爆弾のレビュー・感想・評価

本作は2023年の「このミステリーがすごい！」第1位に選出された他、数々の賞にノミネートされた評価の高い小説が原作となっている。俳優も実力派が布陣され前評判も良かったこともあり、大きな期待を持って鑑賞した。
佐藤二朗さん演じるスズキタゴサクと山田裕貴さん扮する類家との掛け合いが本作の肝。頭脳戦とも言うべき探り合いが見どころになっており、タゴサクはそのイカれた発言や奇怪な行動から単なるキモい輩かと思いきや、実は頭脳明晰。この佐藤二朗さんの怪演が作品を支えている。
一方で、この頭脳戦が理解できないし共感も湧かない。
爆弾が仕掛けられた場所になるほど！という納得感も少ない。これだけの騒ぎを起こすに足るタゴサクの深層心理も掴みにくく、ハセベアスカやイシカワの動機もいまいちよく理解できなかった。要するにキャラ背景が深掘りされていないのではないかと思う。
未解決のまま終わった感があり、第2段を匂わす伏線かも知れないがモヤモヤが残る後味の悪さがあった。
ハラハラドキドキの面白さを感じるものでもなく、社会的に認められない不遇の人生を炙り出すものでもなかった。そのことが2時間サスペンスドラマとは一線を画すものとなっている。

原作は未読で鑑賞。
サスペンス色が強いのかと思っていたがアクション映画だった…！常に状況が変わり続け、追いかけていくうちにいつの間にかエンディングを迎えていた。そこかしこに仕掛けがあったであろう箇所を見つけるべく、「もう一度見なければ…」と思わせる作品。2度目の鑑賞では大きく印象が変わるのだろうなと期待できる。

佐藤二郎さんの怪演ぷりも山田裕貴さんのスイッチの入り方も良かったが、個人的には寛一郎さん演じる伊勢が印象深かった。類家や清宮、等々力のように「自分はできる側の人間だ」と思っている人間臭さが際立っていて他のキャラクターとは別の立ち位置だったように感じた。

映画館でこそ体験できる臨場感だった。

あらすじ意味不明。登場人物全員いったい何がしたいん？？って感想。
映画セブンと、羊たちの沈黙と、スピードとか所々下手にパクってる感じ。いや、ひどい映画やった。自分の中で今までの映画で最低ランクに近い

っていうか、結局主人公たちと犯人、なんもせんと座って話してただけやんww

取調室の心理戦は互角だったかも知れないけれど、
演技合戦は、佐藤二郎さんの勝利な気がしました。
山田さんも良かったのですが、
正直、タゴサク以外は、あの人が演じたらどんな感じだったんだろう⋯？
って思い描いたりしてしましたが、
タゴサクは、二郎さんしか浮かばなかったです。

取調室の外なら、正名僕蔵さん、
坂東龍汰さんと伊藤沙莉さんのバティも良かった！
とくに伊藤沙莉さんのシーンは、2カ所ぐらいに涙が出たんです。
なぜか、悲しいシーンじゃないところで。
なんでだろ？

事件に関しては、もうちょっと動機をクリアにしてくれても良かったかな。
結局は、快楽犯ではないようだったので⋯。

最後、取調室を出る時に、類家がタゴサクの実は⋯の人間性に突っ込んでいたけれど、
答えのないまま後にしたから、
余計にタゴサクに興味津々のままエンディングに突入したよ。

総括的には、面白かったです。

原作との比較のようなものをネットで拝見して、
余計に原作やタゴサク、また他の人にも興味が湧いたので読んでみようかしら。

邦画はあまり好みのものがなくて期待せずに見に行くんですけど
これは大当たりでした🎯
シナリオも原作がいいのか良かったですし
出ている俳優さんたちの演技が素晴らしいですね✨️
最後の歌以外凄く良かったです。
これは人におすすめできる作品ですわ👍

佐藤二朗の顔面アップが多く画的にキツかった。
ミステリーものとして小ネタは楽しめたけど、後半にかけて緊張感は薄くなっていったような。
全般的に趣味が悪く感じて好みではなかった。

オイラは評論家ではないので、映画評はとてもシンプルだ。
おもしろかった・まーまーおもしろかった・フツー・おもしろくなかった、の4段階だ。
今回の【爆弾】はおもしろかったに属する。
レビュー的には以上だ。
ただ、オイラは準主役の佐藤二朗さんの名前を誤記し、佐藤二郎と書いている人のレビューは文章を読む気がしない。
名前を間違うのはその方に対しその作品の批判以上に失礼に当たると思うからだ。
来週末、初見の妻と2度目を観に行くつもりだ。
オイラは、ほとほと、おもしろかったぜぃ。

