劇場公開日 2025年10月31日

爆弾のレビュー・感想・評価

全833件中、601~620件目を表示

4.0佐藤二朗ワールド

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

ドキドキ

原作は未読です。
佐藤二朗さんの演技については正直言うと福田雄一作品でのアドリブ全開の演技は苦手な部類だったのだが今回は希代のくせ者俳優佐藤二朗の良さが出た映画だったと思う。

取り調べ室でのスズキタゴサクの霊感と称する供述から爆弾の在りかを推理するミステリーは見応えあり。
結局はタゴサクも利用されていたほぼ被害者であり、真の悪人は・・という結末は個人的には好きじゃなかったが、最後の最後まで緊迫感あったので良しとする。

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sazanami

4.0ちゃんと原作を尊重している映画でした!

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

呉勝浩さんは好きな作家さんの1人。このかたの代表作と言ってもいいであろう「爆弾」。発売されて単行本ですぐ読み、ああこれは絶対映画化されるやろうなあ…その前に読んでおいてよかったと思った記憶。

実写化は思い入れが強い作品ほどあまりいい思い出がなく観ないのだが、これほど実写化向きの作品もないやろうなあと思い鑑賞。これは…ちゃんと原作を読み込んで実写化してくれている!と感動。
まず、類家。山田さんは正直若すぎるのかなと思ったのだが、飄々とした何を考えているのか本心が見えないそんなキャラクターにぴったりだった。あの山田裕貴の少し鼻声というか声質が余計にあっている気がする。
そしてなんといってもスズキタゴサク。佐藤二郎さん、私ほとんど日本のドラマ観ないもので、このかたの作品ほぼ観たことがない。ほんとスズキタゴサクそのもの!!コメディ作品に出ているイメージが強いけれど、こんな不気味な役もするのかと。なにかの演技賞もらえそうって思ってしまった。

ストーリー展開も、絵的にほぼ取調室。やけど、裏では東京の危機が進んでいる。どこで爆発するのか、駆けずり回る捜査官。逃げ惑う群衆。そして、小さな部屋の中で運命を決める取調べが行われている。次々に起こるできごとから目が離せない。原作がよいからここまでのクオリティになったのかなとも思うけれど、やはり佐藤さんの怪演…あっぱれ!
偉そうやけど、邦画もここ数年で格段にレベルアップしていると感じた。いや〜続編もみたい!

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める

4.0ちょっと怖い。でも面白い。

2025年11月2日
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巧みに出来たストーリーで
思わず引き込まれます。

頭脳戦と心理戦。
容疑者の何気ない一言にも
意味が隠されていたり、
気が抜けません。

どんな映画でも、途中ちょっと
ウトウト居眠りしそうになる事は
多々ありますが、この作品は
気が抜けないので全く眠くなりません
でした。

爆発シーンがリアルでちょっと
怖い位ですが、
作品のクオリティの高さに感動しました。

キャストの皆さんの
名演技にも要注目です。

これは、観て損無し。

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NABEZO

4.5久々にスリリングを感じたサスペンス!

2025年11月2日
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興奮

久々にスリリングを感じたサスペンスでした。手に汗握る展開でした!佐藤さんの役者魂を見せつけられました。
ネタバレなので言えませんがサスペンス好きならオススメです!

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けんろー

3.0あなたの心のかたち

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

驚く

どこまでだったらネタバレにならないのか?を考えて書くには難しい…閲覧は鑑賞後の方のみで何卒。

爆発シーンが思ったよりも多かった。あんなふうに巻き込まれないように注意を払いたいが身近なところに仕組まれてしまっては払いようがない。現実で起こらないと言い切れない。ということを最後の台詞で突きつけられ、現実と結合されてしまったので余計怖い。しばらく飲み物を気軽に買えない。気にしすぎかもしれませんが。

指をへし折る場面は考えさせられるところがあった。怒りという感情が目に見えるかたちで表われる。心は限度を超えると容易く歪み、誰しもが怪物になり得るということ。しかし薄暗い灰色の息苦しいあの空間で怪物を目の前にしながら感情を抑えるほうが難しいだろう。

倖田と矢吹のバディがとても好きだった。この2人に焦点を当てたストーリーが観たくなった。

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羊

5.0下半期1位!

