太
野方署の巡査長で取調室で供述内容をパソコンで記録している伊勢に寛一郎
沼袋交番勤務の巡査長で後輩の倖田とコンビを組む矢吹に坂東龍汰
沼袋交番勤務の巡査で先輩の矢吹とコンビを組む倖田に伊藤沙莉
マスコミを騒がせる不祥事を起こし責任を取り辞職しホームから走行中の電車に飛び込み自殺する長谷部有孔に加藤雅也
有孔の息子で理系の大学に通っていた石川辰馬に片岡千之助
有孔の娘で今は母と二人暮らしの石川美海に中田青渚
有孔の元妻で夫が自殺したために鉄道会社からの請求額支払いで生活が苦しい石川明日香に夏川結衣
等々力の後輩刑事の井筒柾に遠藤史也
職質受ける金髪の若者に星野翼
辰馬のシェアハウス仲間の和久に仁村仁弥
辰馬のシェアハウス仲間の山脇に吉田カルロス
辰馬のシェアハウス仲間の梶に門田宗大
爆弾の説明をしている技官に竹崎綾華
スズキの回想に登場する雪積もる日に陵辱された挙句に殺された少女のミノリに平田風果
捜査一課の課長に小沼朝生
野方署の班長に西沢仁太
刑事の風間健介に岡雅史
刑事の助友康弘に酒井貴浩
刑事に小澤雄志
刑事に麻絵
刑事に安藤彰則
刑事に吉田晴登
刑事に松木研也
刑事に岡田地平
警察無線の声に堀丞
新聞配達店店主に加藤満
アジア系外国人の新聞配達員にローハン・ジーテンドラ・ケムラニ
レポーターに佐藤委子
レポーターに坂本麻子
取材記者に大森寛人
捜査一課の捜査員に樽田泰宏
捜査員に卯内里奈
鑑識に平山よう
警察官に片山健人
警察官に金平武蔵
警察官に山根彰真
警察官に浮田恵梨子
警察官に平野目乃美
グラビアアイドルに七瀬なな
コンカフェ嬢に齋藤美雪
コンカフェ嬢に宮崎葉
学生の細野ゆかりに岐津舞
訳わからん
タゴサクが辰馬の計画をのっとったとして、明日香から相談されて警察に捕まるまで三日ぐらいしかないはず。
三日の間に爆弾計画も爆弾の仕組みも理解して、自分で秋葉原、東京ドーム、代々木に設置する。動画を自分で撮り直して時間が来たら公開出来るようにする。
辰馬に爆弾を仕掛けて床に起爆装置をセットする。
刑事とのやりとりの台本を考えておく。
これだけの理解力と行動力あったら天才じゃない。ホームレスなのどうして。現在もホームレスなのかわからないけど。
機械にも強いんだ。
明日香は息子を殺しておいて爆弾の事は警察に言わないのか。タゴサクに相談して何をして欲しかったのか。
結局ばれるのに。娘を守りたいと言って結局最悪の結末。
長谷部はなぜ電車で自殺を?