一つ一つ伏線が爆弾という形で消化されて行く。犯人は消化に必要なプロセスだったのか、只管、単純な言葉遊びで警察を翻弄し続けて、行き場の無い怒りをこれでもかと言う様に、不気味な笑いを浮かべながら訴え確認してる様に見えた。

以前、阿部サダヲさんの「死刑にいたる病」を観た時も、無気味で異常な犯人像に気持ちをザワザワさせられたが、今回は爆弾が爆発する度にストレートに脅威と狂気を浴びさせられた感じがした。

爆弾と聞いて思い浮かべるのは三菱重工ビル及び企業連続爆破事件。犯人の一人は50年近く逃亡し桐島容疑者と名乗り亡くなっています。なんとなく暗くて怖い映画かなと思いながら拝見しました。まあ、面白かった❗️ぬるり、ぬらりとした演技が秀逸な佐藤二朗さん。対峙する警察側はスマートで紳士的な渡部篤郎さん、瞳に狂気が宿る山田裕貴さん、敵のペースにのまれてしまう？寛一郎さん。熱演されている方が多い中で一人淡々と演じている染谷将太さん、実録警察24時を見ているような自然な演技で感心します。これだけの演者に囲まれて埋もれるどころかキラリと光る伊藤沙莉さん、坂東龍汰さん、この二人のスピンオフが見たいと思わせるほどの存在感です。品のいいお顔の歌舞伎俳優の千之助さんにこの役は難しいかな？苦労して無一文の夏川結衣さんは綺麗過ぎて違和感がありました。最後の宮本さんの歌声が映画の雰囲気とあっていてとても良かったです。

予告編を見た子どもの希望で観に行きましたが、
想像していたより、ずっとおもしろい映画でした。
スズキタゴサクと刑事たちの会話が映画の半分くらいを占めていて、会話の駆け引きがおもしろい。

最後の、あの音……。
続編があるのかも？？

渡部篤郎と佐藤さん演技は良かった
あとはなんとなく薄っぺらい
配役ミスではないかと思う
結末はなんとなく読めたし
中弛みで、ながいと感じた
何故こんなに絶賛かわからない
やはり古畑演じた田村正和はすごいと思う

説明不足すぎて、なぜここまでさせたかという説得力がなかったです。
役者が素晴らしかっただけに、本当に残念。

最低限、あすかの心理はもっと丁寧に追わなきゃ、
へ？
で終わっちゃいます。

これは映画館で、渾身の会話劇を体感すべき。AIにはできない人間が作り出す作品の凄まじさ

山田裕貴さん　伊藤沙莉さん　このキャストのため鑑賞🎬息つく暇がなくあっという間に時間が過ぎました。見応えあり。刑事警察ものはマンネリで難しいと思いますが、警官の描き方が見やすかった。現実的でした。容疑者役はあの人にしかできない、当て書きのようなキャスティングで、見終わったあと(もし他の役者をキャスティングするとしたら容疑者役は誰かな？)と考えるのが楽しいです。星🌟0.5マイナスは　単純に直視できない場面があったこと。目を背けたくなるリアルなグロい映像のためです。

元はノーチェックで他の映画を観た時に劇場に大きくあったポスターの山田裕貴のビジュがよかったのと佐藤二朗が好きってだけで後日他の映画を観るついでにまずこれ観ようかとなんとなく観てしまった
1日に映画を2本観る予定だったので朝イチ8時台からこの映画をふらっと観てしまいました
なので大まかに頭脳派ぽい山田裕貴刑事と爆弾犯の佐藤二朗の頭脳戦劇なんだろうなというくらいしか予想してないで観てしまいました
爆弾犯て爆破するぞするぞとヒントを与えつつ振り回される警察たちがよくある感じなので、その中でキチ役の佐藤二朗がさぞいいんだろうなと思ってた程度で
そしたら予想外にタイトルが爆弾だけあってバカスカめっちゃいろんなとこ爆破させまくっててびっくりした！
途中で、ええー！おおごとじゃないか！！と思いながらハラハラ
R-12指定だけどR-15くらいと思って観に行った方がいいですよね
めっちゃ人がバカスカ死にまくって、そんなつもりじゃなく観に行ったので普通にいちいちびっくりしてしまったｗｗｗ
爆弾犯佐藤二朗を止められない！
やまだゆうきたすけてとめてー！と普通にハラハラ（とてもいい客だったと思います
でも最初からいろんな登場人物たちがいろいろ「訳アリ」なんだろうなという伏線を置いておいてくれている
それが最終的に誰がどうなったり誰がどうだったとかを回収されてくのかと途中でやっとどういう映画なのかに気が付くｗｗ
なにも知らずに観に行ったので、そういう構えせずに観たので知らないで見るとめっちゃそれぞれ胸糞（褒めてる）で観てて振り回されてよかったです
頭脳戦とある程度の犯行を起こす犯人の心理の理不尽さとかあるとは思っていたけど、ちょいちょいいろんな胸糞で山田裕貴と佐藤二朗が好きってのがなかったらもっと胸糞かもしれないｗ
見終わったら違う胸糞で腹が立ちました（褒めてる
登場人物みんなそれぞれ自分が1番わかってる頭がいいと思ってる人の寄せ集めで、なんなんだよお前らみんななんか上からで腹立つな…と胸糞でした（褒めてる
折角もう1本この後違う映画も見るつもりだったのに台無しですよ！（褒めてる
気分悪い！（褒めてる
と、自分がこの映画に飲まれてて大満足したので2本目他は観ずに別日に改めてとプンスカ余韻に浸りながらご飯を食べに行きました
おもしろかったです！！

