劇場公開日 2025年10月31日

「後半の失速 この尺内で納得させるのは無理」爆弾 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 後半の失速 この尺内で納得させるのは無理

2025年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

これまで佐藤二朗がどんな役を演ってもコメディに見えてしまって困った。「さがす」も「あんのこと」も肝心なところでシリアスを装って笑かしにきているとしか思えずダメだった(私は彼が出るだけでもう勃たないのだ)。そして今作も半信半疑で臨んだのだがありがたくも杞憂に終わりその役柄(スズキタゴサク)が演じる演技を佐藤二朗が演じ、真偽混沌となる大正解の大当たりで彼は日本のエセサイコパスの第一人者となったかも知れない。そして伊藤沙莉、染谷将太、寛一郎・・等々周りの役者が贅沢に揃っていてかなり幸せな観劇時間を過ごせた。刑事ドラマの常とは言え、警察組織のディスり方もかなり一線を越えた充実感があり、終始淡々と取り調べを進めていた渡部篤郎のブチ切れる瞬間がたまらない。そして何より秋葉原や阿佐ヶ谷での爆破シーンをよくぞリアルにドカンと描いて見せてくれたVFXチームに拍手。照明スタッフも優秀だったと思う。だが最後に廊下ですれ違う染谷の演技が心残りでもっと前半と同じ普通な感じなら良かったのにと思うと残念。

たあちゃん
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