爆弾のレビュー・感想・評価
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もうちょっとで名作
佐藤二郎ワンマンショーでした。
「笑いの大学」も少し想起しました。
タゴサクの狂気の推進力。
謎掛けに食らいつく類家。
2人の破滅的天才の押し問答。
物凄く引き込まれた・・・途中までは。
阿佐ヶ谷駅の辺りから少しグダグダして、
染谷が色々思いつく所は唐突だし、
ラストのネタバラシは要らんかなー。
特に類家が語る説明は不要。
警察の序列とか茶化してるのとか
TVっぽいですね。
正名さんのポンコツ課長とかベタ過ぎ。
渡部の折れ方ももっと吠えて欲しい。
映画にまとめるアレンジに苦労しただろうが、
原作はきっと面白いだろうな。
でも他人に聞かれたら
お勧めはする作品でした👌
満貫です🀄️
映画終盤の20%くらいが残念
世界へ…の、意気込みは!?
このミステリーがすごい2023年版一位で、この制作規模。ならば是非とも世界マーケットを見据えた“映画の”作品作りをしてはどうだろう。カット割りや画作りはハラハラドキドキとさせてはくれず、ストーリー説明と謎かけだけが延々と続く。取調室では、テレジェニックで売る俳優が演技アイディアをネタ見せのように披露し続ける。一発芸ならともかく、130分は酷だ。
翻って二廻りほど下の世代の俳優たちの役作りが真摯で見応えある。山田裕貴は一癖ある役柄設定をステレオタイプではなく、一人の人物として浮き上がらせている。染谷将太、伊藤沙莉の人間味溢れる役作りは言わずもがな。坂東龍太、寛一郎も内面を品よく表現している。夏川結衣と渡部篤郎の安定感にも拍手。
他にVFX部門は、かなり素晴らしい。編集がよければ、爆発シーンももっと衝撃的な画に仕上がっていただろうと思う。原作未読だが、それでも2時間余り飽きずに見られたのは原作の力量を感じる。重ね重ね、勿体無い作品。もっと世界中のサスペンスアクションを見尽くして、他に無いものを見せてほしい。日本の技術は高いはずだ。
スピード感と緊張感で見るものの気持ちを翻弄
いやあ、面白かった。
冒頭からトップスピードで展開し、ほぼ終盤まで駆け抜けていくのは見事の一言。このスピード感と緊張感ゆえに細かい疑問や矛盾などは気にしてられなくなるため、本当に楽しめました。
俳優陣も皆素晴らしく、文句のつけどころはありません。佐藤二朗さんも願わくば、このような作品にだけ出演いただきたい。
見終わって時間が経ち、よくよく考えると、まあ不自然な部分などもないわけじゃないですが、劇場で楽しめたのは事実なので、後からケチをつけるのは野暮というものでしょう。
う〜ん
期待通りの怪演
佐藤二朗さんさすがです
なんて不気味なの…笑
裏切らないなぁ〜唯一無二の役者さん!
世界観がありすぎてホント好き♡
佐藤二朗がスズキタゴサクなのか、スズキタゴサクが佐藤二朗なのか…それくらいハマってました
山田裕貴くんもよかったですね
表向きは良い雰囲気でしたが、やはり人間って裏面もあるんですね〜
血の通っていないような表情、連ねる言葉たち…山田裕貴くんはそういう演技上手ですね
さて、最後の爆弾ですが未発見ということで…意味深ですね…
理性で封じるか
感情で起動させるか
いつ?
誰が?
アナタかもしれないし
アナタかもしれないし
アナタかもしれない
いや、自分かもしれない…ってこと???
なんて思いながら映画館をあとにしました
っていうか!!!
結構描写がハードで少しだけ参っちゃったなぁ…踊る大捜査線くらいの感じかなぁと思ってたら…ね…
私の席の前に多感な年頃であろう男子中学生と思われる5人組が無邪気にジュースとポップコーンを持って観てたけど…
ティーンズの方は一人で見たほうがいいかもです!
