「まさにスズキタゴサクの生き写しな佐藤二朗さんに拍手」爆弾 ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)
まさにスズキタゴサクの生き写しな佐藤二朗さんに拍手
得体の知れない爆弾魔・スズキタゴサクを完璧に演じ切った佐藤二朗と、その犯人と対峙する刑事・類家(山田裕貴)、轟(染谷将太)、清宮(渡部篤郎)の気迫ある演技に、骨太なサスペンスミステリー作品に仕上がっていて見応え十分。
さらに原作にも忠実に作られており、原作ファンにも満足な内容じゃないかな。映像化されたことで爆弾テロの凄惨さも原作以上に感じられて、よりシリアスさが深まったと感じました。
ただなんだろう。心なしか鑑賞しててカタルシスを感じない物語に、今一つ、のめり込めない印象もちらほら芽生えてしまった。キャラクター同士の駆け引きの面白さは間違いないものの、出発点となる根底となる事象について腹落ちしないので、砂上の楼閣というか全体的に作り物めいた感覚を覚えてしまった次第です。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
