「個人的には合わない作品でした」爆弾 Bigcatさんの映画レビュー(感想・評価)
個人的には合わない作品でした
非常に気にはなっていた作品でした。とはいえ、本作品よりも早く上映終わってしまいそうな他作品の鑑賞を優先した結果、本作品は公開1か月半もたってからようやく見ることになってしまいました。
満を持して見に行ったのですが、大変恐縮ながら、個人的には合わない作品でした。
スズキタゴサク氏の犯行動機がどうにも薄く感じられてしまったというのが第1の理由です。鑑賞を終えても、あそこまでの込み入った計画を立てて実行したかっただろうかとは思えず、最後までこの作品の世界に入り込めませんでした。
そしてもうひとつ、爆弾の調達方法がどうにも本当らしく思えなかったのも、覚めた目で見てしまう要因となってしまいました。
爆薬から製造したということのようですが、あれだけの回数分となると、相当大量の材料が必要となり苦労しそうですが、そこがほぼ描かれていなかったのが不自然というか、設定不足過ぎて、この作品の良い面がすべて台無しになってしまっているように感じました。
誰かタバコを吸おうと火をつけようとするシーンも逆効果にしか思えませんでした。その程度の知識・能力しかない人物が犯人側にいては、これほどの大計画はとても無理、と思ってしまうマイナス要素にしかはたらきませんでした。
タゴサク氏と捜査官との間の息のつまるようなやり取りが生きてくる前提・土台として、どう爆弾を用意したかについても、相当綿密な設定が必要だと思いましたが、どうもそちらはあまり練られていないようで非常にアンバランスに思いました。まるで犯人というものは、いつでも好きなだけ爆弾を手に入れられる魔法が使える特権でも与えてもらえるのか、というレベルの唐突さがどうにも私には合わなかったです。
また爆弾に関しては、あのわずかな人数であれだけ広く多くの場所に同時期に仕掛けられるのか、というところも無理がありすぎると思いました。いくらフィクションとはいえ、タイトルが「爆弾」なのですから、爆弾の入手や設置方法にもう少しは現実味のある設定がほしかったです。
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