大勢に迷惑かけるし何より家族に賠償金の請求が。そんなの知ってるだろうに。
マスコミにリークした医者をなぜ訴えないのか。
みんな頭おかしい。
時系列や整合性がはっきりしてないと何か冷める。
何でやねんと思ってしまう。
タゴサクと刑事のやり取りがやりたかったのはわかるけど。
タゴサクは謎の人物で人間の形をした超越したものという風に捉えればいいのかな。
今年は爆弾映画の当たり年
感動も、怒りも、達成感も、何にも残らない映画でした。
かと言ってつまらなくは無い。
取り調べ室に出て来る俳優陣の演技が賞賛されるんだろうけど、それを言っても何だかなあって気がする。
タゴサクが最後の爆弾の時に言ってた。ターゲットにあげられる最初の方にこの映画のメッセージがある様な気がしました。
ここまでの事は起きないにしても、不満の溜まった世界を爆発させる奴は実世界でも出て来るかもね。
類家が言った様に壊す方が簡単だから。
それにしても、
桐島です。
ワン・バトル・アフター・アナザー
爆弾
今年は爆弾映画の当たり年ですね。
オチが…
原作未読で映画鑑賞。
予告見て面白そうだったので、期待大。
出演俳優陣が豪華で引き込まれました。
が途中出てくる女子高生暴行殺人事件や、現役刑事の不適切な行動事件など本編とは別の事件が出てくるが、サラッとしていてよく分からなかった。特に女子高生暴行殺人事件は、若手刑事が関わっている…?関わっているなら、なぜそれをスズキが知っていたのか…かなり疑問でした。
そしてオチが弱い…取り調べを山田裕貴に代わってから九つの尻尾ゲームをやるのかと思ったらやらないし、謎解き感も薄れるし、爆弾見つからないの…でモヤモヤして終わってしまったのが残念だった。
予告見て
駆け引きが色々あり、心理戦の所もあり、
とても面白かったです。
佐藤さんの演技が素晴らしい👏
色々伏線が貼られていて、真犯人へのたどり着きが、
少しあっさりしていた所が
少し?でした。
続きがある含み方の終わり方
それも良かったです。
爆弾は何処?気になる!
佐藤二郎の演技がすごい
佐藤二郎の役作りもすごかった。
ヒゲは特殊メイクなのかな?
佐藤二郎の話し方もすごくて、なんだか引き込まれる話し方でした。
爆発シーンはやっぱりすごくて、爆発するかもという緊張感がすごかった。
ただ長谷部なんとかって警察のスキャンダル(事件現場?でオナってた)は、文春とかが記事にして、奥さんの生活がぼろぼろになるのはよくわからんかった。
原作があるから仕方ないけど、変えれたら良かったのにな。
指を折るシーンは、痛そうだった。
後最後矢吹がめっちゃ高い焼肉奢ってっていたのもよくわからなかったし、後伊藤沙里は、伊藤沙里がすごかった
どの役してもよくわかるなぁ
最後の爆弾は……
劇場の私たち観客の誰か(の心)に届けられた、という解釈がより美しいでしょうか。
名前しかり、徹底してスズキタゴサクの背景を見せないところ、また「not創造主」という点から彼を1キャラクターとしてではなく「媒介」の象徴として理解・鑑賞をしてました。
※いろいろと違いはありますが象徴性という意味の本質として日本版ジョーカー(ダークナイト)と言って差し支えないかと。ヒース・レジャーにタメを張れるほどの佐藤二朗さんの怪演!
お話としてはもちろんなのですが、役者さんたちの演技も光る大変良作品として心に残りました。
配信されたら改めてまた観ます!二朗さんサイコー!🤩
私たちの心に潜んでいる"不発弾"
とある男が酒屋の店員に暴行し、自販機を壊した騒ぎを起こして警察署に運ばれた。
名前は「スズキタゴサク」
彼の容姿は何の変哲もない中年男性といったところで、一見おとなしい態度を見せるが、どこか無邪気にこちらに話しかけてくる。
警察官の等々力は、タゴサクに対して、被害に遭った酒屋に示談を持ちかけるも、どうやら手持ちの金もなさそうだ。
そんなタゴサクは賠償する代わりに警察に捜査協力を持ちかける。
「このあと、秋葉原で何かが起こりますよ」
不審に思う警官の等々力だったが、その直後、秋葉原内で爆弾が爆発する事件が発生。
タゴサクは自身に霊感能力があると告げ、他にも同様の事件がこのあと起きると予言する。果たして目の前の男は本物の能力者なのか?はたまた別に真犯人がいるのか・・・?
