「俺の頭が悪いだけなら、この映画は最高傑作だ。」爆弾 北極punchさんの映画レビュー(感想・評価)
俺の頭が悪いだけなら、この映画は最高傑作だ。
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ただの酔っ払いが怪物になるまでの映画。
話すだけでどんな冷静な刑事でも取り乱す悪魔の男。
佐藤二朗という名バイプレイヤー。
本当に演技がすごかった。
オチはあまり納得いってないけど、ハッとさせられるシーンがいくつもあった。あのゲームのオチは…身震いした。これこれ。この魅力が映画の本質だよね。
ーーーーここからネタバレーーーー
ただ、物語を俯瞰してみると、
スズキタゴサク(佐藤二朗)はそんなに頭がキレる男なのか?
石川啄木などの謎の出し方を含め、そうは見えない。狂気がそこまで滲み出したが故の行動であれば、一回は落ち着くだろうが。
暴き方も難解だし、結果的には解決したように見えてはいるが…一個一個のパズルがとても難しく全てを理解できなかった。
とりあえず、良かった点を整理したい。
•スズキタゴサクの、倖田(伊藤沙莉)に向けてのあの発言、本当に気持ち悪かったし、完璧な間。
•類家(山田裕貴)の、「ドラゴンズの選手の名前なんだけどね」の後の発言。「え!?」ってなった。上手すぎる。
いまパッと思いつくのはこの2点。どの演技にも申し分がなかったので、全演者には100点を贈りたい。ただ、物語をもう少し分かりやすくしてもらえたら、一切の文句もない映画だった。
俺の頭が悪いだけなら、この映画は最高傑作だ。
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