「R15+級の性的・暴力的描写」爆弾 観たい日は休みますさんの映画レビュー(感想・評価)
R15+級の性的・暴力的描写
「親子で観るにはちょっと気まずいかも」と思ってしまうタイプの作品でした。R指定はないものの、性的な描写やセリフ、グロテスクな死傷表現が想像より強く、体感はR15+級。配信された際は視聴シーンにご注意を。
キャスティングは本当に良かったです。佐藤二郎さんのスズキタゴサクの不穏さは、もはやホラーの領域。無邪気で気味が悪い。山田裕貴さんの類家の天才と狂気の同居も説得力があり、伊藤沙莉さんの倖田のまっすぐさは救いの光のようで、感情の芯がブレない存在感。染谷翔太さんの等々力の陰鬱さは物語の湿度を高める役割として完璧でした。
一方で、渡部篤郎さんと加藤雅也さんはややもったいない使われ方だった印象。俳優の格に対して脚本や演出が追いついていないのか、あるいはこのレベルの俳優じゃなくても成立したのでは…? と感じてしまったのも正直なところです。
展開は「よくある爆弾サスペンス」とは違い、予想外のタイミングでこちらの心臓を鷲掴みにしてくるので、普通にめちゃくちゃドキドキしました。謎解き要素やスズキタゴサクという正体不明の存在が生む不穏さも面白い。ただ、真犯人の動機や人物描写の積み上げが弱く感じられ、感情移入や“腑に落ちる感”はやや薄め。警察サイドが無力すぎる点もついツッコミたくなります(無能すぎない?)。
あと完全に私の勘違いなんですが、作中で出てくる「ハセベユウコ」を女性だと思い込んで観てしまい終始混乱。上映後にユウコじゃなくてユウコウで、加藤雅也さんのキャラだと気付きました。
総評としては、今までにないタイプのサスペンスだけど、スッキリ爽快ではない。俳優のマッチ度と心拍数を上げに来る演出は映画館で見る価値はあります。続編でこれを超える事件描くの大変そうだな…と思いつつ、シリーズになったら面白そうだと思いました
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