爆弾のレビュー・感想・評価
全903件中、461~480件目を表示
タガが外れる時
今年は社会性のある邦画の当たり年だ。国宝、フロントライン、でっち上げ、宝島、いずれも心にずしりと来る作品だった。(あと軽いけど個人的にゴーストキラーも当たり)
そしてこの作品である。今のところ今年一番だ。エンタテインメントとしても一級品だし、その上重いものを投げかけてくる。
「人を殺してはいけません」とか「命は平等です」という建前はみんな一応はわきまえているが、現実ではそんなものお題目に過ぎないという事を知っている。劇中、スズキタゴサクが羅列する人を殺したい理由の中に、誰もが一度は思ったものがあるはずだ。でも大半の人は本能的に人殺しを忌避するし、人の社会という共同生活を破壊してしまっては、自分が生きづらくなってしまう。類家のようにしっかりした意思でそれをしない人もいるだろう。そうやってモラルというものは守られている。
でも、モラルなんか自分を守ってくれないと見切りをつけた人は、タガを外し、破壊に走る人も出てくる。そういうタガの外れ方がだんだん増えている気がする、そんな危うさをを見事についた作品だと思う。見つかっていない爆弾は、誰もの心の中に潜んでいるに違いない。
それにしても、今年は山田裕貴の当たり年だ。「木の上の軍隊」「ベートーベン捏造」そしてこの作品、いずれも名演だ。特に目力がいい。この3作品をほぼ同時に撮っていたらしいから、その集中力も大したものだ。吉沢亮の国宝がなかったら、アカデミー賞の最優秀主演男優を取ってもおかしくないと思う。
そして佐藤二朗。彼が主演と言ってもいい。過剰なしゃべり方のウザイ演技のおかしさが売りだが、それを凄みにまで昇華させていた。あの膨大なセリフをすべて頭に入れて撮影に臨んでいたそうで、パンフレットでは誰もがその技量を絶賛していた。
彼の演じるスズキタゴサクは、相当の切れ者で、人心掌握、操作にも長けている。そんな彼がなぜホームレスに転落してしまったのか、きっと壮絶なドラマがあったに違いない。その果てに身に着けた不気味さを、佐藤は見事に演じていた。最優秀助演男優は間違いないと思う。
余談ですが、隣の席のおじさんが、タゴサクのおちょくりにいちいち反応してくすくす笑っていた。この人とは友達になれないだろなと思いました。
爆弾バーン!
私が刑事さんの心の形を当ててみせます。
鑑賞動機:予告9割、評判1割
ネタバレしたって、べつによくないですか? っていう宣材ポスターに笑ってしまった。
犯人はマイケル・ベイかレゼ(違う)。
原作未読だけど、めちゃめちゃ面白いんだろうなというのが容易に想像できる。
なんと言っても佐藤二郎の怪演が目につくが、タゴちゃんはまだ底が見えてきていない人物だと思う。というかそうであってほしい。だってそっちの方が面白いから。
謎解きなど名探偵物の要素もあれば、地道なから解っていくこともあり警察小説っぽさもある。
おまえ(ら)はどうなんだ、とこちらにも突きつけてくる感じがあるのもいい。
このラストは支持。
役者の演技は!
元ホームレスの冴えないおじさん、スズキタガサゴ、ダサい!
映画館で見る価値十分あり
霊感が頼り
犯人が出す問題を解けるのか?
映画の予告編を観てオリジナルを知らないで観ました。率直に、犯人役の佐藤二朗さんの狂人っぷりがちょっと大袈裟な感じ^^;作った狂人みたいな印象。映画の内容は、爆弾が都内のいたるところに仕掛けられてていつ爆発するか分からないスリリングな展開で面白かったです。犯人が出す謎解きが解けるのか...?刑事と犯人の駆け引きがハラハラしました。PG-12指定ですので、12歳未満の子どもと一緒に観るのは控えたほうがよさそうです(一部、性的な描写が含まれます)。気づいたら時間が経っていてあっという間に感じるほど引き込まれる作品です。一人で観てもカップルや夫婦で観てもハラハラドキドキする映画を観たい方におすすめです!
今年は邦画が良いぞ!