泣いてるような笑ってるような
知能犯や愉快犯との対決謎解きものが好きなので
予告編見た時から期待して観た。
途中までの謎解き、
そして
二朗さんの気持ち悪いまでの怪演(褒めてます)
いやーわくわくしながら観たなぁ
演技が素晴らしすぎてほんとに腹立つし(タゴサクに)
そのラインに加えて、
伊藤沙莉達の巡査ラインも同時に走ってて
物語に奥行きが出て良かった。
ただ、動機が…………
なんか、え?それ?って感じで………
もうちょっと関係性とか
それに至るまでの感情の動きとかあったら良かったなと。
ああいう動機なら、
愉快犯で理由もなくでもよかったかもと思えるくらい。
とにかく二朗さんの
表情の豊かさが終始怖かった。
特にあの泣いてるような笑ってるような表情……………………流石。
心理戦だけじゃなかった
佐藤次郎って結構凄かったんだぁと思いしりました
心のカタチ 自分もなのかと…
この世は理不尽、人間は愚か、それでも抗え。
このミス2023年一位を受賞した作品が原作、「キャラクター」の監督、山田裕貴と佐藤二朗主演。
よく見ている辛口の映画評論家が素直に褒めており、気になっていたので見に行きました。
いや〜〜、ここまでメッセージを上手く組み込ませたエンタメを邦画で見れるとは思いませんでした。
一人の男の狂言回しと翻弄されながらも抗う警察。そして広がり続ける舞台のスケールに、逃れられない理不尽な爆発。
この理不尽の所が重要です。
警察は汎ゆる手を用いて爆弾の在処を突き止めようとする。
しかしながら見つかってもまた別の爆弾が爆発したり、または見つかっても間に合わず爆発してしまったりする。
しかも後半ではダークナイト・ライジングよろしく東京全土を巻き込んだ悲劇が巻き起こったりしてしまう。
そしてこれら様々なことが、愚かな人間の些細な行動によって起こされたと明かされていくのだ。
そんな理不尽な状況を佐藤二朗演じるタゴサクは楽しむ。見てる観客も楽しむ。凄え状況が起きちまったと。もっとぶち壊されて行くのかとハラハラしながらも、ワクワクしてしまうのだ。
そりゃそうだ、今の世の中は余りに問題が多すぎるし、その問題に対して様々な人達は言い争うか関わろうとしない。
もしくはのらりくらりグダグダと責任を誰かに押し付けていく。そしてそれに対し鬱憤が静かに、十分に溜まっている。
そんな世の中がぶっ潰れ阿鼻叫喚になる様にカタルシスがあったりするわけだし、楽しめたりするわけだ。
だが、警察はそれでも抗っていく。本当に、ガチで抗っていく。
"こんな世の中でも抗った方がいいのだ"と。
そんな様が説得力のあるシーンによってダイレクトに叩きつけられて行きます。
秋葉原の繁華街、代々木公園、環状線……様々な所で爆発が起き、本当に人が死んでいく様、それに対し何とか解決しようと奮闘する様、どちらもガッツリ描かれているわけです。
特に警察官コンビのパートは良かったですね。社会に対する愚痴を吐きながら、それでも正義を全うする様は本作のテーマ性を一番的確になぞってたかもしれません。
これは凄い。凄いですよ。それを2時間前後の時間で上手く纏めたのは見事です。
……ですが、これは設定上演じてると言う設定もありますし仕方ないものの、佐藤二朗の演技がちょいと自然じゃないなと感じましたね。
上手いけど、凡百のサイコパスすぎる場面が多いなと、動画の場面は唯一良かったものの。
自然な演技でヤバい奴だと感じれるような演技がどうしても見たかったですね。
ですが見て損は無いので、是非。
現代社会の、人間そのものの闇と倫理観のゆらぎを露わにするようなやり取りにしびれる
酒屋の自販機を壊し、店員を殴ったということで野方署に連行された自称スズキタゴサクは霊感が働くと言って爆破事件の時間と場所を的中させ、さらに3回爆破が起こると言ったことで警察内は大騒ぎに。のらりくらりと意味不明なことを話しながらクイズを出題しているように見えてそこにヒントが隠されていると見抜いた捜査官の類家との間で会話による知的な格闘が始まる……。
こんな会話劇が繰り広げられるとはまったく期待せずに劇場に足を運んだのだが、あたかも『羊たちの沈黙』におけるレクター博士とクラリスの対話に匹敵するような(あるいはそれ以上の)ヒリヒリするような、現代社会の、そして人間そのものが持つ闇と倫理観のゆらぎを露わにするようなやり取りが展開される。
染谷将太、伊藤沙莉、渡部篤郎、坂東龍汰、寛一郎など役者陣がとにかく豪華だが、特に、類家が尋問を行う様子が2020年のNHKドラマ『ここは今から倫理です。』を彷彿とさせつつ、さらにアグレッシブな山田裕貴の演技が素晴らしいし、観客にとにかく嫌悪感を抱かせなくてはならないスズキタゴサク役の佐藤二朗はそれ以上の適役はいないと言えるだろう。
少し前のイギリス作品『ブラックバッグ』 での会話劇にも痺れたが、邦画でもここまでできるとは!取調室の中だけの舞台にしても十分成り立ちそうな脚本にできそう。まぁ、呉勝浩による原作が良かったのかも知れないが……。
これって主演は佐藤二朗さんだよね??
