「とても怖くて面白かったのだけれど…」爆弾 多摩っこさんの映画レビュー(感想・評価)
とても怖くて面白かったのだけれど…
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タゴサクは、
「霊感」という予言に干支や石川啄木を散りばめるなど高度な教養の持ち主で、
しかも捜査官にズバリ言い当てられても知らん顔できる胆力があり、
後ろの刑事を抱き込めるほどの人心掌握術まで持っている…
映画ではなく原作の責任だろうが、
日本中を見渡しても、そんな有能な人間はなかなかいないにもかかわらず、
タゴサクが代々木公園でホームレス生活を送っていた、という設定はいかがなものか?
(作者は、タゴサクが「世捨て人」で通用すると思ったのか?)
アスカに「頼まれた」「利用された」から野球帽を捨てて身代わりになった、というのは、
頑強でドMなタゴサクにしてはメンヘラのようにナイーブな筋書きで、説得力がない。
そんな疑問を含め、最後の爆弾の所在も合わせて「謎」で終わらせることが鑑賞者(読み手)に恐怖感と問題意識を与えられると思ったのだろう。
しかし、そういう「謎」で問題意識を持たせる手法は、古い。
20年前の韓国映画みたい。「殺人の追憶」「嘆きのピエタ」「復讐者に憐れみを」…枚挙にいとまがない。
逆に消化不良になって、「この監督(作者)、もったいぶって逃げやがったな」と思われるだけ。
自分で広げたフロシキは、自分で畳むクセをつけるべきだろう。
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