「取調室で行われる『99人の壁』」爆弾 ひみあさんの映画レビュー(感想・評価)
取調室で行われる『99人の壁』
事前情報無しで鑑賞しました。
個人的に体調が悪くなり一時的に退場したのですが、全部ちゃんと観ていたとしても評価は変わらなかったと思います。
原作は面白いのでしょうが、映画では感情の波を揺さぶられませんでした。
もっとサスペンスとしてのコントラストがほしかったです。心理的な圧迫感や絶望感が薄いまま進むのが残念。
刑事を翻弄する佐藤二朗さん演じるタゴサクの狂気と悪のカリスマ性が見どころなのでしょうが、『クイズ99人の壁』のイメージのままいつもの佐藤二朗さんでした(上手い役者さんなのだが)。
むしろ加藤雅也さんや渡部篤郎さんがタゴサク演ったほうが不気味な存在感を出せたのではないでしょうか。
爆発シーンはかなり攻めてはいるんだけど、CGの質がショボい。韓国映画(崇拝者ではないけど)の熱量や容赦ない演出と比べるとスケールが小さく感じました。予算の関係もあるのでしょうが。
あと夏川結衣さん演じるアスカの家族の不幸と事件の伏線も曖昧で、結局モヤモヤ…。途中観てなかった私の自業自得ならすみません。
時節柄、鑑賞前は体調を整えることが大事ということを実感しました。
皆さまもご自愛ください。
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