「原作を読んでみたい!そう思わせてくれた」爆弾 ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読んでみたい!そう思わせてくれた
「さがす」でもそうだったが、佐藤二朗という役者さんは本作のような得体のしれないキャラクターを演じると超一級だと感じる。
それは彼が凄いのではなく、そこに絡む演者さんたちの「彼に負けまい!」と発する熱量が途轍もないことが原因なのではないかとワタシ的には思うのです。
もちろん福田組のような軽いノリも良いのですが、シリアスな作品の場合、ズドンとヘビーなボディブローを喰らったかのような衝撃を被弾してしまう(気がするのです)。
そこに本作は「一家は離散」とか「髪、切りました?」とか「ホームレス仲間」などのワードが観る側のミスリードを誘ったり「いやいや、まだあの疑問はこれでは解けないぞ」などと一重には腑に落ちない構成になっていて、多少のツッコミどころはあったけれど、二時間越えの作品でありながら一気に引き込まれたままエンディングを迎えてしまった。
映画化に当たっての作品の練り方が素晴らしかったのであろうが、映像を観てから原作を読んでみたいと思える作品になかなか出会えない中、これは文字だけの世界ではどのように没入させてくれるのだろう、そう思わせてくれる良作でした。
公開から半月ほど経過しましたが、ほぼ満席のシアターが、それを裏付けてくれていました。
等々力が尊敬する先輩ですから、長谷部は真面目で正義感の強い人だったと思います。悲惨な事件が続いて病んだのでしょうね。でも妄想を心の中にとどめておけずに行為をしてしまっては、元々異常性癖者であったように報道されてしまいます。
今晩は^ ^ レビューにイイネ有難う御座います、遅くなりましてスイマセンorz
仰る通りです、原作読みたくなり読み始めました‼︎ ほぼ映画のままで感心してます(/ _ ; )
続編、楽しみですね~~
タゴサク氏、実は元エリートだったりして。
法廷ものみたいと聞きこみましたが、類家や等々力の活躍はあるんでしょうか。今作でちょっと地味だったので、等々力に活躍してほしいです!
共感ありがとうございます!
自分も原作を読んでみたくなりましたが、原作では続編が書かれていて、映画の方も連動して次回作の製作がほぼ決定しているみたいなので、順番は逆ですが映画を観終わってから原作の方に着手しようと考えてます。
共感とコメントありがとうございます。
ラストのタゴサク氏の表情、堪能していただけてうれしいです。
スズキタゴサクにしか見えないんだけど、いつもの佐藤二朗なんですよね。
役になりきるというより役を自分に引き寄せている?と思いました。
ニコラスさん 共感有難うございます。
映画の中では惜しげ無く無気味さを発揮してた佐藤二朗さんも、共演者の皆さんから慕われてる所がチームワークの良さを感じさせられます。変な言い方かも知れませんが、そこから来る揺るぎない安定感は観ていても安心して観てられる感じがしました。裏切らないと言うか…分かりづらくてすみません😭
共感ありがとうございます。
比較的、べらべらとよう喋るの、な役が多い印象ですが、今作はそうある必然性が感じられるイイ役だったと思いますね。他のレビュアーさんによるとソコから離れる様なメソッドだったらしいですが、ホプキンスやケビンスペイシー演ってと言われれば絶対演りますよね。
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