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

夢に出てきそうな無邪気で怖い佐藤二朗の怪演にあっと言う間に映画の世界に引き込まれた。ゆらゆらと不安定な画面と音量。取調室での演技合戦。彼は何者なのか?
怖い、怖い、でも面白い
SNSでの私刑の風潮に警鐘を鳴らしながら
圧倒的エンターテイメントを映画館で是非見て欲しい

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木曜日

3.5取調室の緊迫感

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ドキドキ

取調室の緊迫感のあるやりとりがよかったです。
特にスズキと類家のやりとりは惹き込まれました。
ただ、終盤からラストに掛けて、もうひと山あればよかったのにと思いました。
佐藤二朗さんと山田裕貴さんの演技は特に秀逸でした。

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あめあめ

4.0主人公はおじさん

2025年11月2日
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爆弾犯と思われるおじさん(佐藤二郎)が捕まり、取調べ室で取調べする場面がメイン。おじさんを佐藤二郎が怪演。わざとらしいくらい、大袈裟なんだけど逆に狂気を感じる。おじさんに目を奪われがちではあるが、その他俳優陣も桐谷さんや、伊藤沙莉さんら演技派揃いで、佐藤二郎に負けないくらいに、好演。個人的には伊藤沙莉さんが良かった。
ストーリーは心理戦がハラハラしました。爆弾の起爆は?な部分もありましたが。人間の悪性と善性について色々考えさせられる映画となっていました。

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mz

4.0爆弾

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

『てっぺん』のエンドロールと同時にトイレに走り、オマケ映像を観に戻り、観たらダッシュで出て、入場。
ギリギリでパルクールする盗撮禁止の広告に間に合いました。
残少までは行きませんが、入ってました。
で、作品は。
評価は分かれると思いますが、ストーリーに捻りも無く、きっとこの人が絡んでくる的な。
無理筋もあります。
ですが、佐藤二郎さん。
★6です。
観ていて、彼に嫌悪感を抱きました。
私の負けでした。
佐藤二郎さんを観る為の映画です。
続編あるかな?

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映画館難民

5.0今年のベストワン、キネマ旬報の私の読者選出で一位に推します

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

かなり見応えがあってスクリーンに引き込まれました。キネマ旬報の読者選出で一位に10点2位に9点3位に8点と10作品を選べるんですが1位には爆弾、2位に国宝、と今のところ考えてます。原作は未読なのでさっそく読んでみようと思います。
この映画の成功した最大の功労者は佐藤二朗さんの力演ですね。キネマ旬報の男優賞も射程圏内かと国宝の吉沢亮は日本アカデミー賞でキネマ旬報の方は佐藤二朗さんかな、昨年の変な家でもあんなことでも佐藤二朗はコミカルな役よりシリアスな役でもこんなにやれるんですね。
佐藤二朗の顔のアップはスクリーンに映えますね。
羊たちの沈黙のアンソニーホプキンスを彷彿させるスズキタゴサク役でした。
予告編見て面白そうと思って見たけど予告編では味わえない本編の面白さでした。

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芭蕉翁

5.0「僕は“愚か者”だが、彼は瞬く間に“国宝”になり、彼はあの熱量をもって“爆弾”を作り上げた」【追記あり】

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

【11月22日追記】

昨日から『爆弾』の入場者特典の配布が始まりました。
ランダム配布のポストカード5種類のうち3種類が「タゴサク(佐藤二朗)」で、フリマサイトでもタゴサク人気で笑えます。

『爆弾』のレビューは95%の人が佐藤二朗さんの話だろうと思って、ちょっとヘソ曲がって、山田裕貴さん応援スピンオフレビューを書いてしまいました。

「タゴサク」は、ある意味「ゴジラ映画のゴジラ」だと思っています。
人の心が創り出した怪物でもあり、佐藤二朗さんの怪演による化け物でもあり。
タゴサクの人物造形×佐藤二朗さんで、“主演”を喰ってしまうモンスター級の“主役”でした。

✎____________

11月1日夜、InstagramのStoriesで、北村匠海さんと山田裕貴さんがお互いに送ったエール。

【北村匠海(@take_me_1103)】

「今年はあの頃の仲間たちと
 良い邦画を届けられていると思っている。
 僕は“愚か者”だが
 彼は瞬く間に“国宝”になり
 彼はあの熱量をもって“爆弾”を作り上げた
 なんだかワクワクするね。」

「(東リベ)撮影してた頃は
 23歳かー
 若いなー」

【山田裕貴(@00_yuki_y)】

「あちぃよ
 みんなで爆発させよう
 いつか愚か者じゃなく
 国宝って呼ばれるように」

✎____________

吉沢亮『国宝』
北村匠海『愚か者の身分』
山田裕貴『爆弾』

『東京リベンジャーズ』(2021年)のマイキー(吉沢亮)・タケミチ(北村匠海)・ドラケン(山田裕貴)の3人は、今年の日本映画の“顔”になりました。

3人の誰かが今年の映画賞の主演男優賞を受賞する機会に、3人の姿を一緒に見られるなら、来春の日本アカデミー賞授賞式で叶えば胸熱です。

「2025年度山田裕貴主演3部作」、『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』『爆弾』。
山田裕貴さん「5ヶ月で主演作3本やり遂げた。ここからがスタートラインだから。」

