爆弾のレビュー・感想・評価
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佐藤二朗はもはや天才!
公開初日の朝イチに鑑賞。映画のタイトル通り「爆弾」をテーマに極上の会話劇と迫力ある爆破シーンの連続で観客を映画の世界に釘付けにしてくれる。今年の邦画スマッシュヒットになると思う。「スズキタゴサク」とはふざけた名前だし、馬鹿のふりをしてるが彼はかなり頭が切れる知能犯である。催眠術をかけられてて何も憶えていないなどと言うことをどこまで通せるかはわからないが(原作は読んでないが)物語が続くなら、この先検察が立件できるかどうかも興味が出てくる。と、言うかそもそも爆弾を作った夏川結衣の息子とその仲間たちとスズキタゴサクが実はもっと早いタイミングで出会っていたり、夏川結衣の関わり方の度合いがもっと深かったりとか考えると迷宮にハマってしまいそうである。
兎にも角にも、彼を演じた佐藤二朗はもはや天才的俳優に昇格したと思うほど圧倒的な存在感を示してくれた。近年、佐藤二朗は自身が「強迫性障害」であったことをカミングアウトしていたが、多くの作品で重要な役柄を演じ、その都度評価が高まる(「さがす」や「あんのこと」)ことを考えるとその病気(完治は難しいらしい)さえ自分の中に取り込み特異な演技を作り出したのでないかと思う。あと山田裕貴も染谷将太も安定の演技で良かったが、何とか手柄を取ろうと奮闘する坂東龍汰と伊藤沙莉にも好感した。是非、美味しい焼肉を食べて欲しい、。
とんでもない映画
佐藤二朗じゃないと考えられない
2025年劇場鑑賞302本目。
エンドロール後映像無し。
佐藤二朗の役のパターンとして、ボケ、ツッコミ、悪人、普通の常識人がありまして、彼が一番輝くのはツッコミだと思っています。斎藤工監督のblank13の佐藤二朗にはめちゃくちゃ笑わせてもらいました。未見の方は是非ご覧いただきたい。ボケの方も面白い事は面白いのですが、ツッコミに比べると数段落ちます。さらに普通の人ともなると別に佐藤二朗じゃなくても良くない?と思ってしまいます。で、たまに悪人を演じる時、かなり怖い感じになるのです。
この映画の佐藤二朗がまさにそれで、予告で酔っ払って暴れて捕まった普通の男みたいな感じでナレーションが入るのですが、どこが普通の男に見えるんだとツッコミたくなりました。
主演は佐藤二朗でも染谷将太でもなく山田裕貴になっている割に全然前に出てこないなと思っていましたが、満を持して登場したらかっこよかったですね~。なんかちょっとひねりすぎている気もしましたが、それはそれで良かったです。
スズキタゴサク演じる佐藤二郎の怪演
呉勝浩・原作で、『2023年・このミス大賞』に輝き、直木賞にもノミネートされた同名小説の映画実写化。原作は発刊当時に既読。都内各所に爆弾を仕掛けた犯人と刑事との、息詰まる駆け引きの中で繰り広げられる、クライム・サスペンス。海外ドラマで人気を博した『24』の様な、現在進行で事件が展開される中で、1分1秒を争う時間との闘い、犯人と警察との手を汗握る攻防に、息を呑んで一気読みした作品。そんな話題小説の映画化とあって、公開を楽しみにしていた。
また、本作の爆誕事件の背景には、現代社会の片隅に置き去られて生きる事を余儀なくされた人々の、悲痛な叫びと哀愁を突き付けてくる。と共に、実は誰しもが持ち合わせている、心の奥底にある歪んだ欲望を、必死に覆い隠しながら生きている、人としての本性である性(さが)をも匂わせているとも感じた。
酒屋での騒動で逮捕された男は、自分を『スズキタゴサク』と名乗る、みすぼらしい酔っ払いの初老の男。しかし、その男の取り調べが始まると、「霊感がする」と言って、「10時に、秋葉原で爆破事件が起こる」こと予言。実際にその時刻に爆破事件は起きてしまう。その後も立て続けに、予言通りの爆破が都内各所で起こる。警察は、この一連の爆破の犯人は、このスズキタゴサクであると確信する。しかし、取り調べの刑事達はクイズを出しながらのスズキタゴサクのふざけた証言に翻弄され、取り調べも遅々として進まず、苛立っていた。
爆弾犯なら何の為に逮捕されたのか? 爆破の目的は何なのか? 果たしてスズキタゴサクは本名か? 等の様々な謎に包まれてたままでいた。一向に拉致の開かない取り調べの中、スズキタゴサクと交渉を進めていた類家刑事は、本爆破事件が、過去に起こった警察のある不祥事と関連している事を掴むのだが、都内全域を巻き込んだ爆破事件は、更にエスカレートしていく。
とにかく、本作は佐藤二郎という役者の凄味を感じ、スズキタゴサクになり切った存在感と威圧感を、前面に打ち出した怪演振りが、冒頭からラストまで映し出されていた。犯人としての喜怒哀楽を、台詞や表情だけでなく、その空気感まで巻き込んでしまう演技に、丸呑みされた感覚。また、山田裕貴も、佐藤二郎の怪演振りに対当するだけの、頭の切れの良さを持ち合わせた刑事を演じ、この2人が対峙するシーンは、火花がバチバチとぶつかる本作の見所となっている。
憑依したって、べつによくないですか?
