爆弾のレビュー・感想・評価
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息飲む展開!怪優佐藤二朗此処に有り的な
観終わった後の脱力感が半端ない。演技派揃いで序盤から物語に引き込まれていき、中盤で喉が渇くほどの没頭感。
ポイントの有効期限の為、急ぎ今上映中の作品から選んだ映画でしたが当たりでした。
作品案内だと山田裕貴が主人公?の配置だけど、どう見ても佐藤二朗が主人公としか思えない。称賛に値する素晴らしい演技!始まって10分ぐらいで観て良かったと拳を握った。
日本映画でこんなにエネルギー持っていかれた映画あったかな?
佐藤二朗って
早すぎたかな鑑賞
爆弾は
たまたま捕まえた酔っ払い「スズキタゴサク」が爆弾の爆発を「霊感で分かるんですよ」と言い出し、そして本当にそうなった上に相手の素性がどうあっても分からないとなったらどうだろう。
一体目の前にいるコイツはなんだ?と世界の秩序が崩れ落ちるような感覚を味わうのではないだろうか。
本作は爆弾の爆発というタイムリミットが最初から最後まで緊張感から解放してくれない。
観客は爆弾はどこだ?と刑事たちと一緒に探す気持ちになりながら、気がつくと「スズキタゴサク」の笑顔と話術に引き込まれてしまっている自分がいることに気がつくだろう。
「人が死んだって構わないじゃないですか。別に関係ないし。お金を貸してくれる訳でもないし」とうそぶく「スズキタゴサク」。全く共感しなかったという人はいるだろうか。少なくとも私は「まあ、確かにそうだけど」と思ってしまった。世界が壊れたって良くないか?と。
「スズキタゴサク」と相対する刑事達はそれを否定しない。
それぞれがそれぞれのやり方で秩序のなかで踏ん張っている。世界が壊れることを想像することと実際にすることには大きな違いがあると堂々と主張する姿は頼もしく感じる。
しかし、それは誰しも心の中に爆弾を持っていることの裏返しだ。
この映画は観客の心に爆弾を仕掛ける。爆発するのかしないのか。爆発するとしたらいつなのか。それは誰にもわからない。
ただ一つだけ言えるのは爆弾を仕掛けられる前の自分には戻れないということだけだ。
しかし、刑事たちは言う。自分はそちら側には行かないと。
どうしてそう言い切れるのか。更に言えば自分はどうして世界を壊そうとしないのか。
爆弾は自分の中にある。けれども。
その「けれども」は爆弾の数と同じだけある。
主役は佐藤二郎?
小説を見るべきか?
俳優★★★★★
観応えあるクライムミステリー。
(気温が高かったので思わずマクドでМサイズのファンタグレープを飲んでしまい、尿意を心配したが、
感じることすらない、面白さに集中した。
睡魔に負ける、途中トイレに行くのは、それだけの作品だと体も正直に判断するのだ。)
日本でもハリウッド並の娯楽映画が創れるんだと喜び、
調べたら監督が『キャラクター』の永井聡さん。
納得。
寛一郎さんと佐藤二朗さんが並ぶシーンがあり、佐藤さんの方が背が高く、
あれ?寛一郎さんはお父さんと並んでも同じくらいなのに何故?と調べたら、
寛一郎182センチ佐藤二朗181センチ。
佐藤二朗さんを大きく見せる演出か?
俳優の皆さんの演技合戦にも満足。
最後、変なセンチなラブストーリーにしなかったところも好感。
スズキタゴサクの背景を多く語らなかったところも謎めいて、明かさなかったのも、かえって新鮮だった。
アクマは、本物なのか、悪魔のフリをしているのか。
善と偽善を鮮明に区分けできる者などいないのに。
ミスリードやカム・フラージュが旨く、
佐藤二朗さんの演技に酔っていたら、点を線で辿ることさえ忘れてしまった。
考えたらスグ犯人と真犯人は彼等なのに。
現代を生きる理不尽に、どう立ち向かうか
圧巻の佐藤二朗
佐藤二朗の演技を見るためだけでも価値ある映画
途中でトイレに行きたくなってもその間に重要な話があったら・・と思うと
最後まで我慢してしまった。
ただ見終わった後、冷静に考えると??がたくさん出てくるのは
そりゃもう邦画のミステリーでは仕方ないのかも。
少なくとも超有名作家原作、超有名俳優?超有名歌手?主演の邦画ミステリー作品よりは数百倍安心して見ていられます。
そもそも佐藤二朗演じる犯人が取り調べ中に唐突に出してくる人物の名前。
結果としてそれが事件の鍵になるのだけど、え?そもそもその名前を出す
理由がどこかにあったっけ?
