「長い2時間半」爆弾 ジョーフキョーさんの映画レビュー(感想・評価)
長い2時間半
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現実を知らない人間が妄想で作った映画という印象を受けました。もしくは、漫画の世界をそのまま現実にしてしまった感じです。
どこの場面を切り取っても浅く、登場人物の描写も薄いです。
映像作品でありながらセリフが非常に多く、セリフで状況の説明をしています。また、やり取りもマンガやアニメ感が拭えません。
物語の展開や設定も厳しく、事件に関わる人間はカッコつけだけの無能に見えます。
性的に強い要素を入れていますが、視聴者を引きつけるためだけの要素に思えます。
なにより一番魅力的でなければならないスズキタゴサクが痛々しいほど空回りしており、そのため、スズキと警察のやり取りが退屈です。佐藤二朗と加藤雅也は入れ替えた方が良いと思いました。
命は平等か?などのテーマめいたものが出てきますが、それに対するアプローチが弱いためメッセージ性として受け取りにくく、中途半端です。
それよりももっと世界観や設定をしっかり作り込み、映像で魅せる映画であればよかったなぁと思いました。
名作セブンや羊たちの沈黙を感じさせる部分もありましたが、それだったらセブンと羊たちの沈黙をもう一度観た方が有意義でしょう。
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