爆弾のレビュー・感想・評価
全835件中、761~780件目を表示
とにかく面白い。怪作。
様々な伏線が散りばめられて
点と点が線になる瞬間がいくつもある。
豪華キャストによる演技合戦は一級品でした。
しかし爆弾の犠牲となる市民達に一つも感情移入出来ず、タゴサクを心の何処かで応援してた私は一体。。
良かった!
小説と違って映画の観客には推敲する時間ないのですよ
原作ありで相当に評価されたとか、その映画化ですが、さて映像化して吉と出るか凶と出るか内容によるでしょうが、本作の場合は少々無理があるような。セリフの洪水から観客が推敲する時間がないのです、本でしたらテンポは読者にあるわけで、ましてや「これ誰だっけ?」となっても読み返せるわけで。さらに追い打ちをかけるように登場人物の多いこと、もう訳わかりませんとなりがちで。
映像化する者の技量と言うより、ミステリーの謎解きの構造的な問題でしょう、やはり映画化向きとは言えない作品と言えます。そんな場合は映画化において視点をがらりと変えるとか、思い切った翻訳を施すとかの手はあるのですが、原作ファンからはお叱りを覚悟しなければなりませんがね。本作はそんな飛躍をせずに忠実(原作読みませんので分かりませんが)に映画化のよう、だから前述の不満に繋がってしまう。しかし、だからこそ、本作は映像化によって役者の演技を堪能させることが出来た!
言うまでもなく佐藤二朗と言う名バイプレーヤーの独壇場が見せ場とすることが出来たわけです。いえ、彼だけでなく山田裕貴も渡部篤郎も染谷将太もスリリングな熱演が観客に十分に響きました。ただ、あまりに登場人物に相応しい役者を揃えすぎ、それぞれに見せ場を用意せざるを得なく、なにしろ映画ってのは時間に制約があるからこそ、漫然と拡げすぎてしまった。寛一郎や伊藤沙莉は主役級の役者であって脇にキャスティングすべきではなかった。却って散漫となったのはそんな豪華過ぎるキャスティングのせい。だって、もし脇役らしい役者にサラリと演じてもらえれば割愛すべきシーンを省略出来、主題にもっとフォーカス出来たはずでしょ。
ここまで描いても2時間17分必要なわけで、辻褄あわず、伏線回収もなく、不完全燃焼まで完遂してたら、3時間超えとなってましょうね。取り調べ質と言う密室劇と爆発の大掛かりなパニック描写を交互に提示し、その塩梅が見せ所ですが、それは現在のことであって、過去となる長谷部及びその家族のハナシのフラッシュバックのトーンをもう少しタッチを変える工夫が欲しかった。爆発CGもハリウッドと比べるのも失礼ですが、煙ばっかしで貧相なのが残念です。それにしても、そういった過去の悲劇に基づく復讐にしては、規模が大きすぎ理解がついていけません。ラスト近くの急展開も納得出来ない脆弱を抱えてますよね。
さて、前述しました佐藤二朗という役者、「あんのこと」「変な家」と実質主役級の作品の多いこと。ひっぱりだこと言っても過言ではないでしょう。本作では殆ど座ってばかりの演技で、強烈なアップに支えられたモンスターぶりは近年の出色なのは間違いありません。昔の「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター並みの怪物役を圧巻の汚らしさで演じきった。とは言え、のらりくらりと言葉を弄する事が頭がいいだけで説明つくのか怪しげで、所詮エンターテインメントの小細工と思ってしまったら本作は楽しめませんよ。
原作、キャストの熱演がモンスター級
佐藤二朗さんは暫くコミカルな役が多く昔から演技派なのを知っていた私としてはむず痒かった。しかし今回スズキタゴサクという謎が多く不可侵な役柄を画面いっぱいに浴びれる作品に挑戦されていて、多彩な俳優さん達の演技合戦を観ることがとても幸せに感じるあっという間の137分でした。
今期の助演男優賞は佐藤二朗さんで決まりですね。
山田裕貴さん演じる類家も同じぐらい個性的でスズキの一興一投足の仕草を見逃さず、後半の一対一の闘いは見逃すことができない凄みがありました。
二人の言葉遊びの謎解きや心理戦は相手がどんな反応をするのか、全て挑発的で本当に面白い。
また、脇を固める渡部篤郎さんや染谷将太さんも思った以上に出番が多く相変わらずの安定感に酔い痴れました。
沙莉さんと板東さんが外で一般市民を守るべく爆弾探しに奮闘する姿に緊張感が絶え間ない、久しぶりに素晴らしい傑作を拝見出来た。
究極の選択を問いかけてくる本作は全ての方にお勧めしたいです。
点と点が線になる快感
スズキタゴサクのヤバさにニヤニヤが止まらない。
暴行と器物破損で取り調べを受ける酔っぱらい。
損害額を弁償する変わりに、警察のお役に立ちます。これから起こる事件を超能力で予測します。
そして予測した通りに次々起こる爆破事件。
小気味良くまくし立て、小バカにした態度で警察を手玉にとるスズキタゴサク。
目的も人物像も読み取れないスズキタゴサクの不気味さといったら、かなりヤバい!!