犯人には最後までサイコパスのままで、
そしてその動機もサイコパスのままでいてほしかった。
サイコパスな人が時々人間味を出すのは面白いのだけど(レクター博士のように)、
普通の人(=人間味がある人)がサイコパスの真似をするには無理がある。
まぁとは言え、本作は映画館に足を運ばれて鑑賞することをお勧めします。
トイレに行くことを忘れてしまうくらいに面白いです(笑)
原作を読んでみたい!そう思わせてくれた
「さがす」でもそうだったが、佐藤二朗という役者さんは本作のような得体のしれないキャラクターを演じると超一級だと感じる。
それは彼が凄いのではなく、そこに絡む演者さんたちの「彼に負けまい!」と発する熱量が途轍もないことが原因なのではないかとワタシ的には思うのです。
もちろん福田組のような軽いノリも良いのですが、シリアスな作品の場合、ズドンとヘビーなボディブローを喰らったかのような衝撃を被弾してしまう(気がするのです)。
そこに本作は「一家は離散」とか「髪、切りました?」とか「ホームレス仲間」などのワードが観る側のミスリードを誘ったり「いやいや、まだあの疑問はこれでは解けないぞ」などと一重には腑に落ちない構成になっていて、多少のツッコミどころはあったけれど、二時間越えの作品でありながら一気に引き込まれたままエンディングを迎えてしまった。
映画化に当たっての作品の練り方が素晴らしかったのであろうが、映像を観てから原作を読んでみたいと思える作品になかなか出会えない中、これは文字だけの世界ではどのように没入させてくれるのだろう、そう思わせてくれる良作でした。
公開から半月ほど経過しましたが、ほぼ満席のシアターが、それを裏付けてくれていました。
原作以上の没入感
これは、最上級のサスペンス映画です。
原作も途中まで読んであったのですけど、作品の面白さを正確に再現していると感じたし、どのキャストもハマっていて、演技のうまさも相まって、原作以上に没入できた気がします。
それにしても…
上手いですねぇ、佐藤二朗!
ただの愉快でうるさいオッサンではありませんね。
世間では福田作品での印象が強過ぎて、役者としての価値を見誤られそうですが、本当に凄みのある役者ですよね。
対する山田裕貴も凄かった。
演じた類家刑事は、こちらはこちらで別ベクトルのサイコパスだと思うんですけど、後半にそちらの顔を見せ始めたあたりで目つきが変わって…
ゾクゾクしました。
周りを固めるキャストも軒並み素晴らしくて、137分があっという間でした。
佐藤二郎さんしかできないはまり役
佐藤さんのもつ陽キャイメージだからこそ、「鈴木田吾作」の狂気性が際立った
取り調べ室での会話劇が中心だがよく練られたプロットは画面から一瞬でも目をそらさせない力強さで観るものを縛り付ける
ただし、デティールで気になったのは「群衆」の描き方
どこに爆弾があるかわからない社会パニックの描き方がリアルじゃないのだなぁ
駅でも警察署でも群衆がとても間抜けに見える(まあ、群衆は間抜けで正しいが)
そのパニックを抑える警察側の動きも全然リアルじゃないんだなぁ(警察が間抜けっぽいのは違和感あるよね)
この点だけうまくまとめていればスキのない映画だったと思う
が、そんなマイナス点を凌駕する二郎さんの演技とわれらが山田裕貴(大ファンです)の丁々発止感を見るだけで劇場でお金出してみる価値ありました
臨場感すごい
前半の緊張感から、後半の盛り下がり
予告から楽しみにしていたので、観に行きました。
序盤から、ドキドキ感が続く感じで、早い段階で没入できました。
そのドキドキ感は、やっぱり佐藤二朗さんの演技が大きかったです。
佐藤二朗さんの得意なコメディの演技が、うまく異常者にシフトして落とし込めているのがすごくよかったです。
それもあって、序盤から「どうなっていくんだろう?」とワクワクしていましたが…
「…あれ?いや、その流れだともう終わっちゃう感じ?本当に?いやいやそれだと…わ!スタッフロール流れちゃったー!」
といった感じでした。
後半、事件の真相のシーンを急ぎで無理矢理詰め込んでいる感じが否めなかったです。(真相というか推理)
なんというか、作曲家から「この曲で10までの数え歌の歌詞をつけてください」と言われた作詞家が歌詞を書いてみたところ、6つくらいまで丁寧に歌詞を書き過ぎてメロディが足りなくなってしまい、最後のほうの歌詞が「ななはちきゅうじゅうー♪」になってしまった感じ、とでも言ったらいいでしょうか。
