爆弾のレビュー・感想・評価
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単純では無く、かなり複雑なストーリーで難解!
予告編を何度も見たけど、単純なストーリーの様に思えて鑑賞する気が無かったけど、迷いつつ鑑賞してみる事に。
立ち上がりから、テンポ良し。
展開はかなり複雑!事件の真相は奥深い!
意外性は佐藤二郎さんの演技力。
ラストはうーん!分からない。
佐藤二朗の怪演は一見の価値あり
原作は未読ですが、コミカライズ版(連載中)を途中まで読み、続きが気になったので映画で観ることにしました。
コミカルな役柄が多い佐藤二朗さんですが、この映画では「無邪気で狡猾な狂人」を演じています。
スズキタゴサクの気持ち悪さ、怖さ、頭の回転の速さを演技でここまで表現できる唯一無二の役者さんだと思います。
佐藤二朗さんの怪演だけでも一見の価値はあります。
映画としては、終始陰鬱な雰囲気が漂っており楽しい映画ではないので、万人におすすめできるものではありません。
排泄した物が映ったり、嘔吐した物が映ったりと、気持ち悪いと感じるシーンも一部あります。(PG-12指定であることから想定できる範囲ですが)
ゆえに、デート映画にも不向きです。
私が行った映画館でも、客の8割は一人で来ている大人の方でした。
ただ、予告を見て、スズキタゴサク(佐藤二朗)が気になり、あの演技を劇場で堪能したいと思った方には満足できる映画だと思います。
気持ち悪い演技が最高
哀しみ、苦しみ、狂気に傷口えぐられるような
拍手!
設定は面白い。
山田裕貴三部作完結。
爆弾魔、佐藤二郎さんの怪演技
住所もわからない、スマホも持ってない「スズキタゴサク」を名乗る酔っ払い(佐藤二郎)を器物損壊罪で取り調べていたが、突然都内での爆発物事件を予見し的中させてしまう。
取調べを担当した刑事は田吾作との知恵比べで爆発物の在り処を聞き出そうとするが――
街中のどこに爆弾が仕掛けられたかわからず、
タイムリミットが迫る中で刑事と鈴木田吾作の緊張感のある知恵比べが続きます。
この鈴木田吾作がくせ者で巧みな話術で刑事たちを煙に巻きます。
これまで佐藤二郎さんの出演作を見て来た時、彼のクセの強さが作品から浮いている感じを受けてましたが、
この鈴木田吾作に関しては幼さや不気味さなどの複雑な雰囲気をよく表している名演技だと思います。
ストーリーも登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合い、事件捜査はより難しい物になっていきます。
最後までハラハラしながら見ることができました!
「佐藤二朗さん」と呼びたい
刑事さんのサイコパスが足りない
佐藤二朗の壮絶な演技
俳優陣の迫真の演技力と人の悪を濃縮した映画!
※ネタバレを含みます
見終わった直後の感想は「面白い。けど、すごく疲れた。」
ただ見て楽しむこともできるけど、どうしても一緒に思考を巡らせ人物の心の内を想像してしまう展開。
キャスト陣の顔ぶれから、上映前から期待を込めてずっと見たかった映画。
3回戦のとおり、1本の中で段階的に徐々に話が深まっていく感じにとても惹きつけられました。
まずは佐藤・山田・渡部の3俳優の演技力の凄さ。
この3人は目だけでも凄まじい演技をしていました。
その他の俳優陣もなかなかに迫真の演技で、物語として終始引き込まれました。
物語も後半に向けて徐々に人の内なる悪の部分を見せるような、考え方によっては登場人物全員が悪い人で全員が少し擁護したくなるような、犯人でさえ悪なのに被害者のような⋯複雑な感想を抱かせる描写ばかりで、見終わってからも、結局のところ、真実はどこにあって、その人はなんだったのか、そこから先どうなっていくのか、想像が膨らむような物語で満足度の高い作品でした。
久しぶりにスゴイ!作品に触れました。
★3だけど、佐藤二朗さんの怪演にプラス☆
原作は未読で観ましたが、特に?な箇所もなく楽しめました
最後の最後まで先の読めない上質なサスペンスドラマ、緊張感たっぷりでとても見応えがありました
フレーミングも色味もすごく良くて、総じて映像が良かったという印象
ストーリー展開もグイグイ引込まれ、すごく面白かったけど、どんな作品にも言えることですが、ラストの展開は「ああ、そうなんだ」ぐらいの内容で物足りない、もっと膝を打つぐらいのを求めてしまいます
キャスティング面は佐藤二朗さんの怪演が圧倒的、正直あまり好きではない役者さんだけど、本作の彼の演技はとても素晴らしかった
そして山田裕貴さんもすごく良かった、でももうちょっと犯人を追い詰めて揺さぶりまくるぐらいのキャラだともっとカッコ良かったのに、とは思いました
あと、染谷将太さんも彼の持つ毅然とした雰囲気に合っている役で、とてもよかったです
そして最後に・・・
とてもサスペンスフルで重厚な秀作なのにエンディング曲で全て台無し!
