爆弾のレビュー・感想・評価
全823件中、61~80件目を表示
金払う価値ある怖い演技
佐藤二朗の演技が怖すぎた。
今、部屋で二人きりになったら一旦退席する。
それくらい引きずる感覚。
ダークナイトでジョーカー演じたヒース・レジャーみたい。
映画自体は面白かったが、要所で気になる点があって
もう一度観に行くかもしれない。
怪演
容赦のない自我
こんな選択の迫られ方はいやだ、な一作
本作はほぼ間違いなく佐藤二朗の代表作の一つになるであろうと確信させるほど、彼の演技、存在感が際立っている一作です。原作の人物像はさておき、映画作品としてはちょっと彼以外の俳優が思い浮かばないほど。
妙にへりくだったり無邪気っぽい表情を見せる時の、「なんか腹立つわー」て思わせ方も巧いんだけど、その直後にスッと目に光が入って、あ、やば、絶対なんか企んでる、と一歩引かせるという、観客の感情の誘導の仕方がすごいです。演技で視線をくぎ付けにするんだけど、といって過剰にのめり込ませもしないというか。
映像は、ちょっとやりすぎなんじゃ?と思わせるほどに照明を絞り込んでいて、取調室の閉塞感や寒々とした無機質感を一層際立たせています。そういった場所が醸し出す威圧感を一向に意に介していないように見えるからこそ、スズキタゴサクの不気味さが一層際立っています。
これだけ暗所が多いと、今後配信となった時にモニターで視聴すると映り込みなどが気になるはずで、そういう意味でも映画館での鑑賞を強くお勧めしたい作品です。
密室劇のような取り調べ場面と対照的に、爆弾がさく裂する場面は、その一瞬前の街並みがとても日常的に撮られているだけに、一層衝撃が倍化しています。場面としてはほんの一瞬だけど、それだけで十分、と思えるほどの迫真性、作り込みです。
爆弾を巡る駆け引きや時間との勝負といったサスペンス要素ともう一つ、作中では繰り返しスズキタゴサクが謎解きの形で突き付けてくる「選択」の問いが投げかけられるのですが、これが意外に重く、佐藤二朗のどアップと共にしばらく心から離れそうにありません!
演技力の塊
演劇の様な ご都合映画
原作未読、ミステリー小説として評判の良い呉勝浩さん原作映画なので、鑑賞しました。
作品のテンポは良いが、内容が原作の進行に追われ、映画全体のリアリティが多々欠け気味な"舞台映画的密室劇"になっていました。
佐藤二朗さんは、佐藤二郎さん"らしい演技"でしたが、佐藤二朗さんに"しか"できない"はまり役"でもありましたが、
それでも犯人としての心がまるで、描かれていなかった。
他幾人かの登場人物像が まるで薄くしか描かれていなく、各キャラクターを生かしきれていなかった。
なかでも、主役に成らねばならない 天然パーマ=探偵 の2番千治な、警官は個性美に欠け、大不発に終わったし、映画の中での活かし方も下手でした。 <糞主演賞><糞 脚本賞>
この映画の世界感が好きならば、阿部サダヲさん演じる「死刑にいたる病(2022年)」と佐藤二朗さんを対比させてみるといいと思います。
すごい役者ぞろいの作品
ヨシヒコとの差に風邪引いた。
やってくれるぜ
佐藤二朗の超クローズアップを観にいけ
佐藤二郎さんの怪物っぷりに息を呑む!
「気持ちはわからないでもない」です
佐藤二朗さんの怪演映画と思いきや、山田裕貴さん含む俳優陣の感情の剝き出し演技も凄い作品だった。
ストーリーとしては心理戦からの虚無感のような、ラストはここで終わりか・・という感じだったが、結構な被害が出ているし、それで済むわけもないけど、作品としてはここまで。といったところか。「爆弾」はまだあるかもしれないが。
「別に良くないですか?」と問いかけられ、類家のように「そう思うけど、でもやらない、めんどくさいし」と思っている人は普通に世の中に多いはず。自分を助けない社会なんて「こんな世界は壊れてしまえ」とか。その倫理や道徳から外れてしまうかどうかで決まる犯罪の境界線なのだろう。
飽きない内容だったけど、ケガの描写は思いのほかエグめだった。
スムーズな導入から一気にラストまで駆け抜ける感覚
酔っ払いとして留置所に入れられた「スズキタゴサク」が、都内の爆破事故を予言していく。佐藤二朗演じるタゴサクの妙な話し方と雰囲気、そして爆破の映像で、一気にこの状況に入り込んでしまった。この導入がとてもスムーズだった。
ここからは取調室での攻防と、現場で爆弾を探す捜査員の緊張感が続いて、一気にラストまで持っていかれた感覚に陥る。いや、ツッコミどころは確かにある。でもそんなことが大きなマイナスにならないくらいにものすごく濃密な上映時間だった。原作は未読だが、原作自体が面白いことは予想できる。爆弾が仕掛けられた場所、爆破時刻、そして動機、一つひとつ目の前に提示された謎を解いていきながら全体像が徐々に明らかになる流れは見事だった。でも原作はそれなりの厚さだったから、それを2時間程度にまとめるにはそれなりに削った部分もあったに違いない。素晴らしいまとめ方だと思う。
でもやはり印象に残るのは佐藤二朗と山田裕貴の演技だ。特に佐藤二朗演じるタゴサクは、人を食ったような態度でサイコパスのような雰囲気を感じさせながら、冷静にそして緻密に計算された言動だったようにも思わせる。まさに怪演。
タゴサクの経歴や動機、真の目的みたいなものは若干漠然としていて終わり方にはほんのり不満が残ったが、それは続編で明らかになっていくことを期待したい。とても面白かったが、続編の出来がどうかまだわからないので、本作では4.5という点数をつけた。
佐藤二朗の顔
全823件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。















