「最後まで惹き込まれて、もっと観ていたいと思わせる映画」爆弾　mocomoco727さんの映画レビュー（感想・評価）

原作は読まず映画から観ましたが、佐藤二郎さん演じるスズキタゴサクの異様さや奇妙さに最初から惹き込まれ、清宮の心の形を見せつけられて怖さと衝撃を受け、動画に嫌悪感とやるせなさを感じ、「彼は一体何なんだろう、何が彼をこんな人間にしたんだろう」と最後まで惹き込まれてしまいました。
類家演じる山田さんも、存在がリアルで目の奥に宿る闘志のようなものも感じられて、とても良かった。
観終わった後も、類家とスズキタゴサクのやり取りをもっと観ていたかったし、佐藤二郎さんや山田さんだけでなく、振り返れば登場するキャストの皆さん全員が本当に良い味を出していたなと思う。
こんなにキャストそれぞれの心理状態が見える映画も珍しいし、それも爆弾の面白さかなと思う。
最後に、渡部篤郎さんの清宮がすごく素敵でした。