劇場公開日 2025年10月31日

「密室で行われるテロ」爆弾 toさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 密室で行われるテロ

2025年11月16日
PCから投稿

内容はシンプルで
酒屋の自販機を壊し
店員にケガを負わせたことを
キッカケにそこから
浮浪者が次々爆破を予言していく。
犯人の目的は?動機は?
無差別テロを企てるサイコパス野郎。

端々にヒントがあり
催眠術にかけられている
記憶をなくして思い出せない
取り調べ部屋からの移動を拒否
スタイリストになりたかった

下準備が整った後
(秋葉原爆破
新聞配達バイク爆破
幼稚園保育園
公園のホームレス爆破
自販機爆破
警察署爆破)
に辰馬を殺しているので
タゴサクと明日香は
辰馬の描いたストーリー通りに
筋書きを自分達のアレンジを
加え実行に移した。

謎の部分が
辰馬の死体の爆破は誰が細工した?
タゴサクの話術の根源は?
タゴサクの身の上ばなしは全てうそ?
明日香の計画にタゴサクが協力する義理がない。
ホームレスの時に良くしてくれたからといって
身代わりになるメリットがないし、
哀れんで同情したから?警察に駆け込めば済む話。
明日香の計画をタゴサクが利用したようにもみえる。

あくまでも辰馬の計画であって、
明日香の復讐ではない。
最後の方でも明日香は止めてほしかった
のではと言及されているように。
3回戦の爆破が不発に終わったのは
タゴサクが仕組んでのことだろう。
事実、3回戦に爆破が起こっていない
以上どこかに仕掛けられてるのか、
やはり明日香の自爆未遂ので終わりなのか
視聴者も腑に落ちないまま
モヤモヤして幕を引く。
単なる身代わり犯罪ではない。
タゴサクの底が計り知れない。

佐藤二郎の掴みどころのない
演技力が光り、得体の知れなさが際立つ。
容疑者Xの献身ぽさがある。

to
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