爆弾のレビュー・感想・評価
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不気味なリアリティ
犯人役の話し方や表情の作り方が非常にうまく、不気味を通り越して恐怖すら覚える。
登場する警察関係者は各自信念を持って行動している一方、それを際立たせるためか一般人は愚かな大衆といった印象で描かれている。
社会的弱者や自己顕示欲、ネットリンチ等、現代社会の根底にある問題が事件の引き金として描かれていることや、最後の爆弾が見つかっていないことなど、不穏な雰囲気のまま終幕を迎えている。
ややグロテスクなシーンもあるが、爆発の凄惨な描写と俳優の高い演技力が相まった没入感が高い良作だと思う。
二朗さん キモさ炸裂 超熱演『ドハマリ役』
いや~ 佐藤二朗さん やってくれました。二朗さんに ピッタリ ドハマリな 役でしたね。それにしても コナンくんより 面白かったかも。。謎解き。真犯人。。 自分には 共犯者(首謀者)が 誰か。って事は その場面から すぐ 分かりましたけど。裏には裏が。。リアリティー感、臨場感もあり。。楽しめました。痛々しい 場面も 所々ありましたけど。憎しみ、悲しみ、優しさ、やるせなさ。。 色々と 見せつけられました。しかし 警察官。何 やってんだ。。って 疑いたい事も 描かれてて。。最後は 1つ 謎のまま 終わっちゃいました。とても 気になります。。二朗さんの 指が 45度ほど 曲がった時は 笑ってしまった。そのまま テーピングするとか (笑) この作品 最後まで 謎めいていて キモい部分も 多くありましたけど とても 楽しめました。
今年のミステリー作品の中では一番
「読み合い」「読ませ合い」のカッコイイ頭脳戦
事前情報は、予告編だけで興味を惹かれたので、原作未読のまま観ました。
よくある主役以外が馬鹿な雑ドラマは嫌いなので心配でしたが、杞憂でした。
物凄く面白かったです。こういうのが観たかったんです。
私が面白いと感じた理由は特に以下2つの要素でした。
1つ目は、警察も犯人も優秀で、高度なせめぎ合いをする事です。
取調べの会話劇はもはやバトルシーンでした。相手を喰って主導権を握るために、人格や社会的役割を探り合って看破する。言葉の裏を探りつつも、探らせる言葉を返す、何重にも仕組まれた会話の応酬にワクワクします。
2つ目は、俳優すげえって思いました、演技が素晴らしかったです。
演技の凄さで登場人物に人間味あって、作品自体を立体的で深みのあるものにしてます。取調べ中の些細な表情も見逃せないくらいの緻密さがあります。佐藤二郎さんや山田裕貴さんはもちろんの事、渡部篤郎さんの表情にも唸りました。そして類家の丸眼鏡の下の鋭い眼光がとても魅力的でした。山田裕貴類家の活躍をもっと観たいです。
最大の魅力はおそらく上記2つが見事に噛み合っている事だと思います。
片方だけではテクニカルな映画だったり、ウェットなドラマと感じたと思います。
両輪が相性良くお互いを高めている、それが本作の最大の魅力だと感じました。
唯一「爆弾」というタイトルの凡庸さに違和感がありましたが、ひょっとしたら、爆発して社会を壊せる能力のある人間そのものを指しているのかな?と思ったり思わなかったり。
私もドラゴンズファンです
見入ってしまいました。面白かったです。
野方署内と取調室のセリフ劇と事件が起きている都内の現場、そして発端となる過去出来事が見事に組み合わされて見る側が混乱せず置いてきぼりにならず楽しめました。
ズズキの言葉は風貌に似つかわしくないほど知能の高さを見せている。恐ろしい程の役者佐藤二朗さんの演技力に喝采です。
彼が提示する謎を類家が解いて説明してくれるシーンは楽しめます。なかなかに難しく見ているこちらも視力、聴力、頭脳がフル回転です。
ラストで「ズズキタゴサク」の身元は不明のままである。とのセリフがあったが、えっ!日本でそんな事あるの?と思いました。
そもそも彼の動機が解らない、彼のこれまでの人生が解らない、ホームレスだった事、石川明日香に巻き込まれた事は解ったがその他は全くの謎。次は彼の人生を描いて欲しい。
なぜドラゴンズファンになったのか?
