「佐藤二朗、痺れるほどの怪演」爆弾　ホワイトフォールはなざわさんの映画レビュー（感想・評価）

前評判が良かったので、まさに佐藤二朗を観に映画館に足を運んだ。そして満足のいく佐藤二朗の演技を浴びたと思う。
佐藤二朗に対峙する染谷将太、渡部篤郎も山田裕貴も取調室という閉鎖空間の空気がヒリヒリするくらいのまるでバトルを観ているかのようだった。どの演者も素晴らしすぎる。
常に後味の悪い、なにかを引きづる感じで、ずっと抜けないトゲみたいのを感じた。発端となる事件も、動機も、最後のモノローグまで。

ただなぁ、エンディング曲が……なんか違うねん、てなった。宮本浩次は好きだ。曲もいい。でもこの映画のラストに流すのはなんか違うって気持ちになって……、完全に求めてない後味の悪さで映画館をあとにした。これは完全に個人の好みかもしれないが……