編集が神。会話劇と事件現場や捜査の流れをダレることなく完璧なテンポでまとめてある。素晴らしい。サイコサスペンス物として低予算ながら引き込まれるものがちゃんとあった。個人的には佐藤二郎の演技は嫌いだがそこは目を瞑るとして作品全体としての魅力が本当に沢山あったので高評価にした。それぞれのキャラクターにちゃんと魅力があった。山田裕貴はどんどん面白い俳優になっていってる。今後個性派俳優として頑張ってほしい。ただ今作のエンディングらへんはあまり好きではなかった。とは言え邦画でここまで素晴らしい編集と脚本の映画は今年見た中でもトップにくる作品だった。後味はあまり良く無いのも良い。もっとデビッド・フィンチャーみたいに胸糞系でも良かったが。笑 一応大衆向けに作ってヒットさせたいんだろう。なら続編もありなんじゃないかな。続編やるなら見たいと思った。まさか国宝以上だと感じる邦画を今年の後半に見れるとは思っていなかったので良い体験だった。今年は邦画が頑張っている。監督やスタッフが全体的に素晴らしかったが個人的には作品の成功を決定づけたのは編集だと思っているのでそこを担当した二宮卓という人物に拍手を送りたい。とても気になる人物だ。
阿佐ヶ谷駅が荻窪駅に見える
無差別爆弾テロの容疑者を尋問する話。容疑者は、霊感だとか謎解きみたいなことで次に起こる事件を予告して、警察を翻弄する。
容疑者の名前、タゴサク。阿佐ヶ谷駅がよく映る。阿佐ヶ谷にある居酒屋の常連だったとき、道場帰りのリュック姿のボクのあだ名がタゴサク、タゴちゃんだった。だからちょっと親近感があった。ついでに言うと阿佐ヶ谷駅が阿佐ヶ谷駅に見えない。むしろ荻窪駅のようだった。
荻窪駅といえばー、映画観た翌日の本日ただいま人身事故発生中だそうですねー。中央線民はみなさん、ご存知かとは思いますがー、中央線の人身事故は地震より多いですよねー。実際、ワタシも100m先で妊婦さんが電車と接触して亡くなった事故(後でニュースで死亡を知った)をみたこともありますしー、吉祥寺駅で後片付けを見たことも、あるんです。ワタシもホームから落ちて人身事故になりかけたこともあります。中央線の人身事故発生件数は、世界でもトップレベルじゃないのか、そんな風に思います。誇れませんけど。ドヒャヒャヒャ。刑事さーん。早くホームドアを設置しないと今日もヒトが死にますけど、どう思いますかー?
映画の話に戻ります。
特に後半、「セブン」の影響があった。だから、タゴサクには○○○欲しかったし、彼もそれを望んでいたんじゃないかと思った。日本の映画だからラストもしっかり目に説明しなくちゃいけないのはわかるけど、タゴサクの結末にはもうワンカット足りない気がした。
誰が救われたのか、救われなかったのか明確にしない。ゴシップを流したマスコミと、ゴシップに乗って家族を破壊した大衆。やるせなさだけが後に残る。
起点になった刑事のゴシップ。なぜ彼はあの悦楽から逃れられなくなったのだろう。ボクもヒトの家に遊びにいって、トイレでウ○コをするとなぜか気持ちが落ち着く。同じ気持ちなのだろうか。違うか。
ほぼほぼ取調室内で話が進むので、 佐藤二朗さんの緩急ある演技と、突...
佐藤二朗の演技に終始圧倒された
心身共に元気な時に見てください
佐藤二朗でなければ出来ない演技。あまりにも気色悪い人物すぎる。映像であるからこそ、いつ爆弾の音が鳴り響くか分からない緊張と恐怖の中でテンポ良く繰り出される会話劇に、自然と見入ってしまう。この会話を聞いていれば、映像をしっかりと観ていれば、自分も爆弾を止められるのではないかと錯覚してしまうほどである。これを意図して撮られたのかは分からないが、おかげでとても集中して観ることができた。
最後に残る不気味さ、気持ち悪さも、この映画の長所ではないかと思う。最後までほんのりとまだ味のするガムを噛んでいるような。
驚きの「動」の怖さの中にずっと続いている「静」が、うっすらとある心の闇や、寝不足や微熱気味の体調不良をじわじわとどん底に落とすような不気味さを纏っていた。
ハラハラドキドキ!!!
全903件中、461~480件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。