ある程度どういう映画なのかちゃんとチェックして観に行くとまた別の感想かもしれませんね
私は知らずにふらっと観てびっくりさせられまくってすごく楽しめました！
あと気になる部分や、あそこってなんだっけ？とか見た後に原作を知っている人のネタバレ解説を見ると、なるほどー！とよりスッキリするかもしれません

2年前に原作読んだ際、ミステリー大賞2冠と言う事を相まって、かなり期待値上げて読んだのだがそれを上回る面白さだったので今回の映像化はめたんこ楽しみだった、何より原作リスペクトが感じられ、あのボリューミーな内容を2時間ちょっとにまとめた演出手腕に驚嘆!!そして俳優さん達の名演に一緒に観た娘（成人）も「吹き飛ばされた」と言ってましたw各々が持つ価値観、倫理観、道徳観を「爆弾」にて吹き飛ばされますので是非劇場で体感を!!ちょーオススメの映画です、2回目は息子（学生）と見に行きますw

取り調べが犯人の意のままに進んでいく
その犯人の話術にイッ気に引き込まれ
テンションが上がりました
刑事と犯人の駆け引きが見もので
犯人の
無邪気に話す姿が
不気味である意味怖い
佐藤二郎さんの演技力が
巧みで楽しませてもらいました
…犯人の
"世の中の理不尽さ"に
憤りを爆発させる
…無差別爆破テロ事件
キャストの
染谷さん渡部篤郎さん
山田裕貴さん沙莉ちゃん板東龍汰さん
みなさん素晴らしかったです
そして寛一郎さんも
父佐藤浩市さんに似てきました
これからが楽しみです
張本人となる犯人が以外でした
犯人の動機がいまひとつ納得できませんが
まだ最後の爆弾が見つかっていないので
…事件は終わっていない
犯人との
謎を含んだ会話が
おもしろさの一因でした

化け物退治とはよく言ったもんだよ。
本当に佐藤二朗の化け物感がヤバい。

ストーリー、キャストの演技共に良かったとは思うが、主演の山田裕貴演じる類家は微妙だったかな。
なんかキャラが立ってないというか、人物像がはっきりしないというか。情報が少ない。良く言えば謎が多くてミステリアス。悪く言えばキャラ設定が薄い。
逆に佐藤二朗演じる鈴木は不明な点が多すぎるのと、妙にコミカルな感じが底の見えない不気味さを出してて良かったな。
今回のメインである爆弾ゲームだけど、正直渡部篤郎メイン、山田裕貴サブの方が面白かったかな。山田裕貴メインのゲームはいまいち。
また、爆弾が仕掛けられた経緯とか真相は納得できたけど、結局鈴木は何者だったのかが最後まで不明でけっこう不完全燃焼。絶対ただのホームレスのわけない。

主演は山田裕貴さんだけど、佐藤二朗さんの演技が凄すぎて
なんかもう独壇場なんですけど。でも染谷将太さんと
伊藤沙莉さんが良かったです。
佐藤さん演じる「スズキタゴサク」の言動から目が離せなく
なってくるし、そうしている演出とカメラの動きがいい。
静と動のシーンの切り替えも効果的に作用していて観やすい。
なんといっても爆弾の爆発シーンの迫力には驚くほど、
とても丁寧に作り込まれていて、よくできたなと感心するぐらい。
ひとつ残念なのはラストシーンからのエンドクレジットの
主題歌への繋がり。余韻を楽しむために、主題歌は
いらなかったと思います。

ほとんどが取調室でのことで、長台詞すごい。
佐藤二郎…気持ち悪くて、ドアップが怖くてリアル。
夢中になって聞いて、考えて、想像して、時々爆発にびっくりしてたらあっという間。
集中して観てたから、疲れた。
だから、面白かった。
欲をいえば、警察署に人が押し寄せたときや、阿佐ヶ谷駅の閉鎖が解けたときの人の動きがもうちっとリアルだったらなーと思った。
もう一回観たい。