正直、佐藤二朗のアドリブありきのふざけた役柄はもう見飽きたといった感じであるが、今作の佐藤二朗は、本気でゾッとするハマり役。
緊張感あふれる展開に呼吸するのを忘れそうになるくらいw
また、タイトル通りの爆破シーンが素晴らしく、描写もかなり生々しい。不謹慎ではあるが、容赦ない爆破っぷりがある意味爽快にすら感じる。
警察vsタゴサク
取調室での戦いが、本当に目が離せない。必見です!!
ラストが意外とサラリとしており、もう1衝撃を期待したかったところだったが、全体を通してドキドキワクワクが止まらない、なかなかの衝撃作でした。
これは、オススメしたい一作ですね!
役者さん皆んな凄い!
佐藤二郎さんがぶっ飛び過ぎたキャラだったわけですが
キヨミヤ、ルイケ、トドロキたち。
みなさん非常に素晴らしい演技をされていて
とにかく見応えたっぷりでした!
とても面白かったわけですが、
でも、どこか展開が非現実というか
なーんか私理解できずで★4という感想です。
きっと映画という枠におさめるため
カットされたところも少なくないのかもしれません
ん?ただたんに私の実力不足か!
とにかく理解が追いつかなかっただけなのかも!
ま、もしそうだったとしたらやはり▲1ですよ。あはは
だって?ハセベ(でしたっけ?石川の旦那)は何に興奮?
メディアにつつかれ、鉄道会社に訴えられる流れになれば
なんでも良しだったとして。も、ですよ?
その流れからの息子なに?
なんでそんな特大テロみたいな犯行することになる?
目的は何?息子のゴールってのはなんだったんだろう。
ハセベの異質ぶり。と、その露見からの家族の苦悩
少し描写はあったけど、こんな大それた犯行になる?
そうか、ストーリーにアンバランスさを感じて
どうにも私にストンと落ちてこないのかも
結末までみたら「無邪気」はどこいったのさ?
サリさん取り調べ室きて写生するのはたしかに無邪気よ。
でも、タゴサクの立ち位置って、
真犯人になりたい嘱託犯人でしょ。
無邪気関係なくね?
100歩ゆずって持ち前の性格が無邪気すぎるから、
それを隠せなくてトドロキが無邪気を感じた。とでも?
いやいやないないもっと別の言葉でてくるでしょ
まず爆弾を爆発させることが出来て、
これほどメンタルコントロールして
知的会話が出来るタゴサクは優秀すぎる。
そんな人がどんな事情でホームレスしてるのよ?
タゴサクを「謎な人」ってことで、
ゴリ通ししきっちゃうところはなんか違和感。
あれ?やばいもう一回見るべきかな。
何にもわかってないや。
役者さんの演技が凄過ぎて、終始圧倒されて
気づいたら映画終了。だったかな。でも面白い!
やばい。どなたか解説してくれません?