この映画の核心は、「タゴサク」という存在と、彼が仕掛ける「爆弾」というメタファーにあると思う。
まず、キーパーソンである「タゴサク」は、冒頭から既に捕まっている。にもかかわらず、彼は爆弾が仕掛けられている場所のヒントを出し、クイズ形式で捜査官たちを弄ぶ。
彼は、人の心に潜む「欲」を見抜くのが恐ろしく上手い。
例えば、伊勢捜査官の出世欲を瞬時に見抜き「手柄」をエサにする。清宮捜査員の心の内の憎悪を感じ取り、最終的に彼に「容疑者への暴行」という不祥事を起こさせる。人の「欲」を引きずり出し、その後に最悪の「結果」をもたらす。
人間自体が容器で、負の感情は「爆薬」として考えるなら「タゴサク」自身がその「火付け役」として立ち回る。
その姿は、まさに「妖怪」のようだ。爆発を予告する姿は「くだん(件)」であり、こちらの心を正確に読むところは「サトリ(覚)」でもある。
タゴサクの姿は坊主頭で地味な服に身を包み、おどおどしていて、なおかつ言葉使いは異常なほど丁寧語だ。会話の内容も、事件に関係のない話を盛り込んで長文で話す。会話の内容も姿も「特徴がない」のですぐに存在を忘れそうになる。
姿を隠してセリフだけ聞くと中性的で性別がわからないようにも感じるので、姿形が掴めない。印象に残らない。
のっぺらぼうのような外見とは裏腹に、彼の内面から発せられる「悪臭」は、我々が隠し持つ「心のすね」を刺激してくる。
思えば「タゴサク」という単語は「農民や田舎者を嘲って言う言葉」という意味だ。
劇中でも自分を過度に卑下したり見下すような言動を繰り返していたが、その名前を反対にして考えて見れば、東京という大都会の人間たちを自分の掌で踊らせて嘲笑っていたのかもしない。
一方で、映画で執拗に描かれる「爆弾」は、単なる物理的な脅威ではない。
それは、我々の「腹に一物」、つまり「妬み、憎しみ、嫉妬」といった、普段は理性のフタの下に隠している負の感情のメタファーでもあると感じる。
日々暮らしていると、世の中の無情さや理不尽さによって「不満」が蓄積し、それが時限爆弾のように変わっていく。
彼が爆弾を「無作為にばらまく」行為は、彼なりの歪んだ「平等性」の証明だったのかもしれない。
タゴサクは、登場人物、そして我々観客に「選別」を迫る。
爆弾(感情)を起爆させるか、踏みとどまれるか。それは「理性がある=人間」「理性がない=獣」という紙一重の境界線でもある。
劇中で「タゴサクを殺そうとする人たち」は、ギリギリのところで誰かに止められる。この「踏みとどまれるか否か」こそが、人間と獣を分ける決定的な違いとして示されている。
女性警官の倖田や警察署に集まる暴徒と化した人々、石川明日香は受け止めてくれる人はいるが、タゴサクにはいなかった。もしタゴサクの身近にそうした人がいたら今回の事件は起きなかったのではないか。
では、なぜ彼はこんなことをするのか?と考えたときに感じたのは、「何者でもない、何もない人間」が、「真犯人になることで何者かになれる」と信じたからなのかもしれない。
物語の途中、YouTubeに動画を残し、全世界に公開して人々を扇動したのも、歪んだ承認欲求の現れに見えた。
この映画は、「世の中はクソだ」と諦めたくなるような現実を突きつける。
だが同時に、「感情があるからこそ、誰かを守ったり、引き戻したりできる」という、わずかな「人間賛美」も描いている。現場で最後まで爆弾を探そうとしたり、一般市民を必死に引き留めようとする捜査員たちの懸命さなどがその一例だ。
タゴサクという「無」の存在を突きつけられた我々は、いかに世の中が残酷でも、「人間として踏みとどまれるか?」という重い問いを突きつけられる。
まさか邦画で
初投稿です
「セブン」や「ダークナイト」みたいなのができるとは思わなかった。(単に映画見てる本数が少ないだけだったり)
スズキ タゴサク=ジョーカーとは見る前には想像もつかなかったけど、あの見た目や人を小馬鹿にするような口調は充分タメ張れます。
あと最近見た映画に引っ掛けて一言
「最初の爆発が起きた時、既に勝負は決まっていたのかもしれない」
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