怪物怪演(オーディブルもおすすめ)
読んでから観るか 観てから読むか
1 爆弾を巡る犯人と刑事との心理戦を描きながら人間の本性を暴く。
2 微罪でパクられた冴えない中年男・佐藤が取調べ中、その発言どおりに連続爆発が起きる。佐藤に犯行の疑いが生じ、次なる爆破を阻止するべく、取調べが所轄の刑事・染谷から本庁の専門官・渡部とその助手・山田に変わる。丁々発止の言葉のやり取りが繰り広げられる。その最中、かつてある不祥事で警察を辞めた刑事の名前を佐藤が口にする。さらに佐藤が事前に仕掛けた動画配信や見張り役の若手刑事へのそそのかしにより、事件の局面が変わっていく。そして・・・。
3 原作はこれから読もうと思うが、小説での書き手の力が凄いと読み手の脳内に場面の映像が出てきてサクサクと読めることがある。原作は高い評価を得たが、それを映像化した本作はどうだろうか?取調室での心理戦による攻防と言葉の意味を推理する一連の場面には、引き込まれた。ここら辺が本作での最も良い点に感じた。それと取り調べにあたった三人の捜査官のキャラクターの違いが的確に表現され良かった。爆破の場面も映像の力。他はどうだろうか?取調室から場面が外に切り替わると緊張感が寸断された。爆弾の製造場所となったシェアハウスに出世欲のある制服警官坂東と伊藤が踏み込む場面や帽子を媒体に佐藤の役割が明らかになる場面、最後の警察署での場面は、表現として凡庸に感じた。
4 佐藤は、持ち味を生かし、粗暴犯に見えながら相手の感情を読み取り言葉を巧みに操る頭脳犯をやりきった。人々から憎まれ破滅的な最後を望んだ心の闇の深さとこれまで味わってきた蔑まれる悲哀を感じさせた。それにしてもストーリー上において、短期間で良く準備できたと感心した。染谷・渡部・山田の取調べトリオは適材適所で役柄にはまっていた。坂東と伊藤の直情径行規律破りコンビは印象には残った。
5 染谷が乗っていた車が刑事に似合わない高級車でほんとかいなと思った。
爆弾💣ミステリーへようこそ
ひりつき、惹きつけられる
久しぶりに「ひりつく」ミステリー映画を堪能。
未読だった原作小説を、早く読みたい気持ちが上がりつつ。
原作由来かも(また違うかも)しれませんが、緊張感の持続が半端なくて、引き込まれました。
佐藤二朗、山田裕貴、伊藤沙莉、染谷将太のそれぞれ演じる役が、魅力的。
特に佐藤二朗のスズキタゴサクの怪演は素晴らしく、画面に惹きつけられる。
動機はやや漫画チックで、ご都合なところもあるが、その演技力と演出で気にならない。
これ好き。
佐藤二朗の独擅場
いやぁ・・・本当にすごい佐藤二朗。殆どが彼の独擅場でした。
彼のことを気持ち悪いって思う人は観に行かないように(笑)
物語の方は最後の最後までどういうオチがまってるのかが、予想不可能ですし・・・って書いちゃネタバレになりかねないのでこのくらいで。
それにしても山田裕貴クン、この3ヶ月で主演映画3本公開ですか。。。殆どの仕事がお父さんを亡くされる前に撮り終えていると思いますが、なかなかの大活躍です。ただ、佐藤二朗と対峙した4人の捜査官・・・登場順に言えば染谷将太、寛一郎、渡部篤郎そして山田裕貴と4人とも佐藤二朗に圧倒されているのは少々情けないかな。
「復讐」が犯行の直接理由ならば、あまりにも多くの犠牲者を出しましたね。
そこがちょっと物語的には甘いかもしれません。
ちゃんとしてる方の佐藤二朗
飄々と訳の分からない話で撹乱しながら、刑事たちの内なる狂気を丸裸にしていくタゴサクが、みすぼらしい風貌と、ささくれだらけの手も相まって不気味。
実際の署内には無さそうな、温度を感じさせない緑がかった取調室も、不穏な空気感で良い。
面白がってSNSで拡散させておきながら、爆破が起きたら一気にアカウント消去とか、動画に乗せられ野方署に集結させられる稚拙な集団心理など、現代的な行動を盛り込んでいるのも面白い。
『爆弾』だけあって、爆破シーンも容赦なく人が吹っ飛ぶし、内臓出ちゃってる人も。
音もデカいから迫力があって、目にも耳にも刺激が強い。
隣の席のおばちゃんが、爆破のたびにビクってなるから、席が揺れて4DXのよう。
この内容で主題歌が『I AM HERO』ってのも、皮肉というか逆説的というか。
みのりちゃんの事など、腑に落ちない部分はあるものの、展開が読めないし、演技で足を引っ張る役者さんがいないから見応えがあった。
佐藤二朗さんは某組でふざけてるイメージが強いせいか、こういうちゃんとした演技も出来るのに勿体ないと常々思う。
始まる前に『幕末伝』の予告編もやってたから、ギャップがすごい。
佐藤二朗さんの演技に引き込まれた 事件の謎自体はそこまで深みがある...
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