『東リベ』「ドラケン」と『爆弾』「類家」、山田裕貴さんの当たり役・ハマり役をキャスティングしてくれた岡田翔太プロデューサー、ありがとうございました。

※InstagramのStoriesは24時間で消えてしまうため、取り急ぎレビューをアップします。

✎____________

P.S
11/10「第50回報知映画賞」
作品賞・監督賞(永井聡監督)・主演男優賞(山田裕貴)・助演男優賞(佐藤二朗/渡部篤郎)・助演女優賞(伊藤沙莉)5部門6ノミネート

11/12「第38回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」
石原裕次郎賞(永井聡監督)・主演男優賞(山田裕貴)・助演男優賞(佐藤二朗)3部門ノミネート

✎____________

10月31日・11月7日映画館で鑑賞
11月2日★★★★★評価
11月2日レビュー投稿
11月22日レビュー追記
11月16日レビューP.S.映画賞追記

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ひな

5.0面白すぎる

2025年11月2日
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スズキタゴサクが佐藤二郎さんにあってた
とにかくみてほしい

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まいしゅう

4.0予告編には注意を

2025年11月2日
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原作未読。

福田作品の佐藤二朗は嫌いだったが、過去の出演作『さがす』での彼の演技は好きだったのでそちらを期待して劇場へ。

結果、これは正解でした。

佐藤二朗はじめ、山田裕貴・染谷将太・伊藤沙莉・渡部篤郎といった周りの役者陣も素晴らしく、本編の大半は取調室という密室での会話劇ながら、爆発シーンや現場警官の状況を折り込みつつ、まったく飽きや中だるみを感じることはなかった。

事件の真相に至る種明かしに関しては最後で強引に引っ張っていかれたが、事前にばらまかれたカードを回収していく気持ち良さは感じられた。

そしてもちろん佐藤二朗演ずる「スズキタゴサク」と刑事との駆け引きと心理戦が秀逸。予告編がかなりミスリードになっているが、山田裕貴演ずる「類家」の取り調べ出番はかなり後半で、冒頭は渡部篤郎のサブ的な立場での登場から、スズキとの対決でグンと態度が変わる辺りも気持ちが良かった。

「予告編」ということで言うと、あの動画の中にいくつか物語のネタバレになる様なカットが含まれていて、作中で警察がスズキの"霊感"による爆破予告に振り回され「この爆発を止めることはできるのか?間に合うのか?」というドキドキはこの予告編のいくつかのカットのお陰で明らかに目減りしている。
この予告編、前述のとおりあえてシーンの順番や本編中の会話の流れや相手を変えたり、登場人物の空想であるカットを挿入したりして、観客を混乱させようと結構手が混んだ作りだったんだなと思っていたら、「あ、そこはホントに爆発すんのかい」ってなったのはちょっと残念だった。

ミステリー映画としての話運びは面白いし、キャラクターも全員立っている。静と動の対比もメリハリがある。
作中で、このバックボーンとなった事件の紹介が多少分かりにくいのと、お話の畳み方にもう少し時間かけてもらえたらもっと良かったのに。

で、やっぱり主役の二人ですよね。繰り広げられる心理戦・駆け引きの中で、普通のドラマだと形勢が逆転する度にお互いの表情が入れ替わりがちなのに、ここではお互いに劣勢を簡単に表情で見せないことで、ギリギリの攻防である感じがすごく出ていた。

佐藤二朗、いいなぁ。
なんで福田作品ではあんな使い方するのかな。

渡部篤郎が試写会の舞台挨拶で、友人である佐藤二朗の熱演に感極まってしまったのも、何となく分かる気がする。
同世代の同郷出身者なので、引き続きがんばってもらいたい。

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ミドレンジヤー

4.0傑作だと思います

2025年11月2日
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満点にしなかったのは、まだ謎が残ったからです。脚本は上手に構成されていたし、映像、音響はマッチしていたと思います。俳優陣も佐藤二朗さんの怪演が際立つ演出を支えてまとまりが良く、佐藤二朗さんに振り回されている感が良く出ていました。染谷翔太、渡部篤郎、山田裕貴さんと対峙していき、謎解きする緊張感、それに伴い周りで起きる爆破のシーンがテンポ良く現場を捜査する警察官との連携が謎解きを加速させ、終盤の高揚感になっていきました。これ以上、ネタバレになるので解説出来ませんが、やはり最後が少しもの足らない内容でした。