急遽打ち切りが決まったアニメやドラマの最終話を観たような感じとも言えますね。
ハリウッドの有名な監督や脚本家が組んで、うまくリメイクしてくれるといいな、と思いました。
でも、前半のドキドキワクワク感や佐藤二朗さんの演技はオススメです。
見たことのない世界観
ヤバい映画だ。ヤバいヤバいは安易だが、やはりヤバい。
よくわからないし、残酷だし、高評価は気持ちよくはつけてない。しかし、この奇妙な独特な没入させる世界観、作り込み方は、高評価に値する。
兎に角は、佐藤二朗の語り、存在感に尽きる。怪演でしょうね。ヤバいな佐藤二朗は。気持ち悪い仕草、表情から、ヒントを出して。解いていくところ見応えあったな〜。中々のミステリー感。余りこういったの見たことない。
存在感が目立っていたのは、対峙する渡部篤郎、山田裕貴。現場の警察官の伊藤沙莉、坂東龍汰。坂東龍汰がバイクを乗って命がけ熱い、大活躍。しかし爆発で足が🤣怖い。
そういえば、終盤、佐藤二朗に対して、山田裕貴のこの事件終わったら肉を食べて、沢山寝て、それで幸せだみたいな語りのところ、あの話しの流れのなかで言われると、そうそう。って何か良かったなあ。
爆弾が何回も何回も爆発して、ひとが吹き飛んで。怖い。でも人間ってこういった残酷なこと平気で出来るんだよなあ。怖いよなあ。
なんか意味するところが非常に難しい映画。感想が大変なので今回は、ざっくり印象を述べるに留めておきます。
密室で行われるテロ
内容はシンプルで
酒屋の自販機を壊し
店員にケガを負わせたことを
キッカケにそこから
浮浪者が次々爆破を予言していく。
犯人の目的は?動機は?
無差別テロを企てるサイコパス野郎。
端々にヒントがあり
催眠術にかけられている
記憶をなくして思い出せない
取り調べ部屋からの移動を拒否
スタイリストになりたかった
下準備が整った後
(秋葉原爆破
新聞配達バイク爆破
幼稚園保育園
公園のホームレス爆破
自販機爆破
警察署爆破)
に辰馬を殺しているので
タゴサクと明日香は
辰馬の描いたストーリー通りに
筋書きを自分達のアレンジを
加え実行に移した。
謎の部分が
辰馬の死体の爆破は誰が細工した?
タゴサクの話術の根源は?
タゴサクの身の上ばなしは全てうそ?
明日香の計画にタゴサクが協力する義理がない。
ホームレスの時に良くしてくれたからといって
身代わりになるメリットがないし、
哀れんで同情したから?警察に駆け込めば済む話。
明日香の計画をタゴサクが利用したようにもみえる。
あくまでも辰馬の計画であって、
明日香の復讐ではない。
最後の方でも明日香は止めてほしかった
のではと言及されているように。
3回戦の爆破が不発に終わったのは
タゴサクが仕組んでのことだろう。
事実、3回戦に爆破が起こっていない
以上どこかに仕掛けられてるのか、
やはり明日香の自爆未遂ので終わりなのか
視聴者も腑に落ちないまま
モヤモヤして幕を引く。
単なる身代わり犯罪ではない。
タゴサクの底が計り知れない。
佐藤二郎の掴みどころのない
演技力が光り、得体の知れなさが際立つ。
容疑者Xの献身ぽさがある。
最後まで惹き込まれて、もっと観ていたいと思わせる映画
原作は読まず映画から観ましたが、佐藤二郎さん演じるスズキタゴサクの異様さや奇妙さに最初から惹き込まれ、清宮の心の形を見せつけられて怖さと衝撃を受け、動画に嫌悪感とやるせなさを感じ、「彼は一体何なんだろう、何が彼をこんな人間にしたんだろう」と最後まで惹き込まれてしまいました。
類家演じる山田さんも、存在がリアルで目の奥に宿る闘志のようなものも感じられて、とても良かった。
観終わった後も、類家とスズキタゴサクのやり取りをもっと観ていたかったし、佐藤二郎さんや山田さんだけでなく、振り返れば登場するキャストの皆さん全員が本当に良い味を出していたなと思う。
こんなにキャストそれぞれの心理状態が見える映画も珍しいし、それも爆弾の面白さかなと思う。
最後に、渡部篤郎さんの清宮がすごく素敵でした。
全825件中、181~200件目を表示
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