頼むから作品と全く合っていないJポップは流さないでくれ〜!!
警察、犯人、それぞれの正義
青春映画の名作“恋は雨上がりのように”の永井監督作品なのでジャンル違いでも監督の力量は発揮されると予想して鑑賞した。予想を裏切らない完成度で監督の演出力がジャンルを超えて際立っていた。
本作は、所謂、犯人探しのプロセスから結果までを描くサスペンスではなく、既に犯人は分っている。取調室での爆破予告と、それが現実になり次第に犯行の動機と目的が分かることを通して、現代の、犯人、警察のそれぞれの正義に赤裸々に迫るサスペンスである。
別件で逮捕されたスズキタゴサク(佐藤二朗)は取調室で霊感と称して爆破予告を繰り返し爆破場所、時刻をクイズ形式で出題して警察を翻弄していく。スズキの予告通り都内で爆発が起き、警察は威信を掛けて連続爆破を防ごうとするがスズキに振り回され連続爆破を防止できない。本庁の類家刑事(山田裕貴)は明晰な頭脳でスズキと対峙し、クイズを解き爆破を防ごうと奔走する。
取調室での静的な丁々発止の頭脳戦である対話劇と、都内で発生する迫力満点の動的爆破シーン。静と動が絶妙に交錯し緊張感がラストまで持続し観客の心を釘付けにする。
犯人に相当な存在感と演技力がないと成立しない設定だが、佐藤二朗起用が奏功して、取調室内の会話劇は佐藤二朗の怪演で佐藤劇場と化した感がある。何を考えているか分からない不気味さと警察を手玉に取ったようなクイズ出題、警察に対する憎悪が滲み出た演技で圧倒的な存在感で作品を強く牽引している。本庁の類家刑事役の山田裕貴も負けてはいない。一見朴訥だが、徐々に白熱していくスズキとの対話を通して鋭い洞察力と強い使命感、そして熱い刑事魂が浮き彫りになる。
スズキの動機、目的が明確になるにつれて、スズキと類家の対話は警察対犯人から警察の正義対犯人の正義へと変貌していく。現代社会を反映した多様で複雑な正義に変貌していく。
警察、犯人、それぞれの正義は普遍的ではない。時代とともに変化していく。本作は正義の相対性と危うさを観客に鋭く問題提起している。
全キャラ凄すぎて事前ドラマ作って欲しい!
土曜レイトショー『爆弾』
年末まで邦画は面白そうな作品目白押しの1作目『爆弾』
久々に2番目に大きなスクリーン1で鑑賞
いつもはふざけた役の多い佐藤二郎の狂気は怖い@@!
国宝コンビが強敵ながら間違いなく最優助演男優賞候補
作品的には、実力俳優さん達が与えられた配役で主役レベルに存在感出すので見応えありますが・・・
各キャラクラーのバックグラウンドが分からないので、一度で全編理解するのは難しい。。。。
配信されたら字幕入りでもう一度観ようと思います
主演・山田裕貴のキャラは、ミステリと言う勿れの久能整が刑事になった感じで深掘りしたいし・・・
寛一郎・伊藤沙莉・坂東龍汰の別ドラマあれば絶対観る^^!
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