面白かったですが、ラストがバタバタかな
予告編が面白そうなのと舞台が阿佐ヶ谷駅や西武線沿線も多そうなので鑑賞。
とにかく出だしから「スズキタゴサク」に押し切られる世界観で見てる人を引き込むエネルギーが凄かったです。
佐藤二朗の迫真の顔芸と冷静な交渉役の渡部篤郎と山田裕貴が真相に迫ります。
惜しいのが最後のオチで、ネタバレになるので詳細は伏せますが、バタバタしたラストの展開で
「スズキタゴサク」の犯人像が微妙にズレてしまったような気がしました。
酔った勢いで酒屋で捕まっただらしない浮浪者の中年親父が実は・・・。というのは面白い設定な反面、演技がリアルなほど知能犯?とのギャップがでます。
多分小説版のがラストは説得力はある気がします。
しかし緊迫感と密室劇のサスペンス作品としておススメ度は満点に近いです。
佐藤二朗の演技賞の受賞が楽しみ。
佐藤二郎ワールド
原作が気になる
前半のスズキタゴサクと警察との駆け引きは、ミステリー要素もあり、頭は良いが狂った犯人像でまるでブラピの『セブン』を彷彿とさせるワクワク感たっぷりな展開。正直ここ10年くらいで1番好きな映画。
後半は一回戦よりも二回戦のワクワク感がない。3回戦の結局爆弾について明かさない感じは嫌いじゃないが、動機や石川明日香とのやりとりがあまり描かれていないため、20倍に薄めた『容疑者Xの献身』という感じ。
「等々力を用意しとけ」というセリフがあったり、タゴサクが初め等々力としか話さないと言っていたので、三回戦でその辺の回収をして欲しかった。
原作が面白いらしいので、気になる上、小説は続編もあるようなので、そちらもチェックしたい。
とは言え、前半の盛り上がりは一級品なので4.5で。
主演男優賞は佐藤二朗に決まった
モヤモヤ
146本目。
120分越え、2本観るのしんどいし、前の方2列くらいしか席空いてないから帰ろうと思ったけど、まあ勢いで。
一番美味しいのは佐藤二朗だけど、ドラゴンズをネタにされてるのは、山田裕貴はどう思ってんのかなあと、いつもの如く余計な事考えてる。
心理戦は面白いけど、何でホームレスが?とは思うけど、まあいても可笑しくはないといい聞かせ、山田裕貴主役だけど、この構成だと物足りなさはある。
追い詰めてる様で、追い詰めてない、五分五分とは言ってるけど、明らかに犯人の勝ちだし、どうなるどうなると期待はするけど、時計見たら嫌な予感。
原作知らないからあれだけど、ここまで長い時間引っ張ってそりゃないよとは思う。
そこまでが面白いのがもったいない。
好きな俳優陣
佐藤二朗さんの演技とクオリティが高いが、後半が微妙。
この映画の見どころは佐藤二朗さんがスズキタゴサクの無邪気な狂気を完璧に演じているところです。佐藤さんはコメディなイメージが強かったですが、この映画で佐藤さんはサイコパスな役も似合うなぁ〜と関心しました。
ただ、ストーリーは前半まではこれからどうなるのかとワクワク感でいっぱいでしたが、後半から「?」となる部分が増え、最後は正直よく分かりませんでした。考察できる方には分かるのかも知れませんが、私には難しかったです。
あと、佐藤二朗さんと山田裕貴さんがW主演なのかと思っていましたが、前半は渡部篤郎さんで、山田裕貴さんは後半からメインになる感じでした。
ですが、各俳優さんの演技、演出のクオリティはとても高い映画だったので、見る価値はあると思います。
爆発の音や、少しグロテスクなシーンもあるので、苦手な方は気をつけてください🙏
後半がなぁ〜
ミステリーとかサスペンスで一番難しいのは動機の設定だと思う。
この映画でも、2回戦の爆弾の場所、知らないんだろってところがピークで、その後の展開については、疑問が多くてついていけなかった。
夏川結衣が、息子殺してから、スズキに頼んで、犯人のフリするには、そこそこ時間がかかると思うけど、数日とか、そんなに先の日にちでタイマーセットしてたんかな。←親父の飛び込み自殺した日時から逆算?
あと、息子が共犯の二人を毒殺する意味は?