スズキタゴサクニハカカワルナ
主演は、山田裕貴さんだがこの作品において流れを支配してるのはスズキタゴサク(佐藤二朗)である。単なる酔っ払いの暴行と器物破損、10万円も払えず刑事に貸してくれと懇願。多分、こっからスズキタゴサクに取調室も客席ものまれてたと思う。
スズキタゴサクを取り調べるする刑事もスズキタゴサクのペースに引き込まれないように藻掻く。ただ、彼から情報を引き出さなければ事態は進展も解決もしない。それこそがスズキタゴサクの罠。自分とゆー人間に警察を釘付けにさせる。
取調室パートと爆弾捜索パート、もっと外部の情報は断片的でも良かったかも。取調室パートは十分濃い描かれ方してるけど、スズキタゴサクの霊感(爆弾の爆発)の真偽は、あの取調室に居る刑事たちの反応でもっと魅せても良かったかな。
プログラムも隅々まで読み、これは原作読むしかない!と思い始めた。その上でもう1回劇場で観たい。目の前にスズキタゴサクが現れ、短く刈った髪と無精髭で、狂気と狂喜の笑みを浮かべながら話しかけてくるに違いない。
佐藤二朗さんのみ…。
佐藤二郎さんは佐藤二郎さんでした
面白かった…
タゴサクさんの佐藤さんは、この役になりきって、振り切った変態ぶりですが、正直ちょっと怪演が鼻につくところまでやりすぎてます。(笑)
とは言え、レクターにはまだ及ばない。
この映画で一番素晴らしい!と思えたのは、類家の山田さんでした。
頭脳キャラが立っていて、むしろ早く対決しろよ!と焦らされながら観てました。
だからこその、後半からのタゴサクと類家のやりとりはスタートからワクワクします。類家の挑発に怒りを露わにするタゴサクの感情表現や、主導権を取ったり取られたり、と何が真実なのか、腹の探り合いと会話劇はほんとに楽しめました。
ただ、途中まで現場からの情報や証拠で推理が進むのですが、最後の方は、タゴサクの証言だけからの室内での、類家の推理が冴えるにも程がある。(笑)
あと、爆弾自販機に入れたら、売れて出てしまうんじゃないのかなと。
タゴサクが何故頭がいいのかは、全く背景無しです。
そのあたりの突っ込みで星半分減点しました。
容疑者Xの献身と夏目アラタ、不能犯、をちょっと思いだしました。
まあ、とはいえ面白かったので、おすすめします。
とにかく佐藤二郎!!
さっそく観てきました
久しぶりに鳥肌がたつほどの緊張感漂う映画でした
怪しい酔っ払いスズキタゴサクを捕まえたところ
取り調べ中に秋葉原で何かがおきますと語りだす
それが連続爆弾事件の始まりだったという話
この映画の1番の見所は佐藤二郎の語り
支離滅裂な感じで謎かけをしてくるのだけど
その語りがなんとも心地よいのだ
抑揚のついた語りだと思えばお経のようにも感じる
その語りに取り調べチームが引き込まれていく
その過程がなんとも恐ろしいのだ
ラストの展開や動機には思うところもあるんだけど
タゴちゃんにはきっと大事な事だったんだよね
ああ…なんとなくタゴサクの気持ちがわかってしまう
そんなところも恐ろしいです
とにかく佐藤二郎の語りは必見!!
皆で佐藤二郎に酔いしれよう
概ね面白いんだけど
どうみてもスズキタゴサク(佐藤二郎)が爆弾を造れるとは思えないから黒幕は画面に出てる中でこの人じゃないかと思われる人が出てきますが最後にひっくり返される。
黒幕が起こした犯行は凄まじく理由があの程度でいくらなんでもここまでやるかという疑問が湧きました。
野方警察署の等々力(染谷将太)が捜査一課の類家(山田裕貴)に捜査担当が変わる時に等々力がスズキのことを「無邪気」で「爆弾を造れるとは思えない」と伝えたのがヒントになる。
スズキが捜査一課の清宮(渡部篤郎)に「あなたの奥さんが凌辱されて無残に殺されたらどうしますか」と言い深い怒りに満ちた清宮の表情は迫力があった。
警察関係の登場人物は皆活躍するけど特に体を張った巡査の矢吹は市井のヒーローだと思いました。
展開も良く楽しめるけれど最後の最後に「3番目の爆弾」が出てきてうやむやになるのが残念。
佐藤二朗という怪物
二朗さんの魅力、炸裂
全835件中、761~780件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。