刑事さんとの会話劇の秀逸さもさることながら、それはもちろん土台にはあるんだけど、視線は知らず知らず佐藤二朗へ吸い寄せられて、というか終始釘付けでした笑
まったく、セリフ量どれだけあるのよ??
映像もドアップの連続で、タゴサクがこちら側に迫ってくるようで、だからといって怖いとかじゃなくてむしろそんな作品じゃないはずなのに自然と笑えてくる不思議。
難点は、タゴサクのあまりの迫力に気圧されてそちらにばかり意識が集中してしまい、せっかくの練られた会話劇の内容が頭に入ってこないことがあったこと。って、これは私の側の問題ですが。これから見に行かれる方はぜひ、タゴサクの存在に負けないように気を引き締めてご注意を笑
ところでこれって、主演は佐藤二朗だよね??
いろんな大人のしがらみがあるのでしょうが、これを山田裕貴主演とするのは逆に彼に対しても失礼なんじゃなかろうか。
いやもちろん山田裕貴さんそのほかのキャストのみなさま芸達者な方々ばかりですがいかんせん佐藤二朗がケタ外れ過ぎた、そんな印象です。
誰しも心の中に(比率はともかくとして)天使と悪魔が同居していると思う。
普段は悪魔なんて自分の中にこれっぽっちもいませんって顔して、私は天使ですって正義面して生きているけれど、そんなはずないよねじつは悪魔だって飼ってるんでしょ、と耳元で囁かれるような、内面を引きずり出されて白日の下に晒されるようなそんな映画でした。
ところで腑に落ちないのは、そもそものきっかけとなった長谷部のやったことって、ネットリンチに遭うほどの大罪なんでしょうかね。
普段の報道を見ていても思うのだけど、わりと軽微な犯罪でも全国ネットで実名報道されるのをたまに見かけます。
他に報道する重大事件がなかったというのは平和の証かもしれないけれど、現代ではデジタルタトゥーによってその人の今後の人生が歪んでいくかもしれないわけで、事件に大きいも小さいもない!というのは某ドラマの名言ではありますが、罪と罰が釣り合わないというのはどうなんだろうと思います。
刑事さんの髭が長時間の取り調べで伸びているリアリティ
レクター、ジョーカー、そしてスズキタゴサク。
会話劇 心理戦
久しぶりに会話劇を堪能させてもらいました。
ベテランと若手が入り混じって、取調室という狭い空間でで容疑者と対峙し、心理戦を繰り広げる。アニメやドラマではこうした心理劇によくある「心の声」は一切使われず、シリアスな仕上がりになっているのが好感持てる。
だいぶ設定は違うが、松山ケンイチと長澤まさみが対峙した「ロストケア」を思い出した。あちらも画面効果をうまく使って、心理戦を盛り上げていたが、本作は余計な描写を排除していたので、役者頼りの劇に仕上がって面白かった。まあ、ストーリー的には掘れば脆いところは出るかもしれないが、それを圧倒する話運びがされていくのが、痛快で良い。少し長めの映画だが、時間はあっという間であった。
佐藤二郎がハマっている。底知れないサイコパスなのか、人を食った言動が、よくわからないが憎らしい容疑者役。この人しかいないという見事な演技。それに対峙するのが渡辺篤郎。「外事警察」の時を彷彿とさせる、年季の入ったクールな交渉役が、これまたカッコいい。そのバディとなる山田裕貴は、天才肌のネゴシエイターという役どころ。
染谷将太が、最初に容疑者を取り調べる刑事だが、髪を目の上まで下ろしていたのがツボに入った。大河ドラマで毎週見ているデコ出し姿に馴染んでいたので、最初は違和感あったが、このヘアスタイルもなかなか気に入った。
都内に仕掛けられた爆弾が、次つぎ爆発していき、取調室に拘束された容疑者が出すヒントを解かなければ、爆弾が爆発して被害者が出るという仕掛け。レクター博士ばりに心理戦をしかけ、それを元に捜査本部は右往左往し、交渉役は容疑者だけでなく時間と組織と闘わなければならない。ありがちな設定ではあるが、それを会話劇で見せ場を次々作り、ラストまで楽しませてくれる。
後半理屈っぽいところが出てくるが、あまり先読みしたりして頭を使わず話を追っていたので、そんな塩梅が良いのかもしれない。伏線回収など考えていたら、バタバタして忙しい物語に見えたかも。
ともあれ、役者陣の会話劇を楽しめた。続編つくるようならまた観たい。
佐藤二郎さん、すみませんでした。
ビューティフルドリーマーの夢邪鬼を彷彿
全828件中、481~500件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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