「悪夢に出て来そうなサトウタゴサクのドアップ」爆弾 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
悪夢に出て来そうなサトウタゴサクのドアップ
サスペンス映画を観て、こんなに不愉快極まりないお話しなのにガッツリと引き込まれるのは久しぶりでした。警察の取調室で爆弾の爆発を次々と予言する身元不明の男と取調べ担当の刑事との知能戦を描く内容で、最後まで緊張が途切れることのない極上のサスペンスドラマでした。取調室からの情報がリアルタイムに共有されるため、警察幹部や爆発現場の警察官達のアクションがシームレスに展開されるのは、緊張感を高める上手い方法です。また、取調室での容疑者と刑事達との息詰まる頭脳戦は、まさにこの作品の白眉であり、皆さん絶賛の佐藤二朗の怪演は言うに及ばず、いつの間にか相手の術中にはまり崩れていく渡部篤郎や寛一郎の受けの演技も最高です。とは言え、ドラマの後半での爆弾を製造した青年やシェアハウスの同居人の考えや目的がよく分からず、スズキタゴサクの関わる必然性も、脚本では説明不足のように感じました。続編で分かるのかな?役者では、佐藤二朗演じるスズキタゴサクは、犯罪映画史上に残る名キャラクターです。頭脳派刑事の山田裕貴も、それに負けないカメレオン振りでした。
シネマディクトさま
「鬼滅」の「オムレツの呼吸・ナポリタンの型」以来!?、お久しぶりです🙂
タゴサクのキャラクターに、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターや、『セブン』のジョン・ドゥを上げている方が多いようですが…
佐藤二朗さんのタゴサク絶賛レビューが多い中で書くのを躊躇っていましたが、タゴサクはある意味「ゴジラ映画のゴジラ」だと思っています。
岡田翔太Pのインタビュー「原作を読みながら、類家は山田裕貴くんにしか見えなかった」「タゴサクは最終的に5人候補がいて、佐藤二朗さんに決まった」他の4人が誰だったのか、ずっと気になっています。
シネマディクトさんのレビューの最後に、山田裕貴さんの名前があってうれしかったです😙
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