「「佐藤二郎」劇場…⭐︎」爆弾 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
「佐藤二郎」劇場…⭐︎
知り合いが鑑賞して面白かったとのことだったので遅れての鑑賞。
公開から一か月以上過ぎたのに日曜日の午後は満席だった。
予告編では山田裕貴がクローズアップされていたけど完全に佐藤二郎の一人勝ちの映画。
内容は皆さんがコメントされている通りに佐藤二郎演じるスズキタゴサクなる人物が
東京都内に爆弾を仕掛け、それが次々と爆発し警察との間で心理戦のような闘いをする
物語。
でも、実際にはそんな単純なものではなくて幾つかの絡みで練り上げられていて
「このミス大賞」に選ばれただけのある内容。
佐藤二郎が染谷将太演じる等々力刑事の言葉通り無邪気で残酷な人間になりきっていて
長台詞とオーバーアクションとも言える動きで警察陣を翻弄して行く。
佐藤二郎なのかタゴサクなのかわからなくなるほど見ている方も彼に魅了されていって
しまう圧巻の演技。
先に原作があるのだが彼がいなかったらこの映画は成立しなかったと思う。
それほど似ているとは思えないのに「羊たちの沈黙」を思い出した。
監督が「キャラクター」の永井聡と知り、これも納得。
ラストが少しモヤモヤとわからない気分になったのは残念で、原作を読んでみよう。
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