爆弾のレビュー・感想・評価
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勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む
原作未読なので映画のみの感想です。ほぼ9ヶ月ぶりの映画館ですが、確かその時に予告編が流れてて気になってました。その後、制作に関わるフジテレビがCMなくなった影響で本作のCMがかなり頻繁に流れてましたから、忘れずに済みました。実際に見た感想としては、いつか現実になりかねないな,と。もっとも劇中の手口はツッコミどころも散見されるし、敷居は高そう。運頼みの面もあったので、その辺も類家のセリフに繋がるのかと。最後にこれは妄想。「鈴木」の正体ですが〇〇関係者だったのではないかと。類家は当初「鈴木」が〇〇に詳しいことをある人物のアドバイスと考えてましたが、その前提は終盤に崩れました。となると、どこから?というのが薄い根拠。なのであくまで妄想。どちらにしても「鈴木」はエリートなり、かなり優秀だったのでは。そんな人物でもちょっとしたことで職や立場を失い、立ち直れない社会は、いつか本当に「鈴木」という「爆弾」を産み出すのかも。
心理戦から目が離せません
佐藤二朗ワンマンショー
佐藤二郎の凄さを観た
惹き込まれた。
取調室と爆発現場とのコントラスト
どうしても佐藤二朗さんが、コミカルにしか見えなくて、それに対峙する山田裕貴さん(お父さんは元ドラゴンズ)の演技も、最初のうちはちょっとコミカルな感じで、重たいテーマを敢えて軽くしているのかと思ったのですが、まあ展開していくうちにそうではないという感じですね。
ちょっと残念だったのは、爆破現場等の描写。秋葉原の夜10時ならほとんどの店は閉まっていますね。明け方の4時の九段下にあんなに野次馬が集まるとも思えないし、阿佐ヶ谷駅で電車の運行を迫る客にしても、爆弾騒ぎが続いている中で、爆破の可能性のある状況でああいう行動をするかなと。自動改札機がJRのじゃないし。まあフィクションですけど。
阿佐ヶ谷駅で飲料の自販機を操作する様子が一瞬映る役って、フジテレビの軽部アナだったような気がするのは、私だけでしょうかね?
悪夢に出て来そうなサトウタゴサクのドアップ
サスペンス映画を観て、こんなに不愉快極まりないお話しなのにガッツリと引き込まれるのは久しぶりでした。警察の取調室で爆弾の爆発を次々と予言する身元不明の男と取調べ担当の刑事との知能戦を描く内容で、最後まで緊張が途切れることのない極上のサスペンスドラマでした。取調室からの情報がリアルタイムに共有されるため、警察幹部や爆発現場の警察官達のアクションがシームレスに展開されるのは、緊張感を高める上手い方法です。また、取調室での容疑者と刑事達との息詰まる頭脳戦は、まさにこの作品の白眉であり、皆さん絶賛の佐藤二朗の怪演は言うに及ばず、いつの間にか相手の術中にはまり崩れていく渡部篤郎や寛一郎の受けの演技も最高です。とは言え、ドラマの後半での爆弾を製造した青年やシェアハウスの同居人の考えや目的がよく分からず、スズキタゴサクの関わる必然性も、脚本では説明不足のように感じました。続編で分かるのかな?役者では、佐藤二朗演じるスズキタゴサクは、犯罪映画史上に残る名キャラクターです。頭脳派刑事の山田裕貴も、それに負けないカメレオン振りでした。
是非映画館で見てほしい
原作は読んでません。
佐藤二朗の演技力に圧巻です。
あの役であるための小汚さ、不気味さ、狂った様子。
もしタゴサクを佐藤二朗ではない人が演じていたら、ここまで素晴らしい映画にはなっていないでしょう!
ストーリー展開もしっかり伏線回収できている。
複雑なミステリーかと思いきや、誰が見てもわかりやすい内容で、とても見やすいと思います。
サブスクを待つより映画館で見るべき作品です。
役者みんな素晴らしい
倫理と正義を考えさせられる推理参加型映画
『爆弾』を観て感じたことをまとめると、非常に独特な余韻を残す作品でした。ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、観終わった後に「なんとも言えない感覚」が心に残ります。哲学的な問いかけもありますが、倫理的に考えさせられる内容で、単なるサスペンスにとどまらない深さを感じました。
特にタゴサクの言動や登場人物たちの行動を予測しながら観ることが楽しく、自分も物語の推理に参加しているような感覚を味わえました。社会や国家の正義、個人の絶望や行動など、現実の事件を思い出させるような重みもあり、映画を通して様々な視点で考えさせられます。
主題歌はロック寄りで少し驚きましたが、ギターのかっこよさやボーカルに引き込まれ、作品の世界観に入り込むことができました。ただ、エンドロールで曲が流れたときには少し違和感も。私はエンドロールも作品の一部だと考えているので、物語の中で曲が使われていたらより一層没入できたのではないかと思います。
全体として、答えが提示されないのではなく、タゴサクとのやり取りや物語の構造の中で観客が自分なりに考え、解釈する余白がある作品だと感じました。そのため、特に不快感はなく、むしろ満足感を伴った余韻が残る映画でした。
金払う価値ある怖い演技
怪演
容赦のない自我
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