「終盤、雑に進んだのは何故?」爆弾 うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)
終盤、雑に進んだのは何故?
何回も予告編を観る機会があり、期待度が上がっていた。原作は未読、情報もスルーして、ネタバレもせずにたどり着いた。
始まって早々、佐藤二郎の怪演がいつも見掛けるものと違う。
染谷将太の分からなくもないは分からなかったけれど、無邪気と言う一言でスズキタゴサクを見誤ってしまった。
渡部篤郎の表情が変わって行くのも面白かったが、満を持して向かい合った山田裕貴を引き回すタゴサクとの丁々発止は途中まで良かったが、終盤端折られた感じになり推理やハッキリした証左も無い雰囲気に。
雑な感じで終わってしまった。
途中までこのタゴサクをどうしていくのか?キャストの反応を集中して見ていたのは間違いなかったが、終盤息切れした感じが残念だ。
わからなくもないはわからなくもないけれど、だからって現場であんなんしてたらゃいかんでしょうし、そんな事をNEWSにしてるマスコミもアホとしか…。
逆恨みで世の中に報復したい気持ちになるのはわからなくもない(笑)
タゴサクの理屈がテロリストとかサイコパスって感じだったけど、知らん人が知らん所で爆発に巻き込まれて死傷ってNEWS見たとして
自分でなくて良かった。
しりあいが巻き込まなくて良かった。こんな事になって可哀想。
犯人許せん。…位が普通の反応でしょう。
自分は作中で最も憎らしい人物はスズキタゴサクとして、次に来るのがタゴサク(爆弾メンバー)に恨まれてる一般人達だったりする。「危険物が…」とか言われて危険があるのに、日常生活を優先する様は、これで吹っ飛んでも仕方ないのでは?等と思ったりする。
その点でスズキタゴサクは憎たらしいが、自分の感覚はスズキタゴサク寄りになっていたので自分はブチギレたりしない様気を付けて生きようと思う。
安全だと言われていた平和な時代(表面的)が終わろうとしているタイミングで、この作品を観た事は忘れないようにしたい。
ただ、コレ簡単に模倣出来たら恐いね。
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