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yn

4.0没入感ゆえの疲労

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

原作を読んだ時も、前半から面白くて引き込まれる内容がゆえに、後半まで気持ちが保たず、最後は脳が理解を拒否するかのように淡々と読んでしまい、後悔したのだが、映画でもまた同じ過ちを繰り返してしまった。 ずっと全てが強いので、体力が必要な映画。
全キャスト素晴らしい。
山田裕貴さん、今年いい役が続くなぁ。

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みかんのタネ

4.0佐藤二朗の怪演世界へようこそ。

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

スズキと刑事たちとの心理戦がお見事です。
ホンマ、ふざけた子供が大人をからかうって感じでした。
ただスズキタゴサク(とても本名とは思えない無い)の素性ははっきりせず。最後の爆弾って? エンドロール後何も無かった、残念。

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あらじん

4.5今期1番かも

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

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知的

そもそも視聴数が少ないので
大袈裟だけどこれは面白い作品でした。
常に盛り上がりのシーンが多くて
これでどう落ちを付けるのかと思いながら観てたけど
見事な着地点でサスペンス系でありながら
劇場で観る価値のある作品だったと思う。

役者さんもそれぞれ力強い演技だったし
山田くんにとっても佐藤さんにとっても
代表作として誇れるくらいの作品になったと思う

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フナ

4.0サイコ・サスペンスは犯人役が作品の命運を握る

2025年11月2日
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興奮

知的

物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告!秋葉原での爆破を皮切りに、この後一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった・・・。彼は、いったい何者なのか!?そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?(109シネマズサイトより)。

驚異的な知性で捜査陣を攪乱、翻弄するサイコ・サスペンス作品にはいくつかの類型がある。「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンスや「死刑に至る病」の阿部サダヲ、「セブン」のケヴィン・スペイシーは、わたしたちと同じことばを喋ってはいるが、果たしてコミュニケーションは図れているのだろうか、すり合わせ可能な価値観を持っているのだろうか、といった犯人役の腹の見えなさ、闇の深さが見せ場の作品であるし、「容疑者Xの献身」の堤真一やちょっと位置づけは異なるが「ジョーカー」のホアキン・フェニックスのように、犯行そのものに断罪しきれない理があったり、何か目的を達成するために、知性そのものを手段とする知能犯もいる。

いずれのケースにせよ、犯人役がまずは作品の命運の握るわけだが、その意味で、福田組作品等でコミカルな役回りの多い、というかもはやほぼコメディアンと言っていい佐藤二朗は絶妙なキャスティングであり、本作では腹の見えなさとある種の理を併存させる見事な演技を披露した。

また、こうした作品には、攪乱される捜査陣にも必要な配役があり、本作では山田裕貴が犯人の知性と対等に渡り合う天才役を好演しているが、何より良かったのは逮捕に至りそうで至れないかつて天才刑事だったであろう渡部篤郎である。潔癖で正義感にあふれ忍耐強く、組織にも忠実でありながら、最後の最後で根負けしてしまう様が非常に良かった。翻弄されまくる寛一郎も、カビの生えたような刑事哲学で全く捜査に貢献しない正名も良かった。娯楽エンタテインメントとして楽しめる作品。ちなみにエンディングテーマがめちゃくちゃ良いので最後までぜひ。

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えすけん

4.0劇場が取調室のよう 頭が疲れた・・

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

上映時間は2時間ちょっとですが、かなり頭が疲れましたねぇ〜。劇場がまるで取調室みたいに感じちゃって・・まる1日いるみたい。結局理屈屋には理屈屋なんでしょうが、、嫌いじゃありません。みんな理性の崩壊寸前だけど、、それじゃあ理性って?なんぞ哲学的になっちゃうけど話的には哲学ではなく犯罪者が境遇的に何か社会に不満があり、それを解消したいだけの事。でもそれが今の時代【だけ】では済まされないような・・。

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momo

4.0単純では無く、かなり複雑なストーリーで難解!

2025年11月2日
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鑑賞方法:映画館

予告編を何度も見たけど、単純なストーリーの様に思えて鑑賞する気が無かったけど、迷いつつ鑑賞してみる事に。
立ち上がりから、テンポ良し。
展開はかなり複雑!事件の真相は奥深い!
意外性は佐藤二郎さんの演技力。
ラストはうーん!分からない。

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デコ山
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