口封じなら、犯行完遂後の方がイイんでは?
少なくとも、直前?
息子が母親をシェアハウスに連れ込む理由もわからん。犯罪(復讐?)するつもりなら、尚更。あんな怪しいアジトに親入れる?
まあ、母親が息子の犯行を止めるために息子を殺すのもわからんけど。
それにしても、夏川結衣は何がしたかったん?
あの最後の爆弾は、説明書つけて送られて来たんかな?
キリがないのでやめますが、誰か教えて欲しいくらいです。
とにかくジローさんがすごい
原作より数段キモさと怖さと迫力のあるタゴサクだった。この役できる人他にいるだろうか。くるくる変わる表情や感情の変化、動画の長台詞など目が離せなかった。ほんと、福田作品のどもりキャラとかもうやめた方がいい。。すんごかった。
山田くんの類家も良かった。後半からの活躍になるからどうしてもジローさん主役感が否めないが、無表情ながら目で射殺す、ちょっと頭おかしな役がすごい似合う。今年の山田三部作の中では間違いなくいちばん当たり役!
そして他の役者さんたちもみんな良かった。渡部篤郎さん、染谷くん(原作イメージはもうちょっとオヤジだったけど)、伊藤沙莉ちゃん。
山田推しとして、彼が春頃原作を絶賛していたから、夏前には早々と読んでから臨んだ。原作も面白かったし、映画でカットされたディテールを補完しながら見れたので読んだことは後悔していないけど、先が見えない状況でみたらさらに興奮したろうな、というのは否めない。究極の二択。
全体的になぜ、が大きくカットされてた印象でそれはちょっと勿体無い。あと、類家の推理も大分カットにより等々力の方が活躍した様に見える?なぜ、に疑問を持った人は原作読むと良いと思う。
原作もだけど、警察が血気盛んすぎて、頭に血登って他の可能性をちゃんと検討しないキャラが多すぎて、ちょっとそこだけは無理を感じる。少しでいいからそっちにも人回そう、とか折衷案はないんかいな。まあ一刻を争う事態なのと、一つの決断で凄まじい数の人を動かすから仕方ないのかな。。責任取れんのか、責任とります、何度も出てきた台詞だけどあれだけの事態になってどう責任取ったのかな。
でもとにかく夢中になってみれる映画でした。良かった!
無事見れたから次は原作続編を読もうっと!(懲りない)
爆弾・東京同時多発爆破計画・ゲーム
爆弾
爆発予言をする男に警察は翻弄される。
爆弾を作った人、爆破した人、爆発唆した人、爆弾に隠れた人、爆弾あると予言した人、探す人、ゲームにした人。
誰が悪いのか、悪くないのか、一番悪いのは誰か?
犯罪者は誰か?
佐藤二朗の快演で、
誰もが悪意を意識してしまい、
犯人を取り逃がす…
続編が楽しみ…
レビュー126
( ^ω^ )
爆弾
「このミステリーがすごい!2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名ベストセラー小説を実写映画化したリアルタイムサスペンス。
東京のどこかに“爆発予定の爆弾”が仕掛けられたという前代未聞の事態のなか、取調室での攻防と都内各地での爆弾捜索の行方を同時進行で描き出す。
酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された正体不明の中年男。
自らを「スズキタゴサク」と名乗る彼は、霊感が働くとうそぶいて都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告する。
やがてその言葉通りに都内で爆発が起こり、スズキはこの後も1時間おきに3回爆発すると言う。
スズキは尋問をのらりくらりとかわしながら、爆弾に関する謎めいたクイズを出し、刑事たちを翻弄していくが……。
スズキとの交渉に挑む刑事・類家役で山田裕貴が主演を務め、
スズキタゴサク役で佐藤二朗、
爆弾捜索に奔走する巡査・倖田役で伊藤沙莉、
スズキの過去を探る刑事・等々力役で染谷将太、類家の上司・清宮役で渡部篤郎、倖田巡査の相棒・矢吹役で坂東龍汰、スズキの見張り役を務める刑事・伊勢役で寛一郎が共演。
「キャラクター」「帝一の國」の永井聡監督がメガホンをとった。ロックバンド「エレファントカシマシ」の宮本浩次が主題歌を担当。
爆弾
2025/日本
全1181件中、1021~1040件目を表示
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