「帰りは駅で気をつけないと💦」爆弾 まるるんさんの映画レビュー(感想・評価)
帰りは駅で気をつけないと💦
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🎬 『爆弾』鑑賞(2025/11/26)
今日は仕事帰りに『爆弾』を観てきました。
劇場を出た瞬間、思わず深呼吸してしまうほど――胸の奥が震える体験でした。
まず言わせてください。
佐藤二朗さん、圧巻。まさに怪演。
柔らかな笑みの裏に潜む底なしの闇。
一言発するたび、取調室の空気が変わり、観客の心拍数を乱す。
“俳優・佐藤二朗の本気”を見せつけられたようで、背筋がゾクッとしました。
そして、その怪物のような爆弾魔に真正面から挑む天才肌の刑事。
山田裕貴さんの演技もまた、光のように鋭く冴えわたる。
静かに燃える闘志と、揺るぎない洞察力。
彼が取調室の椅子に座った瞬間、空気の密度が変わるのがわかります。
二人の“声”と“視線”だけで繰り広げられる攻防は、もはや戦いというより、魂同士のぶつかり合い。
その濃密なやり取りに完全に呑まれ、気づけば137分が一瞬で過ぎていた。
あまりの緊張感に、せっかく買ったジュースを飲み忘れていたほどです。
それくらい、スクリーンの向こうの世界に引きずり込まれました。
取調室の沈黙すら刃物のように鋭く、観ているこちらまで呼吸のリズムを乱される。
邦画の会話劇が持つ底力を、心の奥で再確認した時間でした。
ドラマチックで、静かで、恐ろしくて、美しい。
そんな余韻を心に残す作品。
ぜひ劇場で、この圧力と興奮